昨年末に購入した新築マンション、当然ながら住宅ローンを組むのですが本申し込みをしましたので参考になればとその流れなどを共有いたします。

まず住宅ローンについては事前審査(仮審査)というものが存在します。こちらは申し込む物件を決めたときにおこなうことが一般的です。

例えばAという新築マンションの101号室を購入することを決意したとします。そうすると営業さんから事前審査をしてみましょうと声がかかります。検討者が本当に家を買える人なのかを試すものでもありますね(笑)

源泉徴収などを用意して事前審査をかけると数日から数週間で結果がきますのでそこで問題がなければめでたく101号室を申し込めます。ただしこの101号室が先着順ではなく抽選方式の場合は抽選に参加できる権利を得たまでですから購入が確定したわけではありません。手間がかかっている分、ハズれたときのショックはでかいですね。逆に先着順の場合でなければ申込金だけ入れて抑えるか、人と人との約束で仮に押さえておいてくれることは多いです。人気マンションだと難しいですが・・・。

無事に101号室を購入してしばらくすると住宅ローンの本申し込みとなります。

この本申し込みは本審査を受けるための申し込みという感じです。資金確定に向けて大きな一歩を踏み出すことになります。再度源泉徴収、住民票などなど書類をかき集めて提出するわけですが人によって銀行から求められる書類は違います。例えば私の場合【現居の残債を0円にできるエビデンス】というものがありました。

今回私は後売り(新居に引っ越し→現居を売却)という流れですが当然ながら今の自宅も住宅ローンを抱えています。それを0円にできる前提でお金貸すんだからその証明を出しなさいというものです。

どのような証明書を求められるかは人によって違うかと思いますが不動産会社の査定書、媒介契約書、預金通帳などが主でしょう。

例えば現居の住宅ローンが4000万円残っているとします。

A・・・査定4500万円　預金1000万円

→このパターンなら現居の残債を0円にできる証明となりますね。

B・・・査定3500万円　預金300万円

→アウトー！！ですね。。。これでは残債を消せる証明にはなりません。

つまりはAのように残債を0円にできるかの確認となります。

さて、事前審査をパスしたのに本審査で落とされることってあるのでしょうか？

私自身の体験談と相談者様の事例を見てもほぼ確実に言えることは「事前審査の時と状況が大幅に変わっていなければ落ちない」ということです。

例えば2017年9月に事前審査をパス、2018年9月に本審査をした際に

・2018年1月にカーローンを組んだ
・2018年1月に転職した
・2018年1月に離婚した(ペアローンで事前を通していた)

などなど自身の都合で状況が変わっていたり、事前審査の時に申請した内容に虚偽があると本審査落ちの可能性が高くなってしまうでしょう。上記のような自己都合で住宅ローンが通らずに購入できなくなってしまうと手付放棄での解約となり、オプション代など違約金も請求される可能性があるでしょう。

事前審査が通ってから引っ越しが完了するまではおとなしくしているのが一番です。転職やカーローンなどは引っ越してからにしましょう。もちろん転職したから絶対ダメというわけではありませんがしないほうが確実という意味です。

では自分自身は何も悪くないのに本審査に通らずに購入できないことになったらどうなるのか？！

大丈夫です！基本的にはローン特約というものを結んでいるはずです。仮審査に通ってから勤め先も年収も健康状態も変わっていないのに本審査に落ちて手付金没収となってはたまったものではありません。ローン特約がついていれば手付金は戻ってきますのでご安心ください。(ローン特約の期日や解除方法にはご注意ください)

ただ、先に述べた通り仮審査に通ってから悪い方向に何かが変わったわけでもなければ本審査に落ちるというのはちょいと考えにくいです。

今後は本審査の結果連絡→ローン契約→融資実行という流れとなります。

金利は融資実行時のものが適用されますから毎度のことながらドキドキですね。。。

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