私はデータを元にした記事を書くことはあまりしないのですが先日「収入に対する住宅ローン負担率を調べてみた」という記事をupしたところありがたいことにご好評いただきましたのでまたまたデータを元にした記事です。
今回は車の所有率についてです。
車離れが進んでいると言われているわけですが分譲マンションを購入する方は実際のところどれくらいの割合で車を所有しているのか・・・。気になる方も多いかと思います。
もちろんエリアによって大きく変わってはしまいますが今回は一都三県すべてまとめたデータとしていることをご了承ください。ただしマンションマニアの住まいカウンターへの相談件数としては山手線の外側、近郊郊外と呼ばれるエリアが大多数となっていますので都心部は少なめと思っていただいて間違いありません。
前回と同じく直近100件の相談者様で実際に住まいを購入された方で下記条件を満たす方をサンプル対象とさせていただきました。
※対面相談会のみを利用された方は除く(主催者様との個人情報取扱いの関係上)
※対面相談会とメール相談(マンションマニアの住まいカウンター)を利用された方は含む
※メール相談(マンションマニアの住まいカウンター)のみを利用された方は含む
集計結果・・・車所有率は23%!!となりました。
(あくまで100件のデータですから市場全体とは大きなズレがある可能性があります。参考までにお願いいたします。)
単純計算で10組相談がきて2組が車を所有しているということになります。肌感覚でもそのぐらいかなぁ~と思っていたものの集計してみるとやはり車を所有されていない方が多いですね。
私がマンションを見学するようになって15年ほど経過しますが当時は駐車場設置率100%なんてのは近郊郊外では当たり前の世界だったのですが最近では設置率30%以下という物件も増えてきました。私自身も昔ながらの意識が少しばかりあるのか記事を書く際に「えっ?駐車場の台数足りなくないですかね。」なんて書いちゃうことも多いのですが実際に入居が始まると足りるなんてのもしばしば。ん~考えをもっと今風にしなきゃだめですね(笑)
今後は郊外エリアでも車離れが加速していく可能性がありますから今時点で「駐車場足りないんじゃない」と言われていても数年後には余っているなんてことが十分あるのかもしれません。
例えばですが数年前に駐車場足りないんじゃないかなぁ~と心配していた柏の葉キャンパスのゲートタワー(2017年入居)というマンション。設置率は約76%でした。柏の葉キャンパスで設置率76%じゃ足りないんじゃないかなぁ~と記事などでも言及していたのですが入居が始まってみると数台空いています。(足りましたね。ごめんなさい)
郊外=車を必ず所有
という考えはもう古いことはたしか。
カーシェアや宅配レンタカーもありますからその利便性に気がついて入居時には車を所有していたけども入居後に手放すという方も増えているようです。
先日、築15年ほど、総戸数約500戸、郊外の駅から徒歩約15分で駐車場設置率100%の大規模マンションを中古購入相談者様にご案内する機会があったのですがなんと駐車場の空き台数が「100以上あり」と書かれたマイソクを見てびっくりしました。。。幸いにも自走式駐車場なので管理組合へのダメージは少ないほうかと思うのですがこれが機械式だと思うとゾッとします。
また、最近ではお金がないから車を持たないというものではなく、むしろ経済合理性を考えてあえて持たないという方も増えていますから価値観が大きく変わっていますね。
車を所有しない方が増えているからこそ住宅ローンを多く借り入れる方が増えているということもあるでしょう。車の維持費はワンルーム賃貸と変わらないくらい高額なものとなりますから。
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