超高層マンション(20階建て以上)の建設計画はどうなっているのか?
不動産経済研究所が4月27日に発表した「超高層マンション市場動向 2021」に、21年以降完成予定の棟数・戸数データが掲載されているので可視化してみよう。
(全国)21年以降完成予定は約11万戸
全国で21年以降完成予定とされている超高層マンションは約11万戸(280棟)。そのうち首都圏では8.1万戸(178棟)、近畿圏では1.5万戸(46棟)が予定されている。特に首都圏では湾岸エリアを中心に増加が見込まれていて、23年には年間1.6万戸を上回る。ただ、新型コロナの影響で完成時期がずれ込む可能性がある。
(首都圏)21年以降完成予定の7割が23区
首都圏で21年以降完成予定とされている超高層マンション8.1万戸(178棟)の7割を担っているのは23区で5.9万戸(118棟)。23区の超高層マンションはこれまで、15年・19年の異常な年を除くと、4千戸から5千戸程度で推移してきた。今後は増加し、23年には年間0.9万戸(19棟)を超える予定とされている。ただ、新型コロナの影響でどうなるのか……。
(23区)21年以降完成予定の4割が中央・港区
21年以降の23区の超高層マンションの完成予定戸数は59,297戸(118棟)。そのうちの4割近く(23,079戸、118棟)が中央区と港区に集中している。つまり、全国で21年以降完成予定の超高層マンション約11万戸のうち2割が中央区と港区に予定されているタワーマンションということなのである。
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