こんにちは!住井はなです。
私は子の寝かしつけに非常に苦労(寝ない、すぐ起きる)し、息をひそめて生活をしていた時期がありました。
今でも間取り図を見る時は寝室に何が面しているかを無意識にチェックしてしまいます。
ただ、音が響くことで寝かしつけに苦労するのは数か月~長くても数年間。
何年も住む家の間取りを「寝かしつけ」基準で選ぶことはないですよね。
さらに、お子さんの性格によっては寝かしつけに全く苦労しない場合もあると思います。
こればかりは生まれてみないとわからないことなので、結果的に「ああ、この間取り失敗」と思うとしても、しばらくの間の辛抱ですので、購入の条件にはしない方がいいとは思います。
そういう意味で、住まい選びに影響しないと思ったので、今までエントリーにしてきませんでしたが、先日、すまいよみさんとTwitterで音が響く間取りについてのやり取りをしていたら、「スムログで、音にまつわる記事お願いします!」と言っていただきました。
正直、ブログのネタが無くて困っていたし、もしかしたら「寝かしつけの時に帰ってこないで!」と言われている旦那さん達の参考になるかも。と思ったので、今回は「寝室と音」について書いてみようと思います!
なお、赤ちゃんが気にする音と大人が気にする音は多少違うと思っています。
静かに眠りたい大人にも共通する内容はあるとは思うのですが、このエントリーは一旦「赤ちゃんの寝かしつけ(寝ている子を音で起こさない)」という観点で書きます。
目次
寝かしつけに苦労している時に避けたい音
きっかけになったすまいよみさんのTwitter。前述の通り、赤ちゃんが気になる音って大人とちょっと違うと思っています。
大人と比較すると意外と気にならなそうな音
・ずっと流れている音(例えば、人の声やテレビ、ずっと回っている扇風機やクーラーのモーター音)
・大きな音ではないアラート音(何かが終わった音や始まる音、警告音)
お腹の中にいた時からぼんやり人の声は聴いていたでしょうから、普通に落ち着いて話していても比較的起きない。(もちろん大きい声はNG)
保育園で眠れない子が先生と話していても、皆気にせず寝ていたりするので、子どもが人の声に比較的鈍感というのは、我が子に限らない傾向なのではないかと思います。
テレビの音も突然爆音になるような番組ではなく、一定の音で流れ続ける番組であれば気にならないことが多かったように思います。
寝る前からついているモーター音も寝かしつけ途中や寝かしつけ後に起きるきっかけにはなりづらいですね。
静かな中で突然響く高い音(アラート音)には敏感ですが、隣の部屋でかすかに流れ続けるアラート音や何かのスタート音は、大人のように「これが警告や注意を促す音」なのだという概念がないから(※理由は私の勝手な推測です)か、意外と起きないと気づきました。
逆に大人よりも敏感だと感じる音
・好きな音(例えば、水の音・ビニールをくしゃくしゃする音)
・静かな中で突然流れる(高いor大きい)音
・空間がかすかに揺れるような、鈍く響く音(例えば、ドアの開け閉め、壁一枚を挟んでコンセントを抜き差しするぐぐっという音)
…んー、スムログにあんまり関係なくなってきたので、具体的に寝かしつけに向かない間取り・設備の話をしていきます。
寝かしつけで避けたい間取り①:寝室の裏がキッチン
私が寝かしつけに苦労していた家は、寝室の壁の向こうがキッチンで、冷蔵庫と食器棚側に面している状態でした。冷蔵庫を開け閉めする音、少し固めの食器棚のドアを開け閉めする音、食器棚に置いてある電子レンジを開け閉めする音。全部子どもが起きる!
深夜に飲んで帰ってきた夫が小腹が空いて冷蔵庫や電子レンジを遠慮なくバタンバタンする音に、当時は殺意を感じていました。
作業スペースとシンクは隣接していなかったからか、まな板の上で食材を切る音や洗い物をする音で起きることはありませんでした。
寝かしつけで避けたい間取り②:寝室の近くに洗濯機や浴室
洗濯機が終わったピーピーという音は洗面所のドアを閉めるとあまり聞こえなくなるので必ずドアをしめていました。一方、ドラム式の洗濯機をドアを開け閉めする音(バン!)、スタートボタンを押してドアにロックがかかる音(ガチャ)、洗面台の三面鏡を開け閉めする音(磁石で引き寄せられてドン!という鈍い音がする)、浴槽の蓋を開け閉めする音(ドタンバタンする音)でよく子どもが起きました。
これに比べるとまたお手洗いが近い方がまだ良いかもしれません。
お手洗いの流水音って、結構響いて大人でも気になりますよね。
子どもももちろん起きるのですが、洗濯機やお風呂のドタンバタンよりもマシだった気がします。
寝かしつけで避けたい間取り③:寝室の近くに玄関や外廊下
田の字の間取りだとどうしても玄関の横に寝室。共用廊下に面することが多いかと思います。玄関のドアの開け閉めの音は、まさに空気が震えるような鈍く響く音やカチャカチャした音なので、寝かしつけの時に静かに帰らないと怒られる旦那さんには向かない間取りです。
また、共用廊下は、話し声や笑い声、靴音など、どうしても響きます。深夜、静かだったのに、突然うるさくなるのは最悪です。
他のお家の方に「静かにして!」と言えない分、共用廊下には面していない方が心穏やかです。
寝かしつけで避けたい間取り④:(寝室の)ドアが引き戸 or ドアキャッチャー付きのドア
人によって好き嫌いが分かれがちな「引き戸」。私はスペースがいかせるので好きです。各洋室、ウォークインクローゼットは全て引き戸でも構わない。ただ、寝かしつけのことを考えると、普通のドアよりも引き戸の方が音(ゴロゴロ)がするので、開け閉めの度に起きないかひやひやすることになります。
また、しゃがまなくても、押し込むだけでストッパーになるドアキャッチャー。
無いとコストカットかな…とがっかりする設備ではありますが、寝かしつけの観点で言うとカチッとやるタイプではなく、しゃがんでフックを手でかけるタイプの方が静かに開け閉めできます。
寝かしつけで避けたい間取り⑤:大きい収納がほぼ寝室のみにある
子どもの寝かしつけ前に必ず旦那さんが帰って来る場合は良いのですが、大人の物も子どもののものも全て寝室にあるような間取りだと、子が寝ている時の支度に苦労します。利用する頻度の高いものや、寝かしつけ後に出し入れすることが多いものは、寝室以外に置く場所が欲しいですね。
理想的な間取り
キッチンも洗面所も浴室もダメ、玄関近くもダメとなるともうどんな間取りでも無理!となるかもしれません。寝かしつけという観点だけで言うと、キッチンから遠いリビングに隣接し、引き戸ではなく普通のドアの洋室(寝室)がおすすめ。
ドアの開け閉めを非常に静かにして、リビングで過ごす際のテレビ音などを小さめにすれば途中で起きてしまう回数を減らせると思います。
あとは、お手洗いや浴室が近くても、壁一枚で隣接しているよりは、間に納戸やウォークインクローゼット(寝かしつけ後は極力使わないようにする)があるだけでだいぶマシだと思います。
今となっては笑い話に近いのですが、当時は、本当に息をひそめて生活していたからこその体験を書きました。
…他にも家のこんな音で子が起きたよーというエピソードをお持ちの方がいればぜひ教えてください!(笑)
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