お盆明けなのでボンボン答えていきます!
差出人: メンチカツ師匠
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買い替え前提は本当にお得なのか教えてください。
よく、若いうちは価値の落ちにくい1LDKなどを買って、結婚やこどもが出来たら3LDKなど必要な部屋に買い換えるべし、という触れ込みを見ます。
仮に騰落率は同じだとした場合、1LDK時代のランニングコストと3LDKへの買い替え費用が天秤になるはずですが、買い替え費用の方が高くつかないでしょうか。しかも必要ではないかもしれませんが、若いうちから広い部屋に住めます。
3LDKが必要になる可能性が高ければ、最初から3LDKを買った方が良いように思います。
なお確かに高騰してる今だと単身者にはグロスが届かないかもしれませんが、手の届いていた昔からこの理論を勧めていたように思いますので、若いうちから3LDKは高くて買えないでしょう?、みたいな回答は避けて欲しいです。
メンチカツ師匠なかなか賢いですね。一見その通りに思えますがちょっと待ってください。
実は師匠の想定には重要なポイントに見落としがあります。
それは「若いころと家族ができる頃では予算が違う」ということです。予算が違う、つまり収入が違うということですね。
年齢の違いは収入の違い。収入の違いは予算の違い。予算の違いは立地の違い。立地の違いは住み心地の違い。買付入れますか?
20台で300-400万の年収では3LDKで買えるのは東京都下の果てとか千葉埼玉のバス便とかそんなんです。
若いころからそんな通勤にエネルギー費やす生活してたら仕事にも集中できず、出世もせず、たとえ家族ができても「そんなところ住みたくない」と言われるのが落ちです。
であれば、若いうちは都心でコンパクトな部屋を買ってバリバリ仕事して遊んで、結婚したら二人で部屋選んで買いかえればいい。
結婚式と家を買うというのは嫁を大事にする(嫁の選択を尊重する)ことを行動で示す数少ないチャンスです。そこを合理性で押し切って結婚式もいらない部屋は俺の選んだ部屋に住めではぐらぐらの土台に石を積んでいくようなものです。この人は自分を大事にしてくれないという思いが通奏低音として響いていると些細なことでも関係はぐらつき前途多難です。自分のことを大事にしてくれない男に女は厳しいです。
ファミリーの住む郊外って単身者にはつまんないですし。遊ぶ場もない。飲み屋には爺と婆しかいない。都心に出て行くには億劫だ。若いうちからそういう性格してるとモテなくなって婚期も逃して一生一人で3LDKで住む危険もあります。管理費修繕積立金も部屋広いから高いし。ごめん、飲み会には行けません。これに行くとマンションの管理費払えないからとかきつくないですか?
という答えでいいでしょうか。独身には独身にふさわしいマンションがあり、ファミリーにはファミリーにふさわしいマンションがある。せっかく流動性の高いマンションに住むんですからその魅力を殺してまで我慢した生活をするのはナンセンスかなと思います。おわり。
とても解りやすく納得のいくお話しでした。
ありがとうございます!
うーん含蓄あふれていますね
ざす!