タビーです。毎回スムログに書く間隔があくと、次に書こうと思っても「あれまずなにするんだっけ?」となるので、現状打破のため禁断の「お便り返しへの返し」シリーズで人生初の2日連続エントリにチャレンジします! 直近の住井はなさんの記事への返しです。
お便り返し お気に入り/ひいきにしている家具店、メーカー、ブランドについて
最初に書いておきますと、入居待ちさんにはそもそも指名いただいていませんし、内容も入居待ちさんの期待からずれていると思うので悪しからず。実はマンションマニアさん、住井はなさんが家具を買ったお話をTwitterで見ていて、自分もソファ購入で迷宮に入ったことを思い出し、記事にしようと構想だけしていました。そこに住井はなさんが入居待ちさんに回答するのを見て乗らせていただきます。ソファって、その空間の顔になりますよね。本文中に写真がないので、今年お邪魔したマンション(ザ・タワー横浜北仲、シティタワーズ東京ベイ)の写真を載せておきます。なんでも、シティタワーズ東京ベイのソファはすべてカッシーナとか。
マンションではないですが、Google Photoを「ソファ」で検索したら出てきたグランドキャニオン ノースリムロッジのラウンジのソファは、ここが夏場に1軒のみ営業していて人気(ひとけ)もサウスリムよりぐっと少ないため、のんびり時間を忘れて座っていたい空間でした(実際には我々は日本人らしく日帰り弾丸ツアーでのんびりでなかったオチあり)。
私がソファを購入したのは新築入居時で軽く10年以上前ですので、時代もだいぶ異なることをお含みおきください。たとえばマンションマニアさんおすすめのマスターウォール(純国産)は、当時から存在はしたのですがアンテナに引っかからずイタリア中心に見ています。当時の雰囲気を忠実に伝えるため、mixiの日記(笑)の日付け付きリライト(ほぼ原文)でいきます。内容を読むと、クルマを手放すことも少し考えている様子などうかがえて懐かしかったり(手放していません)、セール会場が晴海だったりと時代を感じます。では、ソファをめぐる4週間におつきあいください。
Cassina(1/14)
いまだ持っていないソファを見ようと思い立ち、まずはよいものを知ろうとカッシーナixcへ。事前に目をつけていたドネガルは沈み込みが絶妙でなかなかよかった。
同じヴィコ・マジストレッティではもっとも有名と思われるマラルンガは、同様の可動部を持つパクリ商品はよく見るが、心地よかったものはないので見た目だけかと思っていたが本物は違った。
とくに、可動部を折り曲げた状態でのフィット具合は計算されつくしている感じ。
ほかもひととおり座ったなかでは、マリオ・ベリーニのデュックが気になったところ。
リラックスするには、ひじかけの高さや大きさが意外に重要だということに気づく。
あとは、よいものは高いという当たり前のポイントが問題。
買えそうなレベルのものを引き続き見る予定だが、これと比べるとつらいかも。
Arflex, ligne roset (1/19)
モチベーションがあがっているうちに、ソファシリーズ第2弾。1軒目はカッシーナにテイストが近そうな恵比寿のアルフレックス ショップ東京へ。
事前に問い合わせたが、駐車場無料サービスがないなど素っ気ない印象。
(無駄なコストをかけないという立場かも)
座りごごちはよいが、なぜかファブリックのみで革が置いていない。(その割にどれも結構いいお値段)
復活したらしいチニ・ボエリのSTRIPS 1979に興味を持っていったが、イメージカラーの黄色はファブリックだとすでにかなり汚れや表面の劣化が目立つ。
展示がマンションのリビングを意識していると思われ天井が低く、せっかくアルコランプが置いてあっても映えないのが残念。
ピンとくるものがないので、30分で退散(それでも駐車場代400円 ってまだ言うか)
まだ時間があるので、2軒目は六本木のリーン・ロゼ東京へ。
アンケートに答えると駐車場無料らしい(ポイントはそこ?)
トーゴ、ファセットなど特徴的なデザインはおもしろいが、肝心のすわりごごちがいまひとつ。
(トーゴはファブリックだと悪くないが、革は座面の出っ張りがお尻に当たる)
ヤングの現物が見たかったが、クリアランスセールで売れてしまったとのこと。
意外によかったのが、この旗艦店もデザインしたディジェ・ゴメスによるマルーン。
縦でも横でも組み合わせ可能なフォルムと座りごごちは合格だが、お値段が不合格。
そもそも、発注してからおフランスで生産するので、納期4ヶ月らしい(さすがラテン系?)。
駐車場は確かにサービスになったが、券だけもらってほかに行かれないように清算まで店員がついてくるところはしっかりしている。
(実際、ついてこなかったらお向かいのAXISを覗くつもりだったが 笑)
カッシーナよりお安い方向にちっとも向かっていない…
Minotti, B&B Italia (1/20)
第3弾、それぞれすぐ近所の2店にして、駐車場に悩まず済むよう地下鉄で。表参道で降り、すぐ近くのリーン・ロゼ青山を一応見ておくことに。
が、それらしい住所をぐるりと1周してもみつからない。
交番で聞いてもわからずお店に電話すると、さっき通った道を案内される。
が、逆からまわると確かにあった。お店、小さすぎ。
昨日は「東京」がこれで旗艦店?と思ったが、比較の問題で十分大きかった。
Minottiは、場所が地下のみ。
いまひとつ暗い雰囲気で、匂いも革くさいいというかいまひとつ。
店員さんのおすすめは想定どおりHAMILTON ISLANDらしいが、すわり心地が
いまひとつ固い感じで、リラックスできるというコンセプトにはあわなそう。
こちらも、オーダーしてから4ヶ月かかるとのこと(ラテン系?)
岡本太郎記念館を通過しつつB&B Italiaへ。
エレベータなしの地下1F~地上2Fもいかがなものか。
もっとも興味があったTUFTY-TIMEは在庫なし、LUISはまあまあよいが、
商品コンセプトが大規模な組み合わせを前提のようで厳しい。
意外によかったのがザハ・ハディドのMOON SYSTEM(まだプロトタイプとのこと)。
自分で好きなポジションを探す、という感じなので、複数人で座るには微妙?
その後、車で駐車場の心配のない郊外店に出かけ、普通(?)のソファをあらためて見る。
(マラルンガのパチモノもお約束であり、2人がけなら20万ちょっと)
確かにすわり心地や仕上げは明らかに違うが、一桁違う価値が提供されているのか自問自答。
ニトリ南砂店(2/4)
雪でリスクがありそうなので、クルマでの移動は見合わせ。最近、駐車場についてあらためて考える機会もあったので、クルマの維持をやめる可能性も考える機会にしようと電車・バスで移動。
目的地はニトリ。郊外型店舗なので、普段なら絶対クルマで行ってしまうところ。
東京の東側にあると認識していなかったが、南砂店が2年以上前にオープンしていた。
東西線の南砂町で降りて歩くが、クルマで通過したことしかないため方向感覚がわからない。
一番目立つのが浅野ゆう子がCMしていたマンション・ファイブスター(グランエスタ)。
徒歩8分のはずが出る改札を間違えたうえにけっこう積もっていて苦戦しつつ到着。
目的はお約束のソファ。よいものはひととおり見たので、価格的なローエンドを知ることに。
デザインはどれもよく似ていて、価格はほぼ1万刻みで素材と構造で差別化。
価格帯は3人掛けの場合29900円~99900円で、10万を超えてはいけないらしい。
素材はPVC→一部革→総革が主体で、ファブリックはほとんどなし。
(安くするとファブリックの場合は違いがはっきりわかってしまうから?)
高いものになると、電動リクライニングや内蔵センターテーブルの有無と、ソファそのものと関係ないところで差別化している。
一部つくりが甘いのは気になるが、それにしても総革でこの値段は驚き。
話題の中国でもさすがにこの価格は厳しいらしく、自社工場はベトナム、インドネシアらしい。
見比べる限り、人件費、ブランド、デザインが大きく、肝心のすわり心地は価格ほどの差はない。
ソファの価値って?とあらためて悩む。
ソファ決定(2/10)
みはじめて4週間、いい加減モチベーションが落ちて、適当なところで妥協するか、決めきれずまたしばらくなくていいや、となりそうな時期。見ている途中で、たまたまB&B Italiaのセール”SALDI!SALDI!SALDI!”を発見。
1/20にB&Bへ行ったときの感想は「イタリアのリビングは全部30畳?」が実感。
2/2に南青山へ復習でもう一度行き、TUFTY-TIMEとANDYに目をつけていた。
パトリシア・ウルキオラのTUFTY-TIMEは前回なかったが、展示が革で硬めの座り心地。
モコモコのユニット感は面白いが、セットとしての組み合わせがサイズ的に微妙。
パオロ・ピーヴァのANDYは、292しか置いていないのでやはり大きすぎる(ソファに3mは無理)。
が、鉄フレーム+モールドウレタンのシャープなラインがなかなかスタイリッシュ。
座面と背もたれがともに可動のため、表情が出るだけでなく実用性もありそう。
(意味ある動きのギミックに惹かれた点は、マラルンガと同様?)
事前のイメージとしては、ANDYがお得なら決めてもよいかという感触。
2/9セール1日目、都合により電車で行くが、晴海は行くだけで大変。
TUFTY-TIMEはファブリックがあったが、色が微妙すぎてNG。
ANDYは248と292がひとつづつで、売約済みはなし。
比べると、はじめて見る248はひとまわり小さいがテイストは損なわれておらずよい感じ。
292は、シミュレーションしてみたが日本の一般家庭ではやはり無理。
(それでも、ANDYのラインナップとしては下から2番目)
明日の入れ替えを聞くと、248のオレンジが追加される、とまた微妙な情報。
ANDY 248に絞り、また明日来ることにする。
2/10セール2日目&最終日、気になる雪もすっかり消えクルマで再訪。
展示品は248だけで3つに増えていたものの、汚れが気になる白系が2つ、色コーディネートが難しそうなオレンジが1つと悩ましい状態。
いろいろやりとりしているうち、倉庫在庫で1グレード下のファブリックでチャコールグレーがあるとのこと。
セールなのに現物を見ないのもなんだが、サンプルで見ると光の加減による変化が面白そう。
ただし、メカ部の誤差で左右のレベルが数ミリ違うためさらに1万少々追加値引きとのこと。
実際は気にならないだろうが聞いてしまっただけに、と悩んでいたところ、誤差のない本体に当該カバーを付け直すという提案を受ける。
ここは決めどころと判断し、決定。
搬入は3月下旬の予定で、ここにソファへの長いようで短い道が完結。
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