理事会のカラーって割と理事長が決めてしまうところがあるように思える。
- 理事会としてバリバリ問題を解決していくことが可能かどうか
(雰囲気的には理事会の全ての仕事の過半を理事長一人でこなしている感じ)
で、2×2に分かれるかなで、誤解を怖れず理事長のタイプを分類してみるとこんな感じかな。うちは実は過去に全部のパターンを経験してます。
放置型 (理事会達成度小:理事長負担度小)
あんまり活発でなくて、輪番で毎年全員入れ替わり、役員互選ではじゃんけんやって負けた人が理事長になるなんて理事会の理事長は、いやいややってるわけで、総会前になると1年放置しておいたのの言い訳を考えて、総会対策のブログなんて読みにきますが、通常総会は卒業試験みたいなもんで、仕事さぼっていたら必ず炎上するに決まっているんですよね。
『自分の部下の理事や管理会社が動いてくれないのが悪いので、自分のせいじゃない』が典型的なセリフ。理事長(理事)には、うまくいかないのは他人のせいだとする他罰的な人はあんまり向いてないんですけどね。ま管理がうまくいかないのは理事長のせいに決まってます。実はこの『放置型』案外と理事長の最大派閥なんじゃないかなと思うんですが、私が代表している理事長の勉強会(RJC48)にわざわざ参加したり、管理士事務所の無料相談を受けにきたりする筈はないから、RJC48にも誰もいないし、管理士さんもあんまり会わないのでこの存在は私からは見えない。
鬱病型 (理事会達成度小:理事長負担度大)
1期の私がこれかな。割と真面目な理事長さんが、輪番互選で押しつけられたりしてはまり込んでいくパターンが多い。理事長って、何か変更する件への相談は無数に受けますが、標準管理規約準拠の規約・細則にしたがう限り、全部理事会に判断を投げるしかなくなるわけですが、事前に対応をもんでおくとかしないと、何時間もかかってしまってしかも何も決まらない。資料とか徹夜で作って、なにも決まらないと鬱になります。『理事長なんて・・・時間ばかりとられて家族からも冷たい目で・・・』
が典型的なセリフ。鬱になって、もういやぁ~とかなっているので、やはりRJC48には参加してこないので、このパターンの参加者もかなり少ない。
たまに、「うまくいかない・・」とか掲示板で呟くと、独裁型の理事長が「そんなの強引に踏み潰せ」とか鬱を激化させそうなアドバイスを・・・鬱の人に頑張れとはいってはいかんwww
ちなみにこの鬱病型の時に夜中の2時くらいにtwitter でうまくいかねぇとかぼやいていたのがRJC48の始まりでもあります。
独裁型 (理事会達成度大:理事長負担度大)
鬱病型の次の年の私がこれ。理事会が時間かかるので、専門委員会をいくつか作ってみたけど、やっぱり誰も動かないので、えいやっとか理事長は全部の委員会の委員長じゃで、委員会ではこんな感じにまとまったので宜しく~とか。ひどい場合には、他の理事は出席して挙手さえできればよいくらいに思ってたこともないではない。理事会の雰囲気はこんな感じ(下のブログから拝借しています)
ま自分が独裁型だと割り切るのであれば、じゃんじゃかお通夜モードの中で挙手採決すればいいから、決まるのは早いですが、まぁなんとなく張り合いには欠ける。
『他の理事がやらないから、俺様が解決しておいてので決して文句は言わないように』が口癖で、RJC48で、実績自慢の理事長さんに多いのがこれ。他20人の理事はなにしているんですが?って質問は、RJC48の中では聞いてはいけないことになっていて、もうRJC48は作って3-4年になるのに、初期メンバーの多くは未だ理事長ってのは皆自分で不思議には思って・・・いないかもな。
なにせ独裁ですから、そう簡単に次が見つかる筈はなくって、思わずずーっと理事長を継続してしまったり…誰がこの例だとかいうと刺されますが。
そう簡単に「生前退位」はできませんが、まぁ永久にやる覚悟で開発独裁じゃとやるならありでしょう。実際にうちの近所に、旧耐震ですからもう30年以上経過したマンションで竣工から、理事長も自治会長も過去に一人だけだけど、きちんと善政を継続している例もあります。
議長型 (理事会達成度大:理事長負担度小)
殆どの人はずっと独裁型理事長なんて激務に耐えられる筈はないから、何年かやると疲れてきます。(無論、独裁継続に耐えられる超人伝説の人もいないではない。私みたいなごく普通の一般人が理事長やるものとここでは仮定します)独裁型理事長は、まぁ1人で理事5人分くらいは戦えますが、大きな理事会になるほど、自分が5人分動くより、上手に議長役になって残り20人にきちんと一人分働いてもらったほうが総量でははるかに沢山進むから有利です。理事が数人なんて小規模マンションなら独裁型で回したほうが手っ取り早いけど、さすがに理事20人分働くのは絶対無理
ファシリテーター議長型の理事長の口癖は
『これはみんなで・・・』です。
うちの今の理事長がこのタイプ。
本人は、投げておいた検討結果が戻ってくる理事会で、『詰めが甘い!持ち帰り検討!!』とか命じるだけで、理事会の資料は1ページも作成しなくてもいろんな委員会から何10ページかの付議報告資料が理理会の2日前までに勝手に集まってきます。順番つけて捌くだけ(だけといっても結構難しいんだけどね)。
23人がきちんと専門委員会等で一人前の仕事をしてから理事会にくるので、皆黙っているなんてことはなくて、きっちり意見や質問は出すし、反対意見とかもどこどこでるからこっちの想い通りにはいきません。23人が発言しまくる理事会の議事録を逐語的に作成する管理会社のフロントさんは涙目。
最近の各種の理事会の業者選定では、はるぶーさんの推した会社は落ちまくりです。まぁ、特定の1人の意見などなかなか通らないというのはまぁ健全。
同じ人が独裁型と、議長型を同時にはできない
下に紹介の「併せて読みたい」のブログにでてくるように、”独裁型”としての能力と、”議長型”としての能力を同じ人間が共に兼ね備えているってのは基本的に起こりえないので、独裁型→議長型への移行は実際には困難です。今のうちの理事長が議長型のタイプ。なぜか彼が指示すると皆動くんだよね。オーラみたいなもんがあるのかもしれない。中小企業の社長さんを何十年もやってて(それで会社を潰してないのは凄い才能である)ちょうど20人くらいに仕事を割り振るってのがもともと上手なんだと思う。20人に仕事を割り振るだけで1人分の労働量だし。
やっぱ広報だよねーとかで、本人兼ねてる自治会の行事案内とかのサイネージ動画とか楽しそうに作っていて、なんかとても楽そうだな・・・とか見てると思うんだけど、多分立場入れ替わったらまた全部私がやる地獄が見えてるので、もうお任せしています。
あわせて読みたい
メルすみごこち管理士事務所の、代表深山さんのブログ『マンション理事会役員に共通する「◯◯不足」』
http://sumigokochinikki.livedoor.biz/archives/52809418.html
ずばり「独裁型」の私は〇〇は、最初見た瞬間は”決定力”?とか思ったんですが、正解は”動機”不足。なかなか学びがあるブログです。
今は月例理事会とかに来ている管理士は違う人ですが、元々2年ほど理事長をやっていて、他の理事が誰も動いてくれない。。。とかで、管理士事務所でもあたって相談してみるかといってかなりの有名どころにあたったときに、メルすみ深山さんにも面談したときに、一切お金の話を(自分の報酬も含め)しないで、それは「理事長のはるぶーさんのやり方が下手だからうまくいかないのである。私に任せれば少し楽にしてあげますよ」とか述べて、その場にいた意識高めの理事の票を集めてお願いすることに。
#やけに楽しそうにいつもにこにこ笑っているので騙されたともいえる…
それから5年。理事の引き継ぎやマニュアルつくりなどの整備などでお世話になって今は23人いる役員がほぼ全員理事会だの専門委員会に出席して、総会直後の役員入れ替わりにともなう戦力ダウンは全く感じられないようになってきたのには効果があったかな。
!! 重要 !!
本ブログの内容は、著者の個人的見解であり、著者の所属するマンション管理組合、勤務先、RJC48も含めその他所属する一切の団体の意見、方針を示すものではありません
>中小企業の社長さんを何十年もやってて
そうだよね
ワンマンではつぶれてしまうし、オーラ大事です。
わらわら(*^_^*)
自身を「独裁型」だと自覚していながら、総会で意見を述べた気に食わない人を「総会屋」なんて公開のブログ記事を書いて平気なあなたが為すべきことはただ一つ、来期からは管理組合役員から退き、退任後最低三期は役員にカムバックしないことだ。
理事会や総会で理事長や役員に質問したり意見を表明するなどして、あなた自身が役員や他の組合員から「総会屋」のように見なされる経験を味わってみるが良い。「総会屋」と見なす当人達の言動に問題があるとしても、「総会屋」なんて言葉を軽々に使うことの無用意さを知るべきだ。
勘違いしている人が多いのですが、総会は議決の場であって議論の場ではありません。
意見表明は自由ですが、法令や規約に違反がない上程議案には、賛成するか反対するかが明確になるだけの質疑応答ができればあとは過半数の賛成があるかどうかを確認するだけです。
1人で延々と総会を意見表明で引き延ばす行為には、つきあってしまう理事会も悪いのですが貴重なご意見ありがとうで軽く流さないと、延々と何時間もやると出席者はもう次の年には来なくなりますからね。
質問には真摯に対応していますよ。反対意見には再反論しないだけです。意見が分かれるような議案は、大抵その人の価値観を反映しているものですから反論して意見を代えてもらおうというのは相手にも失礼です。 多くの場合理事会側は、事前の議決権行使書(うちは委任状はほとんど使う人はいません)でどちらが多数意見かわかっていますしね。意見が反対であると明確になった人には、反対で投票をお願いしますという以上のことはするなが私のブログの趣旨です。
それでも延々と議決妨害する人は”総会屋”としか呼びようがないですし、あえてそのように認識もさせてあげることが、他の総会参加者のためにも大事だと思うわけです。
再任規定はどのように定めても、その管理組合の自治の範囲ですから自由ですし、標準管理規約準拠の規約であれば、”再任を妨げない”規定がありますから、問題があると考えるのであれば、特定の個人の連続再任期数を制限するなどの規定は、区分所有者に対する権利制限になりますから、きちんと規約改定を総会を通して定定めないと地位確認訴訟などでおおもめします。
標準管理規約のままでも、私は、立候補者を次期役員候補として議案上程しないというのはできないと考えますが、より明確化するためにうちのマンションは立候補者優先で規約を1期に書き換えています。 これはうちがそうだというだけで他にどうしろというものでもないですが、完全にそのマンションの自治範囲の話ですから、うちのマンションのオーナーでないひとにどうこういわれるのもちょっとなと思います
このブログの回に書いてある通り、”独裁者型”の人は ”理事長向き” ではないので、自分が向かないのはよーく知っていますから、もう理事長はやめて6年にもなりますけどね。
はるぶー大人ですね。
大人というより
もうおじいさんに近い