今夜もまた迷える子羊がスムログブロガーへ相談を寄せてきましたよ。
差出人: あおのり
誰に答えて欲しいですか?
マンションマニア, のらえもん, 三井健太, すまいよみ, 住井はな, 和田浩明
メッセージ本文:
こんにちは!いつも楽しく拝見しております!
30代前半の男性で、妻と子供2人がおります。この度初めての新築マンションを購入し、入居を楽しみにしているところですが、不安な点があります。
購入したマンションの売れ行きがあまり良くないようで、これはリセールに影響してきますでしょうか。
入居を1ヶ月半後に控えているところですが、現時点で契約済のお部屋が4〜5割程度のようです。
個人的には気に入って購入した物件なのですが、この点だけが気になってしまっているのでご回答頂けますと嬉しいです。
あるいはリセール以外にも売れ行きが影響するような点があればご教示ください。
ちなみに実家が近いため選んだ物件ですが、郊外の各停駅徒歩10分という立地なので、こちらが売れ行きに影響しているのかもしれません…
ふむふむ、なるほど。現時点で約5割の契約率、と。それって普通なのか、リセールに影響するのか、というお話ですね。
現在、新築マンションの売れ行きって極端でして、郊外でも飛ぶように売れているマンションもあれば、まったく販売消化が進まない物件も聞きます。
一番大きなファクターはずばり「価格」ですけど、例外ももあります。例えば、「ライオンズ横濱瀬谷ステーションスクエア」は、横浜の端っこでかつ価格も過去の事例から見ると相当勇気のあるチャレンジとのことですが、それでもかなりのスピードで進捗していると聞いています。郊外でも駅前再開発とセットだと強いという証拠です。郊外でも高い価格でも、立地と企画次第ということになりますね。
さて、あおのりさんが心配されているご自身のマンションの売れ行きの事ですが。今だと入居前くらいで半分くらいの契約率という物件は珍しくありません。
□売主が「住友不動産」か「ゴールドクレスト」である場合
マンションデベロッパーの中でもこの2社の売り方はかなり特殊です。青田買いよりも完成在庫になってから売る姿勢の方が強いため、入居時半分の契約率は彼らからすると普通です。ですので、安心していきましょう。
□売主がその他Major7級の大手である場合
体力とブランド力があるために、いきなり値引き販売するということはありません。しばらく前は一部に売り急ぐデベもいましたが、最近竣工即値引き販売という姿勢は改まっています。ブランド力があるので、リセールもさほど悪くない…はずですが、郊外の各駅徒歩10分のリセールバリューはもうケースバイケースとしか言いようがありません。
□売主が中小デベだった場合
完成在庫を嫌うデベがいますね。エリアの新築分譲マンション需要よりも供給が多かったと判断して、こっそり値引き販売する可能性もあります。物件ホームページを見てみると、「諸費用ご相談ください」「家具〇〇万円分プレゼント!」など書かれていると、これはやってますね。供給過多ということで、まぁリセールについては期待しない方が良いでしょう。
さて、人によって利便性は様々です。
私はどちらの実家からも離れた場所に買いましたけど、その分子育てには苦労しました。正直、親の近くに買えばよかったと何度も思ったことか。「実家が近いため選んだ物件」は、親とのコミュニケーションが良好である限り、相当な利便性がある物件だと思うのです!
家族の思い出と親孝行はプライスレス。リセールはその後で。
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入居者数が少ない状態が続くと管理費や修繕積立金の不足という問題は生じないでしょうか?