坪単価200万円で有楽町に通いやすい新築マンションはあるのか?

運営から「忘年会までに!絶対に!!ひとつくらいはエントリ書けよな!!!」とハッパをかけられていますのらえもんですこんばんは。

そこで、マンションマニア先生宛に来たメール、それ私も考えていいですか?

お便り返し その120「坪単価200万円以内のおすすめ新築マンション(東京駅周辺通勤)」【マンションマニア】



質問のメール見て、いや、いまの時代そんなのあるわけないじゃん?と思ったら、マンションマニア先生もちょっと困惑された感じで幕張をおすすめされていました。いやいや、たしかに幕張のタワマンは造りが良いしクラス感もありますけど、さすがに有楽町遠くないですか・・・

マンションを考える時、大きく分けて三要素あると思うんです。

  1. マンションが立つ街全体の雰囲気、利便性(マクロ視点)
  2. 街の中での立地(ミクロ視点)
  3. マンションそのものの規模・企画・造りなど
このうち、資産価値に影響するのは1>>>2>3であります。
マンションを沢山見学するとだんだんマンションそのものの評価、つまり3に寄っていってしまうのですが、賃貸アパートからのステップアップであれば、相当変なマンションを買わない限り、家としてはグレードアップしますので、満足してしまうものです。

ですから、今回は建物のグレード、そのものには目をつぶりましょう。

さて、昨今の状況で、坪200万円・予算4500万円・有楽町になるべく通勤しやすい場所で、という条件になると「本当に新築マンションにこだわりますか?」という問いにぶつかります。

私としては新築にこだわらないほうがなにかと良いと思いますが、そこは圧し殺して、都心になるべく近いマンションで、かつ平均坪単価200万円・・・だと厳しいので最安値住戸を狙うのもありだろうと平均坪230万円以下くらいの新築マンションをプロットしてみました。こちらのデータはマーキュリーさんにご協力いただきました。



もっと郊外まで広げればいっぱいあるんですが、ドアtoドア1時間以内で会社に行けそうなマンションで引っかかってきたのは以下の3件でした:

アーデルグラード梅島:梅島駅 徒歩7分
東武スカイツリーライン直通日比谷線で日比谷駅経由の有楽町、だいたいドアtoドアで1時間
先着順販売:65.2m2・3LDK・3983万5320円〜

アスコットパーク五反野ベッセル:五反野駅 徒歩7分
東武スカイツリーライン直通日比谷線で日比谷駅経由の有楽町、だいたいドアtoドアで50分
先着順販売: 45.36m2~86.13m2・2LDK~4LDK・3720万円~6890万円

サンクレイドル浦安Ⅲ:浦安駅 徒歩13分
東西線で大手町乗り換え三田線で日比谷駅経由の有楽町、だいたいドアtoドアで1時間
66.41m2・3LDK+2WIC・4428万円など

(追記:失礼しました。ちゃんと調べてみるとブランズ川口本町、リビオシティ川口元郷、ブリシア石神井公園2あたりもドアドア1時間いけそうです)

いかがでしょうか。


はい、ここで「ちょっと待ったコール」が出ました。冷静に考えてみましょう。本当にここでいいのですか?ご相談者様にとってはそれでいいかもしれませんけど。
築浅の中古は所与の条件を満たさないかもしれませんが、私にひとつ推薦させていただけませんか?

有楽町線には辰巳駅があります。
いま駅前にある昭和40年代レトロな都営住宅が建て替わっている真っ最中の街です。豊洲駅まで一駅なのに、ここの中古は安値で放置されています。理由は現地に行けばわかります。駅前には目立った商業施設はなく、駅からマンションまでは寂しさも感じる場所ですが、自転車を使えば都内屈指の生活利便エリアである豊洲まで十分生活圏内。そして辰巳から有楽町駅間は、朝のラッシュ時でも比較的混雑はマシなほうで、通勤は便利で満員”痛勤”とも無縁です。東西線や田園都市線の地獄に比べれば、快適です。

辰巳エリアには現在新築マンションが販売されていませんが、震災前後の築浅中古マンションがお手頃な値段で販売されています。辰巳に住めばオフィスまでドアドア30分以内、痛勤いらずですよ。

たとえば、私が辰巳エリアの中でも高く評価している、デザイナーズ内廊下マンション「バンベールルフォン辰巳(辰巳駅徒歩10分)」が今売り出されています。62.05平米の2LDKですが、4,280万円でした。


(外観写真だけ。間取り図もおすすめポイントも出していない、やる気があるのか三◯のリハウス)

3LDKが良ければ、他にも同エリアでも築年数が浅い、none(同徒歩9分)が、73.16平米の3LDKで4,380万円。



地域で一番大規模物件で共用施設も充実しているブリリア辰巳キャナルテラス(同徒歩11分)が74.34平米の4480万円。ここはエントランスから雰囲気いいですよね。



上記の新築マンションとこれらのマンション、どちらを選んだほうが幸せなのか・・・はわかりませんけど、有楽町のオフィスまで30分以内に出勤できます。最近のトレンドは、住職近接ですし、新築へのこだわりはなるべく捨てて通勤時間を減らして、その時間を家族とのコミュニケーションの時間や副業、自己研鑽など別のことに使うほうが、より豊かな生活ができるのではないか、と私はアドバイスさせていただきます。ここ10年で、時間の価値は跳ね上がりました。

住まいはあくまでも幸せを増大させるための手段です。住まいだけにオールインしないこと、他にベターな選択肢はないのか考えることをおすすめします、

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マンションアナリスト、ブロガー、インフルエンサー。マンション購入ということに真正面から真剣に考えたブログを足掛け10年も運営しました。忙しくなりすぎて更新が滞りがちですが、スムログも引き続きがんばります、よろしくお願いします!
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1 個のコメント

  • yui より:

    上野と四谷の勤務地で共働き夫婦の場合、どのあたりの立地が通い安いと言う目で見るのが良いと考えますか?

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