シングル向け住戸の供給が増えていますね。結婚したら家を買うという考えは一昔前、今は独身次代に購入して満足度高い生活をしつつ資産形成をするのが一般的となっています。
私自身実家を出た14年前からずっと分譲マンションを渡り歩いてきています。満足度高い生活をしながら低金利を活かして資産も形成できてしまうわけで私にとって分譲マンションとは本当にありがたい存在です。
ただ、シングル層の需要がある時代だからこそ愛のないシングル向けマンションが増えているのも事実。
今回は立地・価格・間取りといった当たり前にチェックする部分を除いた5項目にてアドバイスさせていただきます。
①できるだけ規模感、戸数があり広めの住戸が多いマンションの中のシングル向け住戸がおすすめ
A:総戸数100戸 平均専有面積70m2の中の30㎡台
B:総戸数50戸 平均専有面積30m2の中の30㎡台
上記2件ではAのほうがいろいろな面で有利となります。
マンションを購入すると管理費、修繕積立金が毎月かかります。
管理費は管理員さん、清掃員さん、植栽の維持など日々かかる人件費、維持費に当てられるのが一般的です。
修繕積立金は外壁、エレベーターなどなど建物全体を手直ししつつ維持していくためのもので、管理費と違い突発的な支出となりますから所有者に「はい!今月10万円ね!」とならないよう毎月貯金していくものです。12年に一回と言われる大規模修繕に向けて貯金しているのもこの修繕積立金というわけです。
管理費と修繕積立金は原則㎡割ですから狭い住戸ほどお安くなります。
となれば大規模マンションのほうがコスパが良いのは言わずもがな。
コスパだけではありません。
Aのようなマンションで、さらに高価格帯となればメインターゲットとなる高価格帯住戸に合わせた建物グレードとなります。高価格帯のディンクス、ファミリー住戸を買う方はシングル向けマンションのようなシンプルなエントランスホールでは納得しないでしょう。
デベロッパーはメインターゲットに向けたグレード感とすることが一般的です。
Aのようなマンションは自分が買う住戸は3500万円だけども共用部など建物グレードは8000万円クラスとなることも少なくありません。
一方Bのようなマンションはメインターゲットとなるシングル向けにグレードを合わせてきますから価格なりでしかないことが多いです。
ただし、Bにもメリットはあります。
それはマンション内に自分と似た世帯層ばかりのため静かに暮らせる可能性が高いということです。Aのようなマンションはファミリーも多く住むわけで、共用部では楽しげに遊ぶ子どもたちの姿も見られるでしょう。マンション内ではあまり人に会いたくないし正直子供が多く住むマンションはちょっと…という方はBのようなマンションのほうが合いますね。
立地次第ではありますが売る・貸すもAのほうが有利になりがちですからよほど同じ世帯層と住みたいという思いがあるわけでなければAのようなマンションを選ぶと良いでしょう。
戸数が多ければ多いほどメリットが大きいため最低でも100戸前後、できることなら500戸、1000戸などメガマンションだと理想的ですね。
②セキュリティ
一般的な賃貸マンションであればオートロックを1箇所通過すれば玄関前まで行けてしまうことが多いですよね。分譲マンションであればそれ以上のセキュリティ強化をしていることが多くなります。
A:オートロックドアは1箇所だがエレベーターセキュリティがかかっており鍵をかざさないとエレベーターが動かない。(居住階のボタンしか押せないパターンもあり)
B:エレベーターセキュリティはないがオートロックドアが2箇所
C:全戸セコム導入
などなど。
戸数が多くなれば24時間有人管理となりますから安心感は増します。24時間有人管理じゃ管理費高いのでは?と思われるかもしれませんが500戸クラスとなれば母数も増えますし、さらに㎡割となれば巡回管理の小規模マンションより管理費がお安いということも珍しくないのです。
もちろんセキュリティ強化されているから大丈夫ということはないのですが悪い人には「諦めさせる」ということも大切なわけであって損はないでしょう。
③水分周りのゆとり
30㎡台・40㎡台となれば広さも限られてくるため水回りをないがしろにされがちです。
・ディスポーザーなし
・食洗機なし
・2口コンロ
・洗面室にトイレ
などなど。
もちろん水回りを広く取れば居室が狭くなるわけですが賃貸マンションとは違う魅力があってこその分譲マンションという考えを持つ私からすれば狭いながらも水回りにゆとりがあるマンションは魅力が大きいと感じます。
投資目線となれば壊れたときにコストがかかるディスポーザー、食洗機はないほうが良いとも言えるのですが実需で購入するならあったほうが満足度が高まることでしょう。
④建物・共用部グレード、室内設備仕様
③と被る部分もありますがせっかく買うなら賃貸マンションとは違うグレード感がほしいですよね。
・ディスポーザー
・食洗機
・床暖房
・ミストサウナ(浴室乾燥はもちろん)
・トイレ手洗いカウンター
・水回り天板フィオレストーンや御影石
・水回り床タイル
などなど。
上を見ればキリはないですがグレードが高いに越したことはありません。
これも一概には言えませんが①でご紹介したAのようなマンションのほうが実現しがちです。
狭い住戸のみグレードを下げるパターンも多々ありますがそれでもBよりかはグレード高いことは少なくありません。
数多くのシングル向け住戸を見てきた私としてはディスポーザーが付いてる場合、他の部分もコストカットしていないことが多いと考えます。数は少ないですがディスポーザー付きのシングル向け住戸を見かけた際は注目してみても良いでしょう。
⑤住戸位置
階数や向きなども迷うところですね。
大きく2つにわけてアドバイスすると
・駅前など立地が良ければ眺望や日当たり悪い住戸でも問題なし
→不動産は立地が9割というのは過言ではありません。線路の真横だろうとメジャー駅の駅近ならいくらだって買い手、借り手がいますから本人が良ければ条件悪い住戸でも良いでしょう。
・駅前ではなく徒歩10分など一般的距離感なら眺望や日当たりは重視するべき
→非駅前となれば駅から離れただけの魅力が必要です。駅から離れれば価格が安くなるのは当然。+αの魅力が必要なのです。
真南で日当たり抜群、北向きだけど東京タワービューなどなど、駅から離れたことで得られるものがあれば駅前マンションと戦うことも十分できます。
以上となります。
立地や購入価格、間取りが重要なのはもちろんですが上記5項目も今後の検討に加えてみてはいかがでしょうか。
撮影箇所提供:マンションカウンター投資サークル「オーナーズ」 Y・U氏
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