スムログをごらんのみなさま、こんにちはのらえもんです!
今日もご質問に答えようと思います。
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差出人のハンドルネーム:なおたろう
質問内容:
住むログブロガーの皆様
今回のコロナウイルス騒動で「リモートワーク」が流行語になりそうな勢いです。これをきっかけに(慌てて)BCPを見直す企業も現れるでしょうし、関連したIT環境整備も進むのは間違い無いかと思います。
この動きが中期的にはマンションの「都心・駅近」トレンドからの転換のきっかけになる可能性も高いのではと考えています。「出勤は週の半分、あとはリモートで」といった働き方が徐々に広まる結果、狭い都心の2LDKよりも、書斎を備えた郊外の4LDK〜といった形で。
私自身も湾岸エリアで購入あと一歩のタイミングで今回の騒動のため改めて考え直しているところですが、スムログブロガーの皆様のご意見もぜひ伺ってみたいです!!
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いや〜わかりますよわかります。みんなこのトレンド変わってほしいと心のなかでは思っていますものね。
- 新築中古問わずマンションがめちゃくちゃ高くなって
- でも、駅から遠いとまったく評価されなくて
- そんで都心から近くて駅からも近いマンションは目が飛び出るほど高い
- だから今から買うなら我慢して狭い場所に住むしかない
しかしながらですね。
都心・駅チカトレンドは、不動産業者が作った面もありますが、日本人が共働きがメインになり、経済的には余裕が出てきたけど、昔よりも相対的に時間貧乏になった社会情勢の変化により生まれたものです。
(男女共同参画白書 平成30年版より)
奥さんが旦那と同じようにフルタイム働きながら子育てをしようとすると、なるべく効率を良くしていくしかない。時短のための駅チカであり、都心人気であります。もし東京にジジババがいるなら別ですが、地方から上京してくる若者は後を絶ちません。私もかつてその一人でした。では、このコロナでトレンドが変わるのか?
実際、東京圏のテレワーク普及率はかなりのものです。先日久しぶりに出勤したところ、電車の乗客が少なくて驚きました。
コロナ対応のテレワークに「格差」が生じている
7割以上が「案内なし」、企業・職業・個人間で差
https://toyokeizai.net/articles/-/342092
テレワーク(在宅勤務)が企業から推奨されているのは18.9%、命令・指示されている割合は3.2%という数字になった。そして実際に従業員がテレワークを実施している割合は13.2%にすぎない。ただ、この実施率は47都道府県を均した数字であり、東京都だけでみると23.1%、東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)でみると19.6%となる。
東京圏の朝夕の通勤電車の混み具合を思い出すと、実感と乖離しない数値ではないだろうか。テレワークを実施している人の中で、今回の新型コロナウイルス対策で初めてテレワークを経験した人は47.8%で、およそ半数となった。
コロナが去った時、出勤なんて必要なくない?テレワークで働くのが普通だよね?と世の中の大部分がそうなれば、おっしゃるとおり、トレンドの変換となりますけど、私は大体の職業では難しいと思います。これは4つの理由がありまして、
- 自分で長期間テレワークをした結果、チームワークで仕事をするというのが難しいと感じている。近くにいることで何気ない会話からのインスピレーション、軽い相談によって新しいアイデアが産まれる。テレワークでは仕事を能率的にすすめるための「コミュニケーションコスト」が非常に大きくなる(これは、お前は古い人間だ!ツールを使いこなしていないからだ!と批判も受けそうですが、ツールと対面ではかなり違うと実感しています)。
- クリエイティブな職場ではテレワークの導入が一部進むかもしれないが、そのような職種はほんの一握りである。報連相+根回し&根回しが仕事の本質であることが多く、それはテレワークではできない。
- 何よりテレワークでは、既存顧客のリテンションはできても、新規顧客獲得の営業が難しい。やはり人間同士、対面して商談がスタートすることが往々にしてある。
- 日本人の気質は、一回の疫病で変わるとは思えない。失敗の本質を読めばわかるが、戦争に負けても日本人的な組織・物事の決め事はまったくそのまま残っている。
通勤の困難で逆に駅近がいいと痛感する方もいると思いますよ
主要メンバーは、会社の近くに住むべきだと考えています
そもそもテレワークが可能なら企業自体が、都心に集結する意味が問われませんかね
同感です。
バスでも地下鉄でも代替えがあって
一番混んでない通勤路を使えるほうが感染リスクが少ない
と思いました。
長距離、長時間、高密度の満員電車のほうがリスク高いのではないでしょうか。