モモレジの名作マンション訪問Vol.11です。
本日は、武蔵小杉です。
今回はタワマンから物を投げ落とす犯人を逮捕するために武蔵小杉に行って参りました(笑)。
冗談はさておき、武蔵小杉はご存じの方も多いと思いますがタワマンなど大規模物件の数が多いエリアなので、意匠面・ランドスケープ面で見所のある物件が数多く存在します。
そのため、ご紹介したい物件もたくさんあるのですが、今回は、
パークシティ武蔵小杉の三兄弟
(左からグランドウイングタワー、ミッドスカイタワー、ステーションフォレストタワー)
(2014・2009・2008年築/38・59・47階/506・794・643戸)
グランドウイングは少し後から企画されたものでお兄さん2人が順梁であるのに対して逆梁だったりと言ったような違いがあるのですが、外観的な面でそれ以上の特徴と言えるのはお兄さん2人の高層部の設計でしょうね。
ミッドスカイタワーとステーションフォレストタワーの超高層部に注目して下さい。
この2棟はとっても興味深い形をした物件なんです。
※一見グランドウイングのトップも少しだけ同様の部分があるように見えますが、これはデザインをお兄さん2棟に似せただけでグランドウイングには特別な位置に住戸があるわけではありません。
特にミッドスカイタワーの59階建はザ・パークハウス西新宿タワー60が誕生するまではマンションとしては日本最高階数だったわけで、分譲当時は超高層フロアだけが異なる造りとなっていることに大きな衝撃を受けました。
超高層階だけが1フロア面積が小さい設計となっているわけですが、デベは物件全体において容積率を満たすように最大限の延床面積を確保する中で、高層階の住戸面積率を高めた方が全体として利益を多く生み出すことが出来ます。
したがって、高層階には少なくとも中低層と同じだけの延床面積を確保しようとするのが普通なのですが、この物件は贅沢?なことに高層階の延床を削ることで非常に特徴のあるデザインを実現しているということが言えるわけですね。
東急線、横須賀線、南武線の武蔵小杉駅の中心付近に位置する恵まれた立地条件はもとより、その高さ(標高的な意味ね)とデザイン性が生み出すランドマーク性は数ある武蔵小杉のタワマンの中でもやはり特別なものと言えるのではないでしょうか。
そしてここがミッドスカイとステーションフォレストの間にある「噂の現場」です。
これ以上は怖くて近づけない・・・
ってのは冗談で普通に多くの人が歩いていました。
この写真のどこかに犯人の部屋があるのだろうか・・・。
まさか前述の超高層部からだったりなんてことは・・・。
ちなみに、ミッドスカイとステーションフォレストは前述の通り順梁でガラス手摺なのですが、手摺に青や臙脂のカラーリングがなされているという手の込みようです(角住戸の窓下のタイルも同様)。
一方、グランドウイングは分譲時に本ブログで述べたようにこの壁面緑化が素晴らしく、石と緑をふんだんに用いた基壇部のデザインも含め高級感と重厚感があふれ出ていて本当に素敵でした。
オマケで
パークシティ武蔵小杉ザ・ガーデンタワーズイースト
(2017年完成予定/53階/592戸)
イーストの方はもう10階以上の高さになっていました。本ブログでは昨年のマンションオブザイヤーに選んだぐらいでデザイン及びランドスケープがかなり素晴らしい物件と十分以上に認識していたのですが、実物が生み出す迫力に正直圧倒されました・・・。
⇒【年末のご挨拶②】本年も頑張れたのは皆様のおかげです【マンションオブザイヤーは・・・】
まだ高さがない分、太く感じるというのもあるのでしょうが、逆梁×黒縁サッシを採用しているがゆえに上でご紹介した三兄弟よりもさらに重厚感が増していますし、ラウンドなようでラウンドでない角住戸周りのラインも絶妙に感じました。
角住戸のサッシ高はけして高くはなく透明感はそれほど強くはないのですが、重厚感と高級感がより高まっている印象ですね。
実物を見ると特に感じるのですが、マンションのデザインってここ最近でも年々進化して行っている気がします。とても嬉しいことです。
一方、構造面(特に三次元)はというと一部の物件を除きお世辞にもそうとは言い難かったりしますが・・・。
こちらもど~ぞ。
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パークシティ武蔵小杉ザ・グランドウイングタワー
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