一度は住んでみたいヴィンテージ・マンション。
ヴィンテージ・マンションの世界を可視化してみよう。
【もくじ】
◇次世代ヴィンテージ・マンション
◇ヴィンテージ・マンションとは
◇築10年以上でも坪単価1千万円
◇ヴィンテージ・マンションが多い駅
次世代ヴィンテージ・マンション
『都心に住む by SUUMO』(18年10月号)の特集は、「次世代ヴィンテージ・マンション 有力候補とその条件」同じリクルート社が発行しているフリーペーパー「SUUMO新築マンション(首都圏版)」と違って、港区、渋谷区、千代田区、新宿区といった都心のライフスタイルやプレミアムな住まいの情報を紹介する有料の住宅情報誌300円。300円を出させるだけあって、読みごたえがある。
特集記事には、ビンテージ・マンションとして有名な「広尾ガーデンヒルズ」と「センチュリーパークタワー」が美しい写真付きで紹介されている。
さらに「次世代ヴィンテージ 有力候補の今」と題して、次の5物件も紹介されている。
- ワテラスタワーレジデンス
神田淡路町、総戸数333戸、41階建て、2013年2月竣工 - ザ・パークハウスグラン三番町
千代田区三番町、総戸数148戸、15階建て、2014年7月竣工 - プラウド元麻布
港区元麻布、総戸数32戸、6階建て、2010年12月竣工 - パークコート六本木ヒルトップ
港区六本木、総戸数270戸、27階建て、2012年8月竣工 - 二子玉川ライズタワー&レジデンス
世田谷区玉川、総戸数1,033戸、タワー3棟42・28・28階建て、レジデンス棟2棟6階建て、2010年7月竣工
ヴィンテージ・マンションとは
そもそもヴィンテージ・マンションとは何なのか?東京カンテイが2016年5月10日に発表した「ヴィンテージ・マンション&プレミアム・マンション2016」(PDF:223KB)にヴィンテージ・マンションの定義が記されている。
ヴィンテージ・マンションとは
- 2015年12月31日時点で、少なくとも築10年以上を経過していること
- 専ら住宅地(≒住居用途地域)に所在していること
※近隣商業地域を含む- 物件の平均専有面積が100m2前後であること
(少なくとも90m2以上であること)- 物件から発生する中古流通事例の90%以上が坪300万円以上であること
高価格を維持しているだけでなく、物件の平均専有面積が100m2前後で、住宅地に建っていなければならないのである。
築10年以上でも坪単価1千万円
東京カンテイが2016年5月10日に発表した、首都圏のヴィンテージ・マンション資料には、中古流通時の平均坪単価のTOP30が竣工年月とともに掲載されている。各物件の総戸数をネットで調べて、可視化してみた。横軸を竣工年、縦軸を中古流通時の平均坪単価、バブルの大きさを総戸数の大きさとして示す(次図)。
1位(三番町パークテラス桜苑)と2位(パークマンシヨン干鳥ヶ淵)は、築10年以上経過しているのに1千万近い坪単価を維持していることが分かる。
The upper Residences 南青山(1992年3月竣工36戸・7階建て)は、建物規模は小さいが(小さいからこそ?)、築26年以上経過しているのに坪700万円近く(696万円)をキープしている。
ヴィンテージ・マンションが多い駅
東京カンテイが2016年5月10日に発表した資料には、「ヴィンテージ・マンション 駅別物件数上位20駅」として、駅ごとに「物件数」「総戸数」「中古流通時平均坪単価(万円)」も掲載されている。横軸に物件数、縦軸に平均坪単価、バブルの大きさを総戸数の大きさとして描いたのが次のグラフ。
物件数、総戸数とも、広尾駅がダントツに多いことが分かる。坪単価では半蔵門駅が一番高い。
ヴィンテージ・マンションが多い駅TOP3は広尾駅、表参道駅、半蔵門駅の順。
- 1位:広尾(東京メトロ日比谷線)36件/1,693戸/465.1万円/坪
- 2位:表参道(東京メトロ銀座線)15件/497戸/412.4万円/坪
- 3位:半蔵門(東京メトロ半蔵門線)14件/601戸/491.7万円/坪
「次世代ヴィンテージ・マンション」に係るマンションコミュニティ検討版:
- ワテラス タワーレジデンスってどうですか?
- ザ・パークハウス グラン三番町ってどうですか?
- プラウド元麻布ってどうですか?
- パークコート六本木ヒルトップってどうですか?
- 二子玉川ライズ タワー&レジデンスってどうですか?
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