約60㎡のお部屋にファミリーで住まうのはいかがなものでしょうか?
こればかりは個人差がありますし、私自身はファミリーではないですから「狭いからやめたほうがいい」という権利もありませんし説得力もありません。
ですから「狭いからやめたほうがいい」とだけは発言したことがありません。
しかしながら、このエリア、この立地で「狭いからやめたほうがいい」は何度も発言してきました。それは部屋の広さうんぬんではなく資産性が著しく厳しいからです。
このエリア、この立地とは主に近郊・郊外の非駅前マンションのことです。
周辺には70㎡超えの築浅中古マンションが溢れており、そんな中で約60㎡の2LDKもしくは3LDKを高値で購入してしまえば中古になった途端に70㎡超えの築浅中古マンションと同じ土俵で戦わなくてはならないのです。中古を探されるファミリー層の価値観からしたら価格メリットがなければ約60㎡のお部屋を選ばないでしょう。つまりは価格勝負になってしまうのです。
近郊・郊外の非駅前となれば一部のエリアを除けばシングル・ディンクス・シニアの需要も少ないわけです。シングル・ディンクスはもちろんシニア層でさえ利便性の高い駅前を好む時代です。近郊・郊外でも駅前タワーなどであれば話は別ですが、非駅前の新築マンションで約60㎡のお部屋を高値で購入することはまったくもっておすすめできません。築浅中古マンションにしたほうが良いでしょう。
一方で都心エリア、都心近接の好立地、近郊・郊外でも駅直結系もしくはエリアマネジメントがある将来性ある立地などであれば約60㎡の2LDK(できれば2LDKがおすすめ、3LDKならウォールドアマスト)を購入することは賢い選択と言えます。
なぜなら魅力ある立地の場合、2LDKを検討してくれる層がシングル・ディンクス・ファミリー・シニアとオールマイティになり幅広い需要があるからです。
どんなに立地が良くても70㎡を大きく超えてしまうとシングル層は「広すぎるし価格も高い」、ディンクス層は「まだ60㎡くらいでいいんじゃない」、シニア層は「広いと掃除も大変だしもうちょっと狭くていいんじゃない」となりやすく、主なターゲットがファミリー層になってしまいますから1番動きやすい広さは約60㎡の2LDKとなるわけです。
狭いかどうかは人それぞれです。それについてファミリーでもないマンション評論家の私があーだこーだ言うつもりもありません。
しかしながら近郊・郊外の非駅近で狭い部屋を高値で掴んでしまうと詰む(残債割れで動けなくなる)可能性が高まりますからマンション評論家の立場としては止めざるを得ません。狭いと感じてもそこで暮らすことしか選択できなくなってしまうかもしれません。
逆に好立地で約60㎡(55㎡とかでもOK!)の2LDKを買うことはおすすめしています。狭いと感じたら売るなり貸すなりすればよいのですから。
私はすべての約60㎡のお部屋を否定しているのではありません。近郊・郊外の「非駅前」で「高値」の場合はやめたほうがよいということです。(もちろん例外のエリアもあります)
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