どのようにして新築マンションを選べばいいのか?
右も左も分からない方やマンション選びにあまり時間をかけたくない方のために、失敗しないマンション選びの方法を5つのステップに整理してみた。
5段階に分けて徐々に物件数を絞り込んでいくことと、モデルルームに出かけるのは1件に絞り込めた最終段階であることがポイント。
【もくじ】
STEP1:住みたいエリアを決める
STEP2:具体的な物件を10件選ぶ
STEP3:口コミ情報で5件に絞り込む
STEP4:資料請求して3件に絞り込む
STEP5:現地を確認し1件に絞り込む
STEP1:住みたいエリアを決める
通勤時間や周辺環境など、どれを優先すべきかは十人十色。あれやこれや考えるのが面倒な人は、まずはランキングサイトを参考にしよう。
(1)ランキングサイトを活用する
goo 住宅・不動産で、全国の「沿線別」「駅別」「エリア別」の新築・中古マンション等のランキングを知ることができる。(2)行政区のデータを比べてみる
もう少し丁寧に調べたい人には、SUUMO(スーモ)の「行政区別 子育てサポート&教育環境 徹底リサーチ」を見ることをオススメする。「育児」「教育」「生活」のテーマ別に、行政区(東京23区・東京都下・神奈川・千葉・埼玉)のデータを見ることができる。
さらに詳しく調べたい人には、生活ガイド.comがオススメ。
全国自治体の公共料金や助成金、福祉、教育、環境など様々な行政サービスを比較検討できる。
住みたいエリアが決まったら、次はそのエリアにある具体的な物件を10件ほど選んでみよう。
STEP2:具体的な物件を10件選ぶ
物件情報を探すための3大お役立ちサイトは、SUUMO(リクルート)、Yahoo!不動産(ヤフー)、HOME’S(ネクスト)。登録物件数が多く、使いやすいSUUMOで物件を選んでみよう。
あれやこれや考えるのが面倒な人や時間のない人は、大手不動産(三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産、野村不動産、大京)のなかから物件を選ぼう。
大手不動産の物件はたしかに高いが、不具合が発生した場合などは大手の名にかけてキチンと対応してくれる可能性が高い。価格の高さは不具合が発生した場合の保険と割り切ろう。
中小の不動産会社の物件でも、キラリと光る掘り出しものが選べればそれに越したことはないが、建築に明るくない一般の消費者が自らシッカリ勉強して、専門家からつぶさに助言を受けながら物件を選ぶことはあまり現実的ではないだろう。
具体的な物件を10件ほど選んだら、次は口コミ情報で5件ほどに絞り込もう。
STEP3:口コミ情報で5件に絞り込む
口コミ情報サイトとしては「マンションコミュニティ」が最も大きい。それ以外にも「マンションノート 」「マンションレビュー」などがある。それぞれのサイトをチェックするのが面倒な人のために、複数のサイトを横断的に検索できるサイト「Search」を作成しておいた。ご活用ください。
具体的な物件を5件ほどに絞り込めたら、SUUMOに物件の資料を請求し、詳細情報を確認し、3件ほどに絞り込もう。
STEP4:資料請求して3件に絞り込む
マンション棟内のベストポジションを選択するに当たっては、フトコロ具合と相談しながら、ということになるが――より良いポジションを獲得するためには、(1)音(騒音)、(2)熱(暑さ寒さ)、(3)光(日当たり)、(4)風(風通し)、(5)視線(プライバシー)、(6)臭気など、環境工学的な視点を持つことが大切。具体的なポイントは次の通りだ。
- 騒音が少ないポジション:高層階で、幹線道路に面していないこと
- 夏涼しく冬暖かいポジション:最上階のひとつ下で、両隣を住戸に挟まれていること
- 日当たりの良いポジション:南向きがベスト。西向き、東向きは避けること
- 風通しの良いポジション:高層階で、隣にマンションが迫っていないこと
- プライバシーが確保できるポジション:高層階で、廊下の中央付近が良い
- 臭気:ミ集積場所からはできるだけ遠く
3件ほどに絞り込めたらSTEP5へ。5件とも気に入らなかったらSTEP2に戻って見直す。
STEP5:現地を確認し1件に絞り込む
あなたにとって本当に知りたい情報は、営業トークではなかなか得られない。だから、候補となった3件のマンションについては、モデルルームに出向く前に、まず現地の周辺状況をよく確認すること。現地の確認は、車から眺めただけでは不十分。 とにかく時間をかけて、マンションの周辺を歩き回ることだ。
1件に絞れたら、はじめてモデルルームに出向いて、営業マン(ウーマン)の営業トークに聞きほれながら、最終的な決断をしよう。
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