パークコート青山ザ・タワー、3回目ではやくも「あのお方」ネタは尽きてきたので以後スルーで(画像はキン肉マンより)
7/2に現地へ取材に行ってきたのですが、その日以降のあまりの暑さでご多分に漏れずすっかりモチベーション低下しておりました。
BLUE STYLE COMさんの取材によれば、6月上旬時点でタワークレーンが設置されていました。
「パークコート青山 ザ タワー」にタワークレーン設置!(2016.6.11)
日本では珍しいフォルムとなるので地上部の建設が始まるのが楽しみなタワーマンションです。
現地工事状況
現地に到着すると、なんとすでに地上部と思しき建設がはじまっていました。路地に入りタワークレーンの裏まで行ってみると透明樹脂の窓があり中の様子が見えました。あのガラス曲面を想起させるフォルムもはっきりわかります。
さらにまわりこむと、南側で二つの曲面があわさる様子がわかるようなカタチで立ち上がっています。
工程表には、公式ページに載っていない真上からの図面がKEYPLANとして出ていました。タワークレーン2号機も、執筆時点ではすでに組上げがはじまっているはずです。西側はやや囲まれ感があることと、最大のウリの南側に開放感を持たせるため、建物は外苑東通り北側ギリギリまで寄せているようですね。
プライベートガーデン
公式ページで公開されている画像と合わせ見ると、かなりイメージが高まります。現地で見てきた限り、写真のとおり敷地はフラットですが、画像は手前に陰影があり丘上に見えるので、盛り土で高低差を出すのでしょうか。だとすると、現在立ち上がっている部分は実際にはまだ地下?公式ページはいつの間にか”TEAM”と”PLAN”が充実していました。PLANは別の機会に譲りますが120、90、80と狭いほう(笑)が3つ増えています。TEAMを見ると、プライベートガーデンのどこかで見たようなオブジェは、現地からほど近い東京ミッドタウンでも見られる安田侃氏のブロンズ彫刻シリーズであることが再確認できます。世界的アートがプライベートガーデンで見られるのはさすがですね。
あらためて公式ページのCGとここまでの情報を組み合わせると、公開されていない情報が想像可能です。CG4をズームしてみます。
さすがに小さすぎてわかりにくいですが、敷地に高低差があり、建物南端の下に黒い部分が見えます。外苑東通りに面しており、現地の路地をまわりこんだところでは車が出入りする雰囲気ではなかったので、ここが駐車場の出入り口になると思われます。これだけ高低差があると、プライベートガーデン内の様子はオブジェも含め見えないように配慮されているのでしょうか。
あらためて考えると、タワーなのに公開空地で容積率を稼がずプライベートガーデンを設置するとはなんとも贅沢です。
パークコート青山ザタワーの建築現場は、旗が建っている赤で示された商業地域で容積率が500%。高層マンションの建築が可能です。
一方、南東は薄緑で、第2種中高層住居専用地域(容積率200%)
デフォルトで容積率500%とはいえ、プライベートガーデンを優先し戸数を稼がなかったことが、(2)で考察した階高の余裕にもつながっていると理解しました。この贅沢さはパークコートの粋を超えてパークマンションにもつながると感じ、帰りにパークマンション三田綱町ザ・フォレストを再確認してきました。
オーストラリア大使館から下り、周囲の景観に溶け込む森を感じさせつつ、巨大なゲートで外界と隔絶された空間は、場所柄や構造こそ異なりますが青山のプライベートガーデンにも通じるものがあるのではないでしょうか。
現地に話を戻すと、外苑東通りをはさんだ上述の第2種中高層住居専用地域(容積率200%)には、三井系高級物件のモデルルームが多く作られていますね。私もあまり縁のない領域で、かなり場違いだった”THE ROPPONGI TOKYO”MR訪問以来未踏エリアです。当物件のMRは、赤坂檜町のMRの奥に現在建設中でした(隣の駐車場から撮影したため電線ご容赦)。果たして、資料くらいは送ってもらえるとして、庶民がMRを見ることは可能なのでしょうか?
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パークコート青山ザ・タワー (1)ガラス曲面に関する考察パークコート青山ザ・タワー (2)階高に関する考察
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