第6回座談会「はるぶー&東京湾岸ライフが語る、マンション管理と資産価値のお話」後編
対照的な手法でマンション管理を長期間行われた、はるぶーさんと湾岸ライフさんの対談、後編スタートです。
目次
この座談会 に参加したメンバーは?
マンションアナリスト、ブロガー、インフルエンサー。マンション購入ということに真正面から真剣に考えたブログを足掛け10年も運営しました。忙しくなりすぎて更新が滞りがちですが、スムログも引き続きがんばります、よろしくお願いします!
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⇒のらえもんブログ
マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。多いはず!! それなのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。世の中に多い管理士系ブログとは一味違う、理事会側から見たマンションの運営を中心テーマに書いていこうと思ってます。
みなさんはじめまして。 趣味がいつのまにか本業になってしまい、新都市生活研究所という会社を作った「東京湾岸ライフ」といいます
座談会
同じ議論を繰り返さないために必要なこと
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ブリリアマーレ有明のラウンジにあるカッシーナ製一人掛けソファー。マンション共用施設の家具の維持費を日本で一番一かけている。特別な場所だから(湾岸ライフ)
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10期目になって、またヘタってきたんで「もう一回換えさせてください」変えましょうと提案したら、「もう生地が廃盤になってしまいました。在庫しかありません」と。ドバイ産の布地をニューヨークの会社で買い付けて、日本に持ってくる。地球を1周しているんです。「廃盤になっちゃうんだから、倍量作ろう」って事になり、更に大きなお金をかけたんですよ。もう車が買えちゃう金額でした。
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「5年前からやることになってるって話にしとかないと結構苦労するよな」ってのは私も経験として持ってます。
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湾岸ライフさんのとこは『クレド』とか言って売りにしているじゃないですか。やっぱ「確固とした方針で決まってないから、その都度その都度全く同じ議論をやってる」わけよ。議事録見ると「5年前に全く同じこと書いてある」みたいな。みんな忘れちゃうから同じ議論を周期的にやることになる。
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https://bma33.com/credo.html

ブリリアマーレクレド。この方針に従って毎年の管理が行われる。クレジットカードと同じ大きさのもの。館内で働く全員と理事は携帯することになっている(湾岸ライフ)
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マンションのブランディング活動とは
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次に企業と提携しやすくなる。「あのマンションさんですか」というような。自分たちのホームページを持っていると情報発信できるから、企業側としても組むメリットが出てきます。分譲マンションはサブスクリプションのサービスと実は相性がいいんです。「シンボリックなマンション」って外部の人が思ってくれれば、提携話も進みます。
そして住民が愛着を持ってくれる。うちは管理費と修繕費合わせると非常に高いのですが、愛着を持ってもらえれば修繕積立金とか管理費の合計が高くなっても「しょうがないよね」と、納得して払ってくれる。
あと最後に、開発したデベロッパーが「このマンションはウチのシンボリックタワーだ、フラッグシップだ」と思ってくれれば、デベロッパーが後々マンションにお金をかけてくれる。東京建物さんが「ブリリアCMの撮影しませんか?」とか、そういう話を分譲後10年経ってからでも言ってくれたり、「マンションのイベントしましょう」と提案してくれる。
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分譲するときにデベロッパー側は莫大な広告費をかけて宣伝しますけど、「住民たちが自らマンションのホームページを通じて世の中に周知させる」ってブリリアマーレ有明からすると大変コスパの良いものだった。
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来たれ、RJC48
あと、あまり商売っ気がない所が特徴です。ほとんどの理事会の「お勉強します」っていうやつは「ホントだったら何十万円もかかるような会場」を借りて「1時間の講義を便利な場所で無料で聞けます」っていうのばかりで、みんなそれに慣れちゃってるんだけど、「講演会を開催している人」は「何かしらのマネタイズ目的」でやってるから「本当の意味で理事長の立場を考えた話をしてるのかどうかわかんない」わけじゃないですか。
RJCはそういうのは嫌だなと思って始めたものなので、「理事会を相手に商売をするような人は入れてない」です。メンバーのほとんどが理事長さんなので、入っていただけたら「世の中にいる優秀な理事長の話」がたくさん聞ける。湾岸ライフさんみたいな優秀な人もスピーチに来てますからね。
やっぱ実例で聞かないと「頭でっかちになって上手くない」と思うんですよ。「これはやってみたらこういう問題があった」とか「これは一見上手そうに見えるけどこういう問題が吹き出てきましたよ」とか。議題って全部1個1個解決して、最後に総会で「みんなで賛成!」って決めるもんじゃないですか。そういう「最後の形にまとまるまでの経験談があらかじめ聞ける」っていうのは大きい。大抵のことで具体的な事例を紹介してくれる理事長がいます。例えば「駐車場の外部貸しはどうだ」とか「駐車場にカーシェアを入れたら赤字が出てどうだ」とか、そういうのってやっぱ「やったことがある人じゃないと難しい」と思うんですよね。
まとめますと「理事長の立場での経験談を聞けるのはうちの会オンリー」だと思ってるので、ぜひとも入っていただけたらなあと。年3000円とお安くなっております。
(※編集部注釈)RJC48公式サイト
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次回の座談会 は・・・
いやー、とても学びがあるお二人の会話でした。途中からファシリテーターであることを頷き地蔵化していました(笑)次回もお楽しみに!
対談に出てきた物件の公式サイト
最後に
第6回対談「はるぶー&東京湾岸ライフが語る、マンション管理と資産価値のお話」、いかがでしたでしょうか?今後も面白いテーマを取り扱って参りますのでお楽しみに。
スムログでは、今後取り上げて欲しい座談会・対談のネタを随時募集していますので、「スムログメンバーへの質問やお便り」からお願いいたします。
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