こんにちは! 住井はなです。
昨年、私が書いた中で一番多くの人に読んでいただいたのが
「好き嫌いが分かれる間取りプラン。子育てファミリーなら…アリ!(かもしれない) 基本編」でした。
続編となる「マニアック編」を書こうとしましたが、個人的な好みが強くなっていくので、誰得なのかわからない感じになりそう…
せめてこれから販売される間取りを例に取り上げたら何となく興味を持ってもらえるかな?と考え、今回は「これから販売される(現在販売中)の間取り編」で書いてみます!
※これから販売(販売中)の根拠は昨日(2021年1月22日)時点で、公式HPに掲載されているプランであること
目次
リビングインじゃないのに、家族が必ずリビングを通る間取り
【パークタワー勝どきミッド M-71Cse·M-71Cse’type のメニュープラン】
次期で販売予定のプランです。
パークタワー勝どきのスムログ座談会でも話した間取りなのですが、個人的にファミリーにすごくいいと思っているので、再度!このプランをゴリ押ししていきたい!(苦笑)
廊下が2つある、この広さではなかなか見ない珍しいプラン。
廊下が2つあることや、玄関からリビング・ダイニング・キッチンが真正面なことを嫌だと感じる方もいると思います。
でも、洋室2つも洗面所もリビングインではないのに、家族がみんなリビングを通る(ライフスタイルによっては)非常に魅力的な間取りなんです!
専有面積が狭くなる市況の中で廊下スペースを減らし、居室スペースを増やしやすいリビングイン。
洋室リビングインは家族が必ずリビングを通るので、黙って外出したり黙って帰ってきたりできない、所謂「子がぐれない間取り」。
(本当にぐれないかは置いておいて)自然とリビングに集まりやすく、家族団らんしやすいというメリットがあります。
一方、音やプライバシー的にリビングインが嫌だと考える方が多いのも事実。
洋室が全部リビングインだとリビングに壁が少なくなり、家具の配置も難しくなるというデメリットもあります。
その点、パークタワー勝どきのM-71Cse·M-71Cse’typeは、リビングインではないのに家族がリビングを通り、音やプライバシーの問題も、家具配置の懸念もありません。
廊下2があることによって、プライベートスペースの手前に一つドアがありますので、軽いPP分離にもなっています。いいっ!
洋室と洋室の間の柱は気にはなりますが、部屋の形も細すぎなくて使いやすそうです。
ここまでならメニュープランではなくベーシックプランでもいいのですが、あえてメニュープランを推すのは、我が家が子どもが一人なことと、リビング・ダイニング・キッチンは20畳くらい欲しいからもあるのですが、なによりもキッチンがL字になるから。
L字キッチンの場合、シンクで洗い物をしている間はリビング側を向いているので、料理をしながら家族や来客と会話もできるし、子を見守ることもできます。
一方、壁側には、オープンだとつい取りたくなってしまう吊戸棚が付き(壁側なので取る必要性をあまり感じない)収納が増えます。さらに、カウンターの角分スペースも多少増えます。電気ケトルくらいなら置けるかも。
なにより!冷蔵庫と食器棚が来客から見えづらいというメリットが。
食器棚って、実際に生活しているとつい生活感が出てきてしまうもの。
L字キッチンであれば、リビング側から真正面に見えないので、多少雑然としていても許されそう…? 子育てをしていたら、いつも家をピカピカにはしていられないと思うので、多少手抜きがしやすいプランは子育てファミリーにはプラスだと思います。
このプラン、リビングの洋室と反対側の壁にソファーを置いたら、眺望も多少抜ける箇所があるかも?
(時間ないですが)次期、パークタワー勝どきを購入する子育てファミリーに全力でお勧めしたいです!
ライフスタイルに合わせて可変できる間取り
まず、ウゴクロ。(ほかにも採用している物件があるかもしれませんが)パッと思いつくはセンドリ。
【セントガーデン海老名 Ⅰ街区B1 type】
ウゴクロは2組の収納ユニットを動かすことで空間の大きさが変えられる稼働間仕切り収納。
長谷工さん施工のファミリー向け物件でたまに見かけますが、ウゴクロ採用のプランは割りと売れ行きがいいと聞くことが多い気がします。
でも、爆発的に増えないのは、凝りすぎた設備は好き嫌いが分かれるからでしょうね。
ちなみに、知人がウゴクロ仕様の住まいに住んでいるのですが、女性が一人でも動かせるのがウリだが、一度場所を決めたら全然動かさない。
それぞれ兄弟の子ども部屋にしているので大人は気にしていないが、普通の壁よりお互いの部屋の音が漏れやすい気がするとのことでした(一個人の意見です)。
固定された壁と違い音が漏れやすいというのは何となく納得。家族構成が変わる予定がないご家庭には必要ない設備かと個人的には思っていますが、ライフスタイルがどんどん変わっていく子育てファミリーには便利なプランです!
例えば、
夫婦2人の間は、洋室3のウォールドアを開け放してリビングと一体にして使い、洋室1を主寝室、洋室2をテレワークスペースとしていたとします。
第一子出産後、子と一緒の寝室の間は、ウゴクロを可能限り洋室3に寄せて、洋室1を広くし、家族みんなで就寝。
洋室3は昼間育児をするスペースに。あるいは少し大きくなり一人遊びや、ドリルなどをやるようになってきたらプレイルームにすると家事をしながら見守れそうです。
子どもが2人、それぞれの部屋を欲しい年ごろになったら、洋室1と洋室3を子に譲り、ウゴクロを離して子ども2人のクローゼットにします。
ウゴクロとウゴクロの間のスペースに共通のものを置いてもいいですね(ちょっとした隠れ部屋にもできて子が喜びそう)
そして、子どもが独立したら、私は洋室1と洋室3で夫婦別就寝にしたい!
真横のいびきからも解放されるし、照明は自分のペースで消したいです。
ウゴクロは真ん中を通り抜けられるようにすることもできるので開けっ放しにしておけば、それぞれプライベートの空間だけれども、何となく気配を感じたり音は聞こえる、空間をゆるーくつないだ夫婦別就寝になります。憧れです!(笑)
ライフスタイルが変化する数年ごとに状況に合わせて間取りを可変させることができるウゴクロは、永くお住まいの予定の子育てファミリーにはいいと思います!
それでも、どうしても固定していない壁は気になるという方は・・・
【プラウド湘南藤沢ガーデン E type】
洋室と洋室の間の「つながルーム」を作りこみすぎず、どんどん可変させていくのが良いかもしれません。
クローゼット(収納)、プレイルーム(隠れ家感あって子どもが喜びそう!)、作業部屋、テレワークスペース、ミニライブラリー、コレクションルーム、勉強スペースなど用途のアイデアはいろいろ。
些細なことですが、洋室3と洋室4の広さもウォールドアであるのも全く一緒なところがいいですね。
兄弟で差がつかない(厳密には窓のある・なしはありますが。)
私の老後の理想。ゆるーく空間がつながった別就寝も叶う!(しつこい!?苦笑)
この間取りの面白いところは「つながルーム」だけではなく、玄関の「DOMA-STYLE」も。
玄関から洗面化粧室に直接入ることができ、子が運動して汚れて帰ってきたら、玄関で服を脱がせてそのまま洗濯機に放り込むことができます。
玄関がこれだけ広ければベビーカーや子供のキックスクーターなども置けますね。
ハンガーなどを用意すれば、日々使うコートやカバンを玄関に置いておくこともできます。
玄関横の窓を開けても洋室じゃないのでいわゆる田の字プランの欠点の一つである共用廊下側から洋室の様子がうかがえてプライバシー的に不安という問題を解消した状態で通風することも可能!
子どもがいないご家庭であれば、この玄関スペースにはシューズインクローゼット作ってほしいところだと思いますが、子育てファミリーには使い道がいろいろありそうです。
レイアウトを家族のライフスタイルにあわせて自在に。という考え方は子育てファミリーには暮らしやすそうです。
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…2パターンしか紹介していないですが、長くなったので今回のはこの辺で。
子育てファミリーならアリかなと思う間取りや設備仕様はまだまだありますので、もし好評だったら続きのエントリーをまた(いつか)書きます!
最後まで読んでくださってありがとうございました♪
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