こんにちは!
ふじふじ太です!
お便り返しです。
質問は以下の通りです。
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
差出人: ぽーちゃんパパ
最近のちょっと良い新築マンションは高いと思うのと同時に、自分では手が届かないので、結局どのような方々が買っているんだろうと思うことがあります。
パークタワー勝どき、プラウドタワー東池袋ステーションアリーナ、パークシティ武蔵小山など坪単価500万前後の大規模マンションが最近バンバン売れているように思います。
ファミリータイプなら普通に億ションですよね。しかも合わせると4桁戸数。
そんなに多くの人達が億ションを購入していることに驚いてます。
我が家は30代共働きで世帯年収は約1500万くらいですが、子育てなどを考えると億ションはおろか、8000万でも正直キツいと思っています。友達も皆同じような属性で8000万以上のマンションを買った人は1人もいません。
確かに千代田区や港区の高級住宅地の超高級マンションはお金持ちが買うイメージですが、先に挙げたようなマンションはどちらかと言えば、普通のサラリーマン世帯が購入するイメージでした。
ただ坪単価を見ると、普通のサラリーマン世帯には無理のように思います。
どんな属性の方々が購入しているのでしょうか?
東京には世帯年収2000万以上の方々がごまんといる、ということでしょうか?
お金持ちや法人が投資目的で購入しているだけでしょうか?
あるいは我々くらいの属性の方々が頑張ってローンを組んでるのでしょうか?
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
ご質問ありがとうございます。
ふじふじ太がお答えさせて頂きます!
ぽーちゃんパパさんが不思議に思うお気持ちもよくわかります!
最近の新築マンションの価格高騰の中、どのような属性の方が買うのか疑問ですよね。
私の職業柄、中古ではありますが8,000万円以上の高単価の高級タワーマンションを扱うことも多く、私の経験談としてお答えさせて頂きます。
私が対応したお客様で、8,000万円前後がご予算の相談者の属性として最も割合が多かったのが、
■大手企業勤務のパワーカップル
となります。
世帯年収でいうと2,000万円以上の方はむしろ少なく、1,300万円~1,500万円前後の方が多い印象です。
特別な資産家・お金持ちという訳ではなく、まさにぽーちゃんパパさんと比較的近い属性の方が購入をしております。
それこそ特別な資産家・お金持ちは、ご認識の通り港区・渋谷区・千代田区の高級一等地の低層マンションを好む傾向があります。
ぽーちゃんパパさんで言うところの、「普通のサラリーマン世帯」が大規模タワーマンションを多く購入をしている訳ですが、世帯年収1,500万円は普通ではありませんよ!笑
厚生労働省の調査では1,500万円を超える世帯は、総世帯の上位4.4%に属しますので、まさに「優秀なパワーカップル世帯」です!
うらやましいです!笑
予算設定の基準として、世帯年収の6倍程度以下に収まっているという点で、世帯年収1,500万円であれば8,000万円という予算設定は問題なくご返済できる水準ではございます。
それはまさに、今の低金利だからこそです。
とは言え、多くのブロガーさんも言及しておりますが、十分な世帯年収があることと、いくらのマンションを買うべきかという点は必ずしもリンクしません。
なぜなら世帯によって生活レベルも違いますし、住宅費用以外の出費も千差万別です。
ぽーちゃんパパさんのように住宅費は抑えてお子様の教育資金や習い事に充てたいという方や、他にも趣味や娯楽にお金を使いたいという方も多くいらっしゃいます。
まずはいくら住宅資金に充てれば無理のない範囲で返済をできるか考え、そこから逆算をして借入額を考え、ご自身に合った返済計画を立てて頂ければと思います。
世帯年収1,500万円で1億円の物件を買うのは無謀!?
ではさらに強気に1億円借り入れすると考えます。
私の感覚ですが、なかなかチャレンジャーという感じです!
もちろん借り入れ自体は可能ですが、やや月々の支払いが重くなるのと、高額になる分、万が一の時のリスクが増します。
もちろん大前提として、資産価値が下がりにくい物件を選びますが、
判断ポイントは自己資金(貯金額)に余裕があるかどうかです。
自己資金が十分にあれば、少々月々のキャッシュフローが苦しくても気持ちに余裕があるので、思い切った借り入れができます。
そういう方は、世帯年収1,500万円でも1億円近い物件をスパッと買われていきます。
もしくは自己資金を1割ほど投入することもあります。
逆にそうでないのであれば、借り入れ金額が大きい分リスクも高いので、あまりご無理をされない方が良いと思います。
【補足】マインドブロックを解除する!
ここからは蛇足になりますが、高額物件になればなるほど、「不動産」や「住宅ローン」に対する考え方の違いが露呈してきます。
「8,000万円以上ローンを組む」というと気後れする方がほとんどではないでしょうか。
ましてや1億円の借り入れなんて、体が震えますよね!
キャッシュフロー上問題ないとわかっていても、高額帯になるほどなかなか踏み切れないものです。
親に相談すると高確率で反対されると思います。
これはマインドブロックされている状態と言えます。
例えば、
Aさんは「1億円の借金なんて考えられない!借りるのが怖いし危ない!そんな大金の責任を35年も負えない!」
と考えます。
一方でBさんは「そんなに貸してくれるんだ!良い物件が買えるぞ!今まで仕事がんばってきてよかった。。」
と考えます。
どちらかというとBさんの方がマイノリティーですね。笑
もっと言うと、Bさんは借り入れをするために、あえて会社員を続けていたりもします。
会社員の方が借り入れに有利だとわかっているからです。
独立起業すると借り入れしにくくなりますから。。
Aさんは住宅ローンを借金とみて「マイナス」と考え、Bさんは低金利で資産形成をできる手段として「プラス」と考えます。
Aさんはなるべく借入額を減らそうとし、Bさんはチャンスとばかりに借りられるだけ借りようとします。
※Bさんの考え方が強いと、月々のキャッシュフローが苦しくなるのでご注意下さい!
AさんBさんどちらが正しいということではありませんが、ある程度大きい金額を動かすには、やはりこのマインドブロックを解除させていく必要があります。
そのためには、不動産・住宅ローンの本質をしっかり勉強し、知識武装をされると効果的です。
マインドブロックのほとんどが、「知らないこと、わからないこと、打開策がないこと」に対する恐怖です。
しっかりと知識を付ければ、ノーリスクはあり得ないとしても、不動産購入はそれほど怖くないということを知ると思います。
もしくはマインドブロックが解除された人と会って話して、経験談を聞くという方法も有効ですね!
やや脱線しましたが、本日は以上となります!
ご購読頂き有難う御座いました!
随時相談受付中。ふじふじ太に直接会って相談したい!という方はこちらから! ふじふじ太公式ラインに登録すれば、湾岸マンションアナリティクスも見放題です! お友達追加はこちら! Twitterでも情報発信しています、アカウントはこちらから。ぜひフォローお願いいたします!
コメントを残す