今年は桜見ました? 今回は「新宿御苑 × 桜 × マンション」で!
今回は季節ネタで「桜」と絡めた形でマンションを紹介したいと思います。
紹介するマンションは「新宿御苑から見えるマンション」です。
新宿御苑に隣接・近接するマンションからは新宿御苑の緑を楽しめる部屋もあります。それはそれでもちろん素敵ですが、新宿御苑から見えるマンションというのも、やはりマンション固有の外観や存在感を楽しめます。
ということで「新宿御苑の桜」と「マンション」をお届けしたいと思います!
日本に3つしかない国民公園のひとつ「新宿御苑」
日本には桜の名所もたくさんありますが、今回取り上げるのは皇居外苑・京都御苑と並び日本に3つしかない国民公園のひとつ「新宿御苑」です。日本最大のターミナルである新宿駅から僅か徒歩10分という場所に広大な緑が広がっています。
新宿御苑にはこんな歴史があった!
お花見などで行った人も多いと思いますが、改めて、新宿御苑の歴史を調べてみるとこんな感じでした!(引用:環境省、一般財団法人国民公園協会)
新宿御苑の歴史が始まるのは、徳川家康が江戸に入った翌年の天正19年(1591)にさかのぼります。
譜代の家臣内藤家2代目の清成は、多年の功労と江戸城西門警固の功績を認められ、現在の新宿に屋敷地を拝領しました。
家康は、清成に馬を走らせて回れるだけの土地を授けると言い、その結果、東は四谷、西は代々木、南は千駄ヶ谷、北は大久保にまでおよぶ広大な土地を賜ったと伝えられています。 これが新宿御苑のルーツです。
石高3万石余りの大名としてはもとより、江戸の中でも非常に大規模な賜邸であったことから、その所在の地名が「内藤町」と命名されました。
内藤清成の愛馬である白馬の木像が祭られている多武峯内藤神社 @新宿区内藤町
その後、元禄11年(1698)に、幕府は内藤氏の広大な下屋敷の一部を返還させて、町屋とともに馬継ぎの施設を設けて宿駅としました。
これが甲州街道最初の宿駅で、内藤家の屋敷跡に新設された宿駅のため「内藤新宿」と呼ばれるようになりました。
そして江戸時代に信州高遠藩主内藤家の屋敷があったこの地に、新宿御苑が誕生したのは明治39年のことです。
皇室の庭園として造られましたが、戦後、国民公園となり、多くの方に親しまれてきました。
広さ58.3ha、周囲3.5kmの庭園には、プラタナス並木が美しいフランス式整形庭園などがあります。また、数少ないわが国の風景式庭園の名作とされています。
ということで歴史的には譜代の家臣「内藤家」のお屋敷だったところから始まり、今では国民公園としてしっかりと管理され、都心とは思えない緑豊かな景色が広がっています。
「内藤町」は、面積の9割を新宿御苑が占めており住居系の面積は外苑西通り沿いに僅かに残されているだけですが内藤家の末裔の方は今でも住まわれているとか。
新宿御苑の桜
新宿御苑といえば「桜」が有名ですが、それ以外にもフランス式整形庭園のバラや、日本庭園の紅葉など一年を通して自然を楽しめる公園です。今の時期の桜はこんな感じでした!
新宿御苑から見えるマンション
では新宿御苑から見えるマンションとしていくつか紹介したいと思います。
プラウド新宿御苑エンパイア
まずはこちら。「プラウド新宿御苑エンパイア」。野村不動産の建て替えで誕生した分譲マンションです。「プラウド新宿御苑エンパイア」は民間分譲マンション草創期に分譲された「エンパイアコープ」の老朽化に伴って建て替えされたマンション。
最近は、各不動産デベロッパーも建て替えに力を入れているので、建て替えマンションもよく見かけるようになりましたね。
【野村不動産・新宿区大京町・千駄ヶ谷駅徒歩6分・2010年竣工・93戸】
ちなみにこのマンションは敷地の一部に賃貸レジデンスのプラウドフラット新宿御苑も建てられており、こんな感じで建っています。
奥のアースカラーの建物が分譲マンション「プラウド新宿御苑エンパイア」、そして、手前のグレー系の建物が賃貸レジデンスです。新宿御苑とは見ての通り隣接しており、方向的にはフランス式整形庭園やプラタナス並木を向いています。
ザ・パームス千駄ヶ谷御苑の杜
続いては、新宿御苑の千駄ヶ谷門の正面に位置する「ザ・パームス千駄ヶ谷御苑の杜」。北に新宿御苑を見る位置になります。開放的なルーフバルコニーが用意されている部屋もありますが、かなり贅沢な借景ですよね。【トーセイ・渋谷区千駄ヶ谷5丁目・千駄ヶ谷駅徒歩4分・2013年竣工・23戸】
リビオ新宿御苑
同じく、千駄ヶ谷方面のマンションになり、道路挟んで正面が新宿御苑となる立地の「リビオ新宿御苑」。5階建ての低層マンションです。最寄りは代々木駅で徒歩4分ですが、新宿駅も徒歩8分であり、住環境と利便性の双方に長けた立地です。
【新日鉄興和不動産・渋谷区千駄ヶ谷5丁目・代々木駅徒歩4分・2014年竣工・63戸】
プレシス新宿御苑
続いてプレシス新宿御苑。新宿4丁目のマンションですが、こちらの特長はなんといっても新宿駅までの近さでしょう。メガターミナル新宿駅が徒歩4分です。新宿三丁目駅も徒歩2分。【一建設・新宿区新宿4丁目・新宿駅徒歩4分・2014年竣工・33戸】
新宿御苑からはこんな感じで見えます。
ジオ御苑内藤町
続いては過去、内藤家のお屋敷であった内藤町アドレスのマンション「ジオ御苑内藤町」。外苑西通り沿いと、一本入った仲通り側では外観の表情も変わってきますが、仲通りは新宿御苑と一帯となった緑豊かな環境となっています。【阪急不動産・新宿区内藤町・新宿御苑前駅徒歩7分・2016年竣工・63戸】
新宿御苑からはこんな感じで見えます。
フォルム内藤町
同じく内藤町に位置する「フォルム内藤町」。コスモスイニシアの分譲マンションですね。新宿御苑隣接のマンションであり、隣は新宿御苑の駐車場ですが、ほぼ半永久的に新宿御苑の緑を楽しめそうですね。【コスモスイニシア・新宿区内藤町・新宿御苑前駅徒歩6分・2009年竣工・60戸】
富久クロス
そして山手線内側最高層(55階)マンションとして話題性も高かった「富久クロス」新宿御苑前駅徒歩5分です。総戸数1231戸。2015年竣工ですが、平均坪単価300数十万だったわけですから今じゃちょっと考えられませんよね。
【野村不動産・三井不動産レジデンシャル・積水ハウス・阪急不動産・新宿区富久町、新宿御苑前駅徒歩5分、2015年竣工、1231戸】
ヒルズ新宿御苑
続いて「ヒルズ新宿御苑」。野村不動産のマンションですが、「プラウド」ブランド以前のマンションですね。道路挟んで目の前が新宿御苑。且つ、南向きに新宿御苑という希少立地です。新宿御苑の入口(大木戸門)までも徒歩1分かからないのでまさに新宿御苑を庭のように楽しむことができるマンションですね。
【野村不動産・新宿区新宿一丁目・新宿御苑前駅徒歩5分・2002年竣工・45戸】
ザ・パークハウス新宿御苑
そして、ここ最近の新宿御苑周辺のマンションとして話題性が高かったのはやはりこちらかと思います。「ザ・パークハウス新宿御苑」。新宿御苑前駅徒歩1分、新宿駅徒歩11分という交通利便性、そして新宿御苑を南に見ることが出来る絶好のロケーション。
14階建てですが11~14階は天井高も2.8メートルを確保し、南側にはガラスウォールが採用されているので新宿御苑の緑と空映し出される仕様になっています。
【三菱地所・新宿区新宿二丁目・新宿御苑前駅徒歩1分・2017年竣工・52戸】
現地正面の道路も、新宿御苑の緑が続く素敵な雰囲気です。
今回紹介したいくつかのマンションは、都心マンション倶楽部のサイト内で現地レポートもありますので、よろしければご覧ください。
>>ザ・パークハウス新宿御苑の現地レポート
>>富久クロスの現地レポート
>>ジオ御苑内藤町の現地レポート
>>プラウド新宿御苑エンパイアの現地レポート
>>資産価値の高い都心6区に特化したマンションブログ「都心マンション倶楽部」
>>スムログ内の「部長」の過去記事はこちら。
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