どうも!マンションマニアです!
建築費高騰の影響もあって価格は高騰しているのにグレードが下がっている新築マンションが増えていますね。原価が高い以上は過去に比べてお得ということは滅多にないわけですがせめて周辺の中古マンションよりグレード高い新築マンションを選びたいところです。
①周辺の中古マンションより価格が高いのにグレードも劣る
②周辺の中古マンションより価格は高いけどグレードは勝る
①と②なら②のほうが良い買い物と言えるのではないでしょうか。
でもグレードが高いかどうかなんてわからないよ。。。という方も多いことでしょう。
周辺の中古マンションに比べてどうかというのは個々に見てみないとわかりませんが少なくともここは満たしてほしいというものを今回はご紹介いたします。
オプションで変更できるもの、例えば水周り天板や食洗機などに関しては対象外とさせていただきます。お金で解決できるのであれば自分で変えれば良いわけですから。もちろん標準で付いてくれていたほうが良いことはたしかですが今回はお金で変えることが難しい部分に特化いたします。
モデルルームで確認するにしても聞き忘れたり聞いたとしても自宅に帰りどうだったか忘れてしまうことも多々あるでしょう。そこでメモをするという当たり前のことに加えて指差喚呼をモデルルームで実践してほしいのです。
さてさて!
チェックポイントを共有いたします。
※ご自宅や購入済みのマンション、検討中のマンションが下記に該当されなくても気を悪くされないでいただけますと幸いです。気にしない方も多数いらっしゃいます。あくまで1000件以上見学して8回購入しているマンションマニア目線です。普通でないのは私のほうです(笑)
【玄関前】
まずは玄関前からです。
・玄関前のゆとり □
玄関前にアルコーブやポーチがあるか確認してください。
玄関前が奥まっていないとこんなことになるかもです。
・玄関前カメラ付きインターホン(オプション対応可能のマンションも一部あり) □
エントランスホール階からの呼び出しは画像確認できるのに玄関前に関しては音声のみもしくは玄関ドアのスコープから覗かなきゃいけないのって不便じゃないですか?ましてや大規模マンションだとエントランスホールで呼び出されてから業者さんが来るまで10分かかることだってザラです。
・可動式ルーバー面格子(外廊下の場合) □
共用廊下側のお部屋に可動式ルーバー面格子がないと共用廊下を歩く人が気になって窓を開けにくいですよね。
・廊下手摺 (外廊下の場合) □
廊下の手摺が下から丸見えのスカスカ縦格子でなければ合格とさせてください。
・共用廊下エアコンと絨毯(内廊下の場合) □
ホテルライクな内廊下!!と謳っておきながらもエアコンがなかったり床が絨毯でなければホテルとはほど遠いですよね。内廊下の場合には共用廊下にエアコンがあるのか?床は絨毯なのかを確認しましょう。
それでは室内へ!
・ディスポーザー □
これも後付けできないのであったほうが便利ですよね。ディスポーザーにもいろいろ種類がありますが自動給水だとディスポーザーを動かすと同時に蛇口から水が出てきてくれるので便利です。
・ソフトクローズ(オプション対応可能のマンションも一部あり) □
これがない新築マンションはダメダメです。ディスポーザーみたく維持費に跳ね返ってくるものではないですからこれが付いていないマンションは買わないというくらいの不買運動(おいおい過激やな、、、)があっても良いくらいではないでしょうか。デベさん。これはコストカットしちゃダメよ。
確認箇所はキッチンと洗面台の収納だけでなく居室や収納の引き戸も対象となりますのでご注意ください。
・サッシ高 □
どれくらいを合格点にしようか迷いましたが2000mm以上にさせてください。タワマンばかり見ている方だと「2000mmなんてあり得ないだろ!!」となりそうですがちょっと今回は優しく2000mm以上で。優しい基準にしたくらいですから逆に2000mmを下回るならout中のoutということでよろしいかと思います。
・天井高 □
下がり天井のありなしにもよりますし迷ったのですが数多くの方が納得するのは2450mmではなさそうということで2500mm以上とさせていただきます。リビングの基本天井高が2500mmなら合格としましょう。
・窓性能 □
今どき単板という新築マンションは滅多にないですが一応。複層ガラスかLOW-Eガラスであることを確認されてください。
・換気方式 □
これを入れるかは迷ったのですがこだわっている物件の評価が上がれば嬉しいですしお金で変えられない部分なので入れました。
合格レベルも悩んだのですが同時吸排以上を合格としました。
同時吸排でない場合は室内にこのようなかっこよろしくないものが付きます。
キッチンのレンジフードで換気をするときにリビングの窓面付近で動き出すものがあると同時吸排ではありません。同時吸排ならダクトが2つ通っているためレンジフードだけで換気をしてくれます。見た目の問題もありますが同時吸排のほうが優れている(コストもかかる)ことはたしかですから同時吸排以上を合格とさせてください。
同時吸排よりも見た目がよくなるのが室内の横壁に給気口がなく(先ほどの写真のすべてがなくなる)、天井から機械で給気してくれるものです。見た目が良いことはもちろん外の音も拾いにくいです。
さらに全熱交換器が付いていると高級マンション感が増しますね。ただ全熱交換器ありの新築マンションはかなり少ないですし私自身住んだことがないので実体験にて語れず申し訳ないです。
・隔て板 □
バルコニーに出て隔て板がトールタイプであるか、また横に隙間がないか確認されてください。すべてがコンクリート(この場合には避難ハッチがあるはずです)、コンクリート&下部隔て板なら尚OKです!
・浴室サイズ □
悩みましたが1418サイズ以上を合格とさせてください。3LDKであれば1418サイズであることが多いですが2LDKだと1317サイズであることも多いのです。これは浴室のサイズではありますが一般的には1317と1418では湯船で足を伸ばした時の感じ方が違うはずです。
ちなみに身長163cmくらいの私の場合1317サイズの浴槽だと足を伸ばした時に若干引っ掛かりますが1418だとすんなり伸ばせます。もう少し大きい方だと1317は洗い場含めて狭く感じるかもです。家族で入る機会も多いなら1418以上が良いでしょうということで1418以上を合格とさせてください。
・浴室ライト □
ただでさえ狭い空間ですからブラケットライトではなく埋め込み型のダウンライトのほうがいいですよね。
・トイレ手洗いカウンター・ローシルエットトイレ □
タンクレスである必要はないと思いますがせめてローシルエットトイレにしてほしいところです。いまだに古めかしいタンクの新築マンションもありますけどゲンナリしちゃいます。もちろんトイレ手洗いカウンターもセットです。
室内は以上です。
もっともっとこだわりもありますがキリがなくなってしまうのでこれくらいにしておきましょう。
次にパネルコーナーもしくは商談席に戻って図面集などを見つつ営業担当さんに確認するポイントとなります。
・二重床・二重天井 □
直床だから音が響くということではないのですが二重床のほうがコストをかけていることはたしかですしイメージの問題もありますから二重床・二重天井を合格とさせてください。
・階高 □
天井高や床スラブ厚ではなく〇階の床から次の階の床面までです。
天井高が低くなったり直床となる原因がこの階高ですから天井高2500mm以上かつ二重床・二重天井をクリアしていればだいたいクリアしています。この階高は3mあることを基本と考える方が多いですから階高が3m以上あれば合格とさせてください。例えば高さ20m規制なのに7階建てだと強制的に階高3mを切ってきますから聞くまでもなくoutなのですが階数×3mの建物高さをクリアしていても階高が3mあるかは営業担当さんに確認すると良いでしょう。
・エレベーターホール □
エレベーターホールがしっかりと独立しているか?エレベーターを降りたら目の前に住戸玄関がないか?などエレベーター周りを確認されてください。
①エレベーターホール前に住戸玄関ドアがない
②エレベーターホールが独立しているもしくはしっかりと奥まっている
①と②をクリアしていたら合格としましょう。
エレベーターの目の前に住戸の玄関を設けているマンションって愛がないなぁ〜と思ってしまいます。。
(細かいこと気にするマンです) pic.twitter.com/0TX3g0pLNa
— マンションマニア (@mansionmania) July 14, 2019
・ごみ置き場導線 □
タワーマンションであれば各階ごみ置き場がある率のほうが高いので無問題なのですが各階ごみ置き場がなければエレベーターにごみを持ち込み捨てに行く必要があります。(低層階の階段利用を除く)
その際にごみ置き場までの導線上で屋根が途切れるマンションをたまに見かけますがそりゃないよぉ~と思ってしまいます。雨の日に捨てなきゃいいじゃんと言われればそれまでですが分譲マンションですからね~。何千万円も払うのですからごみを捨てるときに雨に濡れるなんて嫌なこったい!
・駐車場導線 □
・屋外平面駐車場=駐車場出入り口まで屋根があれば合格(平面駐車場に屋根というのはなかなか難しいですからね)
・自走式立体駐車場=住戸棟と立体駐車場の間に屋根があり立体駐車場にエレベーターがあれば合格
・機械式(タワーパーキング含む)駐車場=住戸棟と駐車場まで屋根があり操作中も雨に濡れなければ合格
単価が抑え目のマンションであれば仕方ありませんが高単価であればマストでしょう。
これですべてとなります。
モデルルーム訪問の際はこの記事を見ながら確認しましょう!!
もちろん指差喚呼も忘れずにです!!(笑)
繰り返しになりますがすべてを満たすのは難しいですし満たしていなくとも気に入ったのなら買うという選択もありでしょう。私としては人生で一番高い買い物なので納得して購入していただきたいという思いで活動しています。100点満点のマンションなんてないですがせっかく買うなら条件良いマンションのほうがいいじゃないですか。
ちょこちょこマンマニ邸の写真をupしたのもそれを伝えたかったからです。
「ブランズタワー豊洲の記事でサッシ高2100mm低い言うてたのにお前ん家2100mmやないか!」
「カーテンレールの位置天井からじゃないのwww」
いろいろな声が聞こえてきます(笑)
そうです。私だって妥協している部分は多々あるのです。でもそのデメリットを後から知るより先に知ったほうが後悔少ないじゃないですか。先にデメリットを知って気に入ったマンションを買ってこそ良い買い物となる可能性が高まるはずです。
極端な話、上記のチェック項目すべてにoutとなってもそれを理解したうえで気に入ったから買うなら良いと思うのです。
綺麗ごとのようですがちょいと聞いてください。
私はマンションを買うことで楽しい日常を過ごせることはもちろん家からパワーを貰っています。エントランスを出て仕事へ向かうときに「よっしゃ今日も頑張るぞー!!」ってなり帰宅時には「疲れたけど今日も頑張ったからこのマンション住めてるんだぁ~」って思うわけです。
「俺でもこれだけのマンション住めるんだ!!」って誇らしくなりパワーを貰えるのですよね。
家を買うことがゴールではありません。
「この家と、先にいく。」(どっかで聞いたことありますね~すっとぼけ)
そう思えるかどうか印をつく前に家族で話し合っていただきたいものです。
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