こんにちは。すまいよみです。
先ほど息子から手紙を貰いました。
『ぱぱへ。あした、すまーとほんがどうやってできてるか、かいぎをします』
明日は久しぶりにリアル会議です!
さて、このたび、コロナウィルスに感染された方、休業を余儀なくされた方には、お見舞い申し上げます。全く他人事では無く、このままだと住宅ローンだって払い続けられるかわかりません。
早速ですが、お便りをいただきましたので、返答します。
すまいよみさんへ
スムログ、ブログ、ツイッター等、いつも楽しく拝見しております。
私は今2LDKの賃貸マンションに住んでいるのですが、4月から在宅勤務が始まったため、寝室にちゃぶ台を出して仕事をしております。
もう1室は引き戸のリビングインなのですが、0歳の子供がハイハイしやすいように普段はリビングとつなげて使っているので個室としては使えず、一方寝室も子供を寝かしつける時はリビングに移動しないといけなかったりと、なかなか集中して仕事できる環境がなく悩ましい今日この頃です…
そこですまいよみさんにご質問です!
在宅勤務をするのに適した部屋の造り・間取り・コンセプト等で面白いものがあったら教えて下さい!(例えばリビオシリーズのモアトリエなんかはこういった用途でも使えるのかなーなんてふと思いました)
または今は実現していなくても、これからリモートワークをより重視したマンションが増えてくると思うので、すまいよみさんが「こんなコンセプトのマンションあったらいいな」と感じるイメージなんかもお持ちでしたら教えて頂けると嬉しいです。
何卒よろしくお願い致します。
まさに、私もリモートワークでストレスが溜まってきた所でした。何しろ、教育機関を休んでいる元気な未成年者が、意味不明な奇声を発しまくったり、LDで謎の足踏みをジャンジャカ始めたり、「パパ!プラレールのトンネル作ったよ!」「今日、気温18度だって!」と何でも共有したがるスーパーホウレンソウボーイなので、中々ワークも進まずでして。
とにかく、働き方も生活も大きく変わる転換点を迎えていますね。
自分がもし今後、在宅での仕事に就いた時、どんなマンションを選ぶか。こんなマンションが欲しいという願望も合わせてしたためてみました。
問題点は、『集中できる環境作り』にあると考えます。
仕事に集中できる環境とは何を指すでしょうか。
・余裕のある空間
・静かな空間
・明るい空間
・ワークシステムが整った空間
・楽しい(ストレスレスな)空間
と言ったところかと思います。
何事もシームレスな時代です。マンションも、3LDKと言う『リビング・ダイニング・寝室』に留まらなくても良いんだと思っています。
集中できる環境のマンション・間取りとは?
広い専有面積
80㎡以上、4LDKで、一部屋を完全に仕事部屋にする。都心へ近く、専有面積が広い、その上駅遠なので価格とのバランスも良い「ハルミフラッグ」。皆さん、これからの在宅勤務時代に良いのでは!と、おっしゃってますよね。
のらえもんさんが、「一番近い郊外」である湾岸エリア、特に、4LDKでも比較的安く購入できそうな「東雲」が穴場で良さそうと、言うとおりだと思います。
自宅内、できれば、日中、広い空間でストレス無く立ち回りたいですよね。
僕がよく見ている江東5区のエリアでは、電車に乗れば大手町まで20分以内、環境も抜群な江戸川区清新町は、私も、仕事が家で完結できるようになったり、一線を退いたときに「終の棲家にしたい」と思いをはせていた場所であり、駅から距離があるため、一回り大きな住戸でも手が届きそう。現在、「ジオ西葛西清新町」の4LDK住戸が、5,498万円という価格で売り出されています。
都心にも近いため、必要なときは気軽にリアルなコミュニケーションも楽しめ、トレンドも間近に感じることができる場所でしょう。
当然、部屋が広くなれば、価格が気になってきますので、選ぶ際は、「都心に近くて駅遠」「築年数が経っている中古」「定期借地権」などの物件を選ぶ事がポイントになるかと思います。
ワークに機能的、快適な間取り
私は現在、以下のような、70㎡の3LDK、一般的な田の字型間取りに住んでいて、日中のリモートワークは、共用廊下側の暗くて狭い部屋で行っています。家で仕事をする人は、この間取りは駄目ですね!息が詰まります・・・。
まず思うところは、3LDK不文律の中で、洋室が文字通り、寝室という寝るだけの機能に甘んじている点です。
寝室はおよそ5畳か6畳で設計されているのですが、とにかく狭いのです。ベッドを置いてしまうと、しっかりワークできる環境を整えることは難しいです。机を2台どころか、会社で使用しているような奥行きがある机も置けず、足下に書類やPCアクセサリーを置きながらなんて、ストレスフルなワーク環境になりがちです。しかも日中ずっと部屋は暗い!
当然、引き戸で仕切られたLD隣の洋室は集中なんかできません。
そこで、主寝室にベッド配置以外に機能を持たせられるような間取りなんか良いなあと。主寝室が思い切って8畳とか10畳とかある部屋。以下は9.5畳です。現在分譲中「リビオシティ・ルネ葛西」の住戸になります。
これだけスペースがあれば、就寝部分と区切ってワークスペースを作ることもできるでしょう。
ワークする部屋がLDや子供部屋から離れ、角住戸で明るい環境が維持できる間取りです。
この間取りは一例ですが、主寝室が子供部屋から離れ、更に2面採光で明るくバルコニーもあるため、玄関を出ることなくLDに行かずとも、外に出て気分転換ができます。共用廊下に面すること無く、外の緑が見られたりするのも良いですね。
サードプレイスが住戸内にある間取りです。お便りでも書かれていますが、「リビオシティ西葛西 親水公園」のモアトリエは、リビングイン、リビングアウトの設定がありますので、ワークスペースにするのであれば、以下のようなリビングアウトの環境の方が集中できそうですね。
楽しい室内環境を作り上げてくれる間取り。
最近のオフィスは、カフェスペース、昼寝スペースがあったり、遊び道具がおいてあったり、快適、かつ効率的に仕事ができる空間を作り上げている会社が多いですが、住戸内もちょっとした楽しみを取り入れたいところ。
ハンモック付きのマンションも誕生しています。
昼食の後は、室内で数十分うたた寝なんて最高です!
マンションの共用施設
ある程度の規模感があるマンションでは、ワーキングスペース、スタディルームは珍しくなくなりましたが、個人的に、長時間、また短期間でも集中するには、何となく人目が気になり、少し落ち着かない感覚です。今は、コロナウィルスの影響で閉鎖されていますし・・・。そこで最近、これは羨ましいと思ったのが、ブランズタワー豊洲の共用空間「スタディブース」です。これであれば、落ち着いて集中できますし、今のような時勢でも、個人個人の責任において管理、使用しやすいのではないでしょうか。自宅で午前中、午後はスタディブースでと分けて利用するのも良いですよね。
立地・周辺環境
周辺環境も大事だと思います。人にもよると思いますが、家で仕事をするのであれば、運動がしやすい環境。散歩やマラソンがしやすい、しづらい街並みってあると思うんですよね。
もしくは、ビジネス街が良いのか、自分の仕事に関係しているコミュニティが存在しているエリアが良いのか。立地や環境が、在宅での仕事主体のスタイルに、どう影響するのかよく吟味したいです。
以上、自分であればリモートワーク中心の仕事に就いたときに選びたいマンションを見てきましたが、やはり一番は、防音性だと思います。仕事をしている本人だけで無く、子供、パートナーなど、家族の立場にとっても『仕事を妨げているのでは・・・』と生活にストレスをきたすことになります。
こんなマンションを作って欲しい
マンションは、どうしてもプライバシー性、防音性で劣ってしまうと思うのですが、最近、長谷工で手がけている「シャットスルードア」は、サッシと同様の遮音性を発揮するので、部屋ごとにこの仕様を採用してくれれば、少しくらい子供がうるさくても集中して室内で仕事ができると思います。(出典:ルネ横浜戸塚 公式HP)
また、専有面積内に2つの玄関を設定するのも面白いと思います。例えば、80㎡住戸の中に、玄関を2つ設け、中をコンクリ壁で仕切り、両側を行き来できるドアを設置する。仕事と家庭、家族間、様々な事がシームレスになってくる世の中において、生活スタイルによっては有効な仕様なのではと思っています。
以上になります。お便りの内容からも、良い返答になるか疑問だったのですが、さしあたり思ったことを綴らせていただきました。
最後になりますが、こんな時期なので、マンションモデルルームが一時閉鎖され、検討を中断している人も多いと思います。
室内で楽しめる本です。よかったら、マンション検討を再開する前に、ご参考にしてみてください。
絶対に満足するマンション購入をするために、読んでおくべき2冊
マンションを舞台にした小説、オススメの4冊
すまいよみさん
質問をさせて頂いた者です。
大変詳しく教えて頂きありがとうございました!
昨年からマンションを探しておりまして、最初はとにかく「狭くてもいいから職場から近い駅近」で探していたのですが、今回在宅勤務が始まったことで広さや個室の使いやすさ等をもう少し意識して探してみようかなと考えていたところでしたので、大変勉強になりました!
これからも更新楽しみにしております。
宜しくお願い致します。
コメント、ありがとうございます。少しでもお役に立てましたなら光栄です!今はマンション選びも難しい時期ですが、匿名さんにとって、素敵なマンションか見つかることを祈念しております!
今後とも、よろしくお願い申し上げます。