名作マンション訪問2018年Vol.4になります。
今回はアドレス上の築地・明石町・湊界隈(途中まで)にしました。
築地市場の移転を見越しての開発や湊の大規模再開発など、近年供給が盛んに行われているエリアになりますが、外国人居留地として歴史ある建造物も少なくない明石町エリアならではのデザインを纏った物件なども含め、新旧入り混じったバラエティに富んだ物件を紹介して行きたいと思います。
まずは築地から、
パークホームズ築地グリーンサイド
(2015年築/12階/140戸)
※築地川公園(北側)から撮影
築地川公園は北西~北に位置しているので築地川公園ビューと日照はほぼ両立しないポジションなのが残念ではあるのですが、北角住戸のコーナー部分にはなかなかインパクトのある開口部が施されており、築地川公園からの存在感は群を抜いていると言っても過言ではないでしょう。
2層吹抜のエントランス
コーナーウィンドウも当物件の大きな魅力です。
FIXサッシ下の凹凸部分の雨垂れによる汚れがちょっと目立つのが気になったりはしますが…。
築古の物件であればこのような部分がかなり目立っていたりするのですが、この物件はまだ築3年程度なので、もう少しきれいに保てていると良かったですね。こういうのが残りやすい否かというのは素材や表面の加工の仕方による影響が大きいので、管理に問題があるとは思いませんが、このような物件を見る度にきれいに保ちやすい形状や素材になっていると良かったんだろうなぁ…といつも思います。
こういった部分がきれいか否かで物件の築年数から受ける印象は大分違ってくるもので、外壁は簡単にはきれいに出来ないことを考えると汚れにくいデザイン(汚れが溜まりにくい外観デザイン)を採用しているというだけでもデザイン面での1つの魅力になるのではないかと思っています。
さて、当物件の南東側にはもう新しい物件が…。
大和ハウスさんが延床12,800㎡というスケールのマンションを建設中で、12,800㎡というスケールはパークホームズよりも少し大きいぐらいの結構な大きさの物件になります。
当物件よりも高い14階建なので、そちら側に面した南東向き住戸のおよそ半分の視界が妨げられてしまいそうです…。
ランドプランはまだ不明ですが、日照面へ与える影響はそんなに大きくはなさそうなのが救いでしょうか。
なお、看板には「A敷地」と書かれていることからも分かるように、大和さんはパークホームズ築地(2012年築の方ね)側で「B敷地」も進行中で、合わせるとかなりのスケールになりますね。お高そうですなぁ…。
なお、パークホームズ築地グリーンサイドの共用廊下はかなり珍しいものとなっています。
数階おきに渡り廊下が施されているのがお分かりいただけるでしょうか。
写真右側は南東向きの棟の共用廊下側にあたり、むろんこの渡り廊下を通らずとも別方向からのアクセスが可能になっているので、このような設計がマストではないのですが、あえてこのような設計を採用したことで見た目的にはちょっと格好良いですね。
年明けに完成したばかりのルフォン築地ザ・レジデンスにも立ち寄りました。
ルフォン築地ザ・レジデンス
そんなに特徴ある外観ではないのですが、階段はなかなか良い出来でした。
表側から見ると良い出来の物件でも裏側から見るとシルバーの階段がむき出しのケースって結構ありますからね…。
ここからは明石町へ、
聖路加タワーとプラウド銀座東(本ブログでも書いてますが、なぜに物件名は「明石町」でないんだろうなぁ…)。
今夏に完成予定なのでもう少しで外観が見えてきそうです。
まぁ、あかつき公園の緑の背が結構高くてこの位置からだと物件がほとんど見えないのですが(汗)。
こちらブランズ明石町は約1年前に完成済です。
さて、天気が良い日だったので隅田川テラスに立ち寄りました。
対岸にはキャピタルゲートプレイスとブリリアウェリス月島などが見えます。
いずれはここにミッドタワーグランドも加わりますね。最大の売りとなる最上階はここからでも目立つものとなりそうです。
また、北東方向にはブリリアウェリス月島など月島駅界隈のタワマン群が一望できます。
気持ちいいわぁ…。
さて、まだまだ明石町です。
オーベル明石町レジデンス
(2014年築/12階/88戸)
さしてスケールのある物件ではないのですが、明石町ならではと感じる外壁のデザインと素材感に心地よさを感じることの出来る物件です。
基壇部にはかなり凹凸のある素材が使用されています。
マリオン(溝の部分)の質感も良い感じなんです。
お次はこの界隈では貴重なタワマン、URのラヴェール明石町です。
22階建なのでそもそもさして高いわけではないのですが、下の写真のように18階以上は南向きと東向きだけになってしまうわけで(17階以下は全方位に住戸があり、フロア中央部共用外廊下に囲まれた部分が吹抜)、高層階住戸率が低いちょっと勿体ない印象を受けてしまうタワマンになります。
ただ、築14年近くも経った物件ですし、地味な設計・デザインであるのは致し方ないところでしょう(当時としてはそれでもかなり珍しいものだった。今でも中央区では勝どき・月島・晴海などの湾岸エリアを除くとタワマンは少ないですし…)。
最後にやはり明石町アドレスなのに「銀座東」と名付けやがった(笑)ここをパチリ。
建設中のプラウド銀座東レジデンス
南面条件は芳しくありませんが、西側は築地川公園に面しているなかなかのポジションです。
さて、いよいよ湊界隈に突入します。
「湊」と言えばあの再開発ですが、前座にしておくのは惜しく感じるのがこちらの2物件。
レゾンアレグレ
(2005年築/12階/78戸)
と、
パンセフレスコ
(2005年築/12階/56戸)
タイル1つをとっても拘りが感じられる物件で、実際その垢抜けた佇まいからは築13年も経過しているように感じないのですが、それ以上に興味深いのがエントランスでしょう。
レゾンアレグレの今時の物件としても通用するであろうセンス抜群のエントランスもそこいらへんの物件とは明らかに異なる存在感を放っているのですが、
パンセフレスコの方はその比ではありません…。
入ったら色んな意味で戻ってこれなそう(笑)。
エントランス内部もなかなか凄いデザインですので気になる方はネットサーフィンしてみて下さいね。
長くなってしまったので湊界隈の続きは次回に致します。
次回は湊界隈から八丁堀界隈に向かいます。
むろんあの再開発タワマンたちをご紹介しますので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
こちらもど~ぞ。
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