【はな様のお便り】
大阪でマンション購入を検討しています。DINKSなので、校区などは気にせず、できるだけ便利なところに住みたいな~と考えているのですが、関東に比べると、情報が少ないように思います。
そもそも、大阪は軟弱な地盤が多く、特に梅田近辺などは地歴のあまり良くない場所(少し前まではド田舎もしくはド下町)が多いため、富裕層は郊外もしくは阪神間、京都方面などに住んできた歴史があります。そのため、もし大阪市内の便利な場所に購入したとしても、購入後の資産価値について不安が残ります。
関東とは少し違うこのような関西の状況の中、住みやすく(便利な都会)、かつ資産価値を保てるマンションを購入するには、何を基準にしたらよいでしょうか。
【お答え】
かつて大阪は住環境としては人気がなく、人口が郊外への流出が止まらない時期がありました。
最近は、行政の努力もあり、加えて民間再開発が進んで住環境が良好になって来たことから人口の回帰が顕著になったのです。
大阪駅前、阿倍野駅前、難波・港町界隈は、30年くらい前に比べて大きく変貌しました。
リクルート社が毎年行う「住みたい街ランキング」では、ベスト10の2位に梅田、7位になんば、9位に江坂、10位に天王寺がランクインしています。
とはいえ、人気の街は阪神間の各地が未だに上位にあるのは確かです。
マンションの資産価値が高く維持されるのは、需要が多く供給が少ないことが根本のところにあります。
その意味で、住みたい街ランキング上位の街の物件を選択することが最も大事です。
しかし、人気が高い街であれば何でもいいわけではなく、次には物件固有の条件(質)をチェックしなければなりません。
細かなことを挙げればキリがないのですが、ポイントだけを言えば、マンションの価値は次の8点になります。
将来価値(リセールバリュー:RV)を決定する要素は、
1)立地条件(利便性と環境)
2)スケール(存在感)
3)外観・玄関・空間デザイン
4)建物プラン(共用施設、間取り、内装や設備など)
5)ブランド
6)管理体制です。
この中で一番比重が高いのは 1)の立地条件なのです。立地さえ良ければ建物は何でもいいという単純なものではないのですが、大きな要素であることは確かです。逆に、どんなに素晴らしい建物でも立地条件の弱点を補うことはできません。
7)稀少価値の高い土地かどうかの観点で検討することも大事です。
8)そして最も大事な要素は「価格」です。
価値に見合わない高値で購入(高値掴み)すれば、将来価格は期待外れになるからです。
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