10年以上前にマンション湾岸戦争と言われた港南・芝浦エリアを縦断する旧海岸通りを南下すると、芝浦と港南の境となる高浜西運河にかかる高浜橋で急に狭くなります。
災害発生時に危険ということ(名目?)で、2020年に向け架け替えの準備工事中です。
東京都第一建設事務所>道路整備事業 より:
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/ichiken/doro-seibi.html
【高浜橋】
高浜橋は、港区芝浦四丁目と同区港南一丁目を繋ぐ旧海岸通りの橋梁で、昭和31年に架設し、39年の拡幅を経て、現在の橋長は56m、幅員は17.5mになっています。
本橋梁は、「2020年の東京」実行プログラムに基づき、災害発生時における避難・輸送ルートの安全性確保のため、架替えを進めていきます。
(担当:工事課道路設計係 電話:03-3542-1293)
古代エジプト文明の源であるナイル川は建設の観点からも左岸にのみピラミッドがあるそうです。
文明とインフラ・ストラクチャー第23回 ピラミッドの謎(1)─ ピラミッドの目的 ─
が、現代のピラミッドともいえる湾岸タワーは左岸(芝浦サイド)、右岸(港南サイド)両方に建っています。
私は高浜橋北詰を、勝手にラスベガスの中心地フォーコーナー(ザ・ストリップと フラミンゴ通りの交差点)に見立てているので、今回は第1回として北東(フラミンゴ方面)をチェックします。
フォーコーナーから(TripAdvisor)
北東角のエリアは、もともと「芝浦シティタワー」として計画されていたところです。
ずっと駐車場だったところがいったん更地になり2010年に建設看板も建ったのですが、震災で動きが止まってしまいました。
その後、制振で計画し直し、施工も三井住友不動産建設に変わり、2012年に着工したのが、現在竣工済みの東京ベイシティタワーです。
東京ベイシティタワー
これだけスリム(30階建て171戸)なタワーを、ブラックのダイレクトウィンドウでかっこよい外観にまとめあげるのはさすがスミフと感じます。運河沿いは写真のとおりマンションを含む中層建築が並びますが、バックにはオリックスの賃貸タワー ベルファース芝浦タワーと、芝浦アイランドケープタワーがそびえています。
さらにその先(北)には見えないながら広大な芝浦アイランドが続き、ケープ以外にもタワー三本(分譲:グローヴタワー、賃貸:エアタワー、ブルームタワー)がそびえ、芝浦のタワー最密エリアといえます。
(芝浦アイランドについては、独立国のようなエリアなのでまたいずれ)
左奥に見えるのは住友芝浦ビルで、上部3層のみ住宅”芝浦ハイツ”になっています。この方式を新築で見ないのはタワーにより都心回帰が進んだため?
さて東京ベイシティタワーに話を戻すと、2014年末入居開始だったのですが、そこはスミフ、ようやくフィナーレとなり、棟内モデルルームが最終1戸として現在(5/29時点)販売中です。
公式ページより:
港区×山手線×超高層タワー
いよいよ最終1邸!!
モデルルーム家具付き住戸販売!
※詳細はスタッフまでお問合せ下さい。
1LD・K 5,780万円
3Fの45.01平米を坪425万で出してくるのはさすがスミフさんですね。
新駅発表前の販売開始で坪300万未満が高いと言われていましたが、つい先日まで販売していた最上階は坪515万で出していて驚愕しました。
この価格の推移が、高浜橋北詰エリアのこれからを含む変化を示しているとみることもできそうです。(次回に続く)
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