こんにちは、やまちゃんです。
スムログ読者さまの年齢層でご存知の方が多いのかは分かりませんが、呪術廻戦がアツイですね。もともとは鬼滅をNetflixで見ていて、やたらとランキング上位に出てくるので興味はあって、とりあえず1話を見てみたらすっかりハマってしまいました。。まだ見てない方は、おすすめです!
※前回から間が空いてしまいましたが、後編です。文中、送りバントという言葉が出てきますが血縁者獲得という意味で読み替えて下さい。(前編はこちら)
今回すでに小さい子がいる、または子供が欲しい方向けに書いています。
まず最初に、「子に恵まれた人生はどうですか?」という問いかけをさせて頂きます。価値観の多様な現役世代にとって必ずしも万人に適解ではないことは理解しています。合っているかどうかも分かりません。書くべきでないという意見もあることと思います。
なんですけども、おおよそ我々が生まれながらにして持っている本能的な感情なり欲というものは、突き詰めて考えますと、子を生み育てるためと言って差し支えないでしょう。だったら、そこにフォーカスして住まいの買い方を考えてみては、そういう話です。
私は昨年末に子供が生まれまして、上がまだ3歳半で、下が3ヶ月の「だんご4姉妹」です。子供が全員家にいるとフルパワーでやってきて体力を削られます。多々イライラしますが、じゃ、子供が誰か1人でも欠けた生活を想像できるか?となると、やっぱり想像できないんです。今の生活がいいんですよね。全員かわいいですよ。自分の子供ですからね、理由もへったくれもないです。
お子さんのいる方、いかがでしょうか。1人いる方、子供がいない生活に戻りたいですか?2人いる方、1人でもいなくなったら調子狂いませんか?3人いる方はどうでしょう?
母親には生みの苦しみがありますけども、生まれてしまえば、これで良かったとなります。うちも妻の妊娠中・産後のアップダウンは大変でしたが、今は全員生まれてくれて良かった、全員かわいいと言います。
今って、難しいじゃないですか。特に都会に住んでいますと、表向きには「選択自由」ということになっていて、生きる選択肢がたくさん用意されている(ように見えます)。
他人もわざわざ干渉してきません。目の前にある楽しいこと、やりがいがあること、やんなきゃいけないことを優先して、「送りバント」が相対的に大事なことじゃなくなっているのでしょう。
いろんな道を選べるようで、でも世の中そんなに甘くなくて、あっちの壁にぶつかり、こっちの穴に落っこちて、でもまだまだ若いつもりでやってるうちに時間だけ過ぎる、晩婚化や少子化とはそういうことではないでしょうか。
自由ってある意味、格差製造装置です。みな欲しいんですけども、それを乗りこなす能力を要求されて、自分の意思決定で人生をより良くできる人がいる一方で、ものすごくダメになる人もいます。ダメになる人は外に要因を求めたがるのですが、傍から見て、本人がダメになる行動をきっちり取っているものです。
住宅選びにおいて、夫婦合算でカツカツ背伸びして、値落ちしないランドマーク的な駅近タワマンを買うのも自由ですよ。そこは価値観ですし、どんな物件を選んでも個々人の意思決定です。
(※今回は呪術廻戦を知らない読者の方を積極的に置いて行くスタイルです)
でもそれは、子供が生まれても奥さんが「仕事を辞める自由」をなくすことになりますし、夫婦ともおいそれと「転職する自由」もなくなります。お給料が上がらない限りは、「家計の自由」も厳しくなります。
夫婦とも上京組で身内の助けを得られない環境なら、(わざと悪い言い方をしますが)子育てにおいては負け試合が始まっていて、いかに踏ん張って負けないように戦うかを強いられることになります。でも上京したのは自身の選択ですから仕方ありません。(怒らないでください、私も上京組です)
1人目が生まれて夫婦の関係性が変わることも、あるあるですよね。ラブラブのパートナーだったものも、父親と母親になります。生まれも育ちも全然違うもの同士が、それぞれの家庭環境で刷り込まれた固定観念と、にわか男女平等の思想で「父親ってこうでしょ?」「母親ってこうでしょ?」で衝突します。夫は妻の豹変ぶりに困惑し、妻は夫のポンコツぶりに幻滅する。
難しいですよね。昔だったら紋切型で男は仕事だけやればいい、女は家事育児をやればいい。嫁が夫の家に嫁いで姑にガミガミやられるのですから、家庭環境の違いでどちらが譲歩するかは自明です。
昔が良い、今が悪いという話ではありませんよ。変わりましたよね、という話です。今は10の家族があれば10の役割分担があります。取るに足らない小さなことでも衝突しやすくなりました。身内の仲裁役もいません。
それで夫婦のうち片方でも「辛い、きつい、もう嫌だ」となると、子供が1人で止まっちゃいますね。本当にあるあるです。夫婦の関係性でコントロールできないところはどうしようもありませんが、環境要因で回避できるところ、例えばお金なり時間の余力くらいは、上手く組み立てできないものでしょうか。
マンションの「資産価値」は大事です。私自身もがっつり考えて物件買いますけども、一番上のレイヤーとして「送りバント」ありきで考えています。
買うなというメッセージを発しているように取られるかも知れませんが、そうではなくて、一番上のレイヤーから意思決定すると大きく間違えませんよという話です。
持論なんですけども、我々は年齢を重ね人生のステージが上がるに連れて、行使できる自由をいかに増やすかを常に考えた方がいいと思うのです。なぜなら、放っておけばどんどん無くなるからです。
仕事にせよ家庭にせよ、必然的に背負うものや世話する対象が多くなるじゃないですか。一方で、どんなに若い頃バリバリやってた人でも、年齢に応じて体力も能力も下がります。追いかけていたつもりが、いつの間にか追いかけられるようになります。
一般的な会社員として「労働と対価を交換」することだけをやって、カツカツの資金計算でマイホームを買った結果、お給料の大部分が住居費含む生活費に吸い取られていくと、いつまでも小さな自由しか享受できません。
前回、2つめ3つめのビジネスモデル云々の話をしたのは、全体設計として、本業の「労働と対価」から切り離された、将来の自由を獲得する活動を若い内から積極的に進めた方がいいんじゃないですか?というアイデアの提示です。
全体設計なんて言いましたけども、緻密に計画を立てろという意味じゃなくて、「将来何が起こるか分からないことに対して謙虚になり余力を残す」というニュアンスで受け取って下さい。
私なんかは自覚してるんですけどもね、まぁ~能力低いですよ。無能です。人様と競争して、ずっと負け続けているから、よく知ってます。どんなに頑張っても上には上がいて、勝てない人が必ず出てきます。みなさんは経験ないですか?
スムログやってても、のら先生、マンマニ先生、はるぶー先生とか、間口の狭い不動産クラスタでよくあんなにTwitterのフォロワー集めたと思いますよ。すごいです。できる人、かっこいいですよね。
私はですね、別の土俵で、個人で小回りを効かせて動ける範囲で、無能でも様になる生き方を時間をかけて組み立てていこうと真面目に考えたんですね。
なにも難しい話じゃなくて、自力で仕組みを作る、信用を換金する、お金に働いてもらう、要するに大切な時間(=人生)を切り売るのではなくて、時間の経過を味方につけるモデルを実装しようとしました。バカならバカなりの戦い方をすればいいんです。(ちなみに不動産投資は「信用を換金」ですね)
手元にある小さな自由を使って、将来の大きな自由を取りに行きたいですよね。今は個人レベルでも、上までぶっ飛べる環境(ネット上の情報やツール)が誰でも利用できます。それらを使いこなすリテラシーが必要なだけです。
獲得した自由はどこに向けましょうか。それを、家族や子供に向けませんかね?
(余談ですが)私はですね、都会の核家族で母親1人がずっと子の面倒を見るのは間違えていると思いますよ。親の負担の意味でも、子の教育の意味でも。
昔の子育て、親・親族・近隣コミュニティで子供を広く見るのを擬似的に今の都会生活に当てはめると、さっさと保育園に放り込むのが適解だと考えます。
今は家計にもお得です。保育無償化で3歳児クラスから無料じゃないですか。その上、第3子以降は無料なので、うちはこの4月から4人全員を保育園に通わせても無料になります。(参考:幼児教育・保育の無償化について)
子育てにおいて片手を空ける目的だけじゃなくて、出来るだけ小さいうちに、親以外の大人や年齢の近いお友達と接する環境を作ってあげる。
社会性、コミュニケーション能力、思いやりや寛容さ、ストレス耐性など、おおよそ大人になっても役に立つ大切な資質は、本人も物心のつかない内からそういう環境に放り込んで、本人にも分からないくらいの小さなストレスを与え続け、毎日の生活で刷り込むといいです。
大人になったら、どうせ嫌でもぶち当たるのです。子供のうちに免疫をつけておかないと後になって適応が大変になるのは目に見えています。思い通りにならない、お友達とケンカする、悪いことして怒られる、怪我したり病気するような経験は、集団生活させていれば自然と起こります。でも結果的に大丈夫だったという経験を通して子供を強くしないといけません。
今の保育園って、ちょっと頭ぶつけてたんこぶ作った程度で先生が謝って来るじゃないですか。言わなければ分からない程度なのに、うるさい親もいるそうで。他人の子を預かるというは本当に大変だと思います。その上、更に気を遣わせるのはとても気が引けます。親だったら子供をぶん殴れますけど、先生は絶対できませんからね。
素人である親が、プロである先生方にとやかく言わなくていいと思います。うちなんて先生に怒られたと聞いたら「叱って頂いてありがとうございます」とお礼を言うようにしています。次も躊躇なくやってもらえるので。
余談が長くなりましたが、都会で子だくさんを目指すなら、保育園の入りやすいエリアを選ぶのは大事だと思います。奥さんが仕事を辞められる自由も確保できるようローンは1馬力で返せる予算にするのがいいと思います。保育園に入れるために、できることなら、親は頑張って共働きしようではないですか。ご主人も育児協力しながら早めにきょうだいも作ってあげましょう。
今、世間的にイクメンしろという風潮だから言ってる訳じゃないですよ。「それが当たり前」「男はそうすべき」と言われたら、やる気なくしますよね。そうじゃなくて、子だくさんでまともに教育(勉強でなく社会性・コミュニケーション)もしようと思ったら、保育園 = 共働き + 夫の育児参加、が「合理的」だと言いたいだけです。
それじゃ、駅近大規模の資産価値が高いマンションを買えない?
どうしても欲しければ、「狭くて」値落ちしにくい物件でも買って小さな自由を謳歌しましょう。というか実際、新築は平米圧縮、グロス圧縮が著しいですよね。消費者は、すでに狭くても買えるマンションを選んでいます。
いろいろ書きましたが、「送りバント」から逆算すれば、マンションの選び方って変わりませんか?
とても気に入った家具があっても、インテリアのトータルコーディネートにそぐわないなら、全体がおかしくなるのと同じで、とても資産価値の高いマンションがあっても、人生のトータルコーディネートに見合わないなら、やっぱり全体がおかしくなります。
モデルルームのシアターで流れる外人のキラキラ生活イメージを見せられると、働き盛りのDINKS世帯なんかは背伸びしてでも買い上がるぞという気持ちになるのはとても理解できるのですが、子供が出来たら、キッチンにベビーゲートを立てたり、両開き扉にロックを付けたり、ドアの吊元に指挟み防止のアコーディオンを付けたり、子供もバンバン部屋を汚しますし、それはもう生活感丸出しで、「静寂に佇む羨望のほげほげに棲まう」とか言ってらんなくなる。
でも、それでいいんです。子供がいないうちは「自分の人生の主役」を生きればいいですが、子供ができたら、「子供の人生の脇役」を生きるのが、親としての幸せな生き方じゃないでしょうか。
スムログのほかの先生方とはだいぶ違う主張だと思います。まぁでも、違っていいじゃないですか。おバカなマイノリティの発言ということでご容赦ください。
不動産は資産価値が大事ですが、日本全国で見ると非都心の戸建てが圧倒的に多くて、きっとスムログ読者の皆さまはそんな不動産、眼中に入ってませんよね。でもそれが、血縁や地縁に縛られた住まいの選択であれば、ありだと思いますよ。
読者さまへの回答で、私はいつも住む場所については身内とくっつけようとするんですけども、子供のことを考えたら、やっぱ血縁・地縁は大事ですよ。
親もいつまでも元気じゃありません。子(= あなた)や孫が元気にやっていることを、毎日の生活で見せてあげられることも親孝行の1つではないでしょうか。またご自身が年をとってジジババになったときに、近くにお子さんや孫がいて欲しくないですか?でもこちらの立場からは、言えないでしょうね。
会おうと思えばすぐ会える距離感だと、年をとっても寂しくないですよね。元気でいないとダメだな、まだまだ死ねないな、と思えることも老後の若さに繋がることでしょう。
私はですね、愛のある人生を送るのが幸せなんじゃないかと思います。
愛ってなんでしょう?前にも書きましたが、愛の正体とは血縁じゃないでしょうか。(定義は人それぞれ違って当たり前だと思います)
少子化の今の世の中、あえて逆行して、子だくさんを目指してみませんか?そこにフォーカスした住まい選びをしませんか?
人生イベントは何が先で何が後に来るかなんて分かるべくもありませんが、住宅購入がきっかけで将来の自由を制限することにならないよう気を配っておくといいんじゃないか、そういう風に捉えています。
冒頭に書いたように、この記事は、すでに小さい子がいる、または子供が欲しい方向けに書きました。すでにそのステージを過ぎておられる先輩パパママ方、そもそも考えが違う読者さまにおかれましては、アホかと思われる内容かと思いますが、どうかご容赦ください。センシティブな内容なのは分かっています、お気を損ねた方がおられたら申し訳ありません。
おまけの話 その1
20代の頃、ずっと「なんのために仕事してるんだろう?」という自問がありました。答えが出ませんでしたが、当時は拘束時間が長い社畜生活の反動でとにかく自由が欲しかったんですね。(現在進行形で同じ思いの方、いらっしゃるんじゃないでしょうか)今の会社になって、ある程度の自由がきくようになって、そうなったらなったで、満足できない自分がいました。片手間でやっていた個人事業が一時的にバブって、賃貸の駅近タワマン生活とか調子に乗ってたのですが、まぁろくな事にならないのはよくある話で、実際にろくでもない事になって撤退しました。
振り返ってみて、「享受した自由の受益者が自分だけ」だったら、勝手に要求水準を自動調整して高くしてしまい、また苦しくなってしまうということに気が付きました。お金と交換できる選択肢が多い、そして上を見だしたらきりがない都会生活のトラップですね。つまらないことに時間やお金を浪費したと反省して止めました。
何年か後、子供は欲しかったのですがなかなか恵まれず3年間不妊治療をして、それでもダメで、最後は妻に仕事を辞めてもらって顕微授精までして、やっと妊娠できたのですね。最初は顕微授精なんて人造人間を作るような感覚があって抵抗しかありませんでしたが今思えば偏見でした。
「奥さんがいつでも辞められるように」「お金や時間の自由を」というのは、こういう経験が影響しています。何がきっかけで辞めなければいけないかは、事前には分からないものです。妊娠のために多くのお金や時間が必要なんて考えもしませんでした。
その後、幸い双子の妊娠に至ったのですが、今度は切迫早産で入院になり、わずか26週で片方が破水、それから出産までの2週間は地獄のようでした。この週数だと体重は1kgもなくて、医療行為をしなければ死んでしまいます。3年もかけてやっと授かったお腹の中の双子が、2人とも死んでしまうかも知れない現実を突きつけられて、恐怖に怯えて毎日泣きました。
その時初めて、自由な仕事のスタイルが本領を発揮しました。毎日病院に泊まり込んで妻とお腹の赤ちゃんの近くに張り付きました。それをしたところで何も好転しないのですけども、もし赤ちゃんが命を落としたとなれば、近くにいなかったことを一生後悔すると思ったのですね。
双子はその後の救命でNICUに入院、ちょうどその頃、ドラマで「コウノドリ」をやっていて、あの世界観そのままを現実で体験しました。危ない場面も何度かありましたが、無事に健常なまま退院してくれました。弱かったのは両親で、当の本人たちは大丈夫だよと励ましてくれるかのように、自分の力で力強く生き延びてくれました。
結局のところ、私が血縁だの何だのと面倒くさいことを言うのはこの時の経験が大きくて、生きるか死ぬかの場面に遭遇すると、他の大事なことなんて全部どうでも良くなることに気付かされました。そして、享受した自由の受益者が子供や家族になるととても有意義に使えることを学びました。
不動産、高いですよね。背伸びして買うなという話でなく、背伸びをするなら、将来どんな自由を失うことになるかはチェックしてみてください。働き盛りでマイホームを買う時期と、子供を授かる、子供が小さい時期は重なりますので。
おまけの話 その2
ここから宣伝ですが、、(笑)ご参画いただく方にとって好機となることが出来るよう、弊社として全力でバックアップさせて頂きます。ご自身の強いエリア、特に地方都市在住で地元の方は、マンションブロガーがほとんどいませんから、わりと無双できるんじゃないかと思いますよ。
よろしければ、我々の仲間として一緒にブログサイトを盛り上げて行きませんか?ご応募、お待ちしております!!
ところで、東堂葵(↑この人)、最高じゃないですか?
ネットの好きな登場人物ランキングで推しメンが誰かを見ていたら、どうしても五条先生とか伏黒恵とか、やっぱそうだよねってキャラが上位に来ますけども(たしかに五条先生は完璧すぎてカッコイイ、伏黒恵は伸びしろが楽しみ)、我が家では完全に東堂葵が一押しとなっております。
高田ちゃんのくだりとか自称IQ53万とか高専のほかのメンバーからめっちゃ嫌われてるのに虎杖悠仁とブラザー(一方的に)とか、なんか振り切ってて最高ではありませんか!
呪術廻戦は毎週金曜深夜にアニメが更新されるのですが、あまりにハマりすぎて、週末になったらそわそわしてます。土日に休める楽しみよりも、新しいエピソードを見られることを楽しみに、ここ最近は平日を乗り切っ、、、
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なんの話でしたっけ?
記事の内容は、当方の個人的な見解・意見であり、その内容に関していかなる責を負うものではありませんので予めご了承下さい。