こんにちは!
ふじふじ太です!
本日のテーマは「相談にくるけど購入できない人の特徴3選」ということで、仲介営業歴約10年、相談件数多数(覚えていない)の私が、実体験を元にズバッと直球でわかりやすくお伝えしたいと思います。
少々耳が痛いと思われる方もいらっしゃると思いますがご了承ください。
今、世の中には物件を買いたいけれども、様々な理由から購入に至らず、今もモヤっとした気持ちで悶々と日々を過ごしている方が多くいらっしゃると思います。
購入ができない理由は各個人の事情によって千差万別ですが、その中で私の実体験から比較的多いなと思う理由を厳選して3つに絞り込みました。
理由① 物件・相場に詳しすぎる
早速まず一つ目が、「物件・相場に詳しすぎる」です。
私のメインエリアである東湾岸エリアでは特に多いのですが、不動産屋より物件と相場に詳しい方がおります。
特に相場に敏感で、長く相場を追っているが故に2,3年前の価格のイメージが強い分、今の現実を受け止められないパターンです。
実際にお会いした中で一番驚いたのは、弊社から毎週発信している会員限定のメールマガジンの情報を毎週エクセルに落として独自の関数を入れて相場を分析しており、今の湾岸エリアで募集している物件全部頭の中に入っているじゃないか?くらいの博士のようなお客様もおりました。
もちろん間取りや仕様やオプションの知識も完璧です。
正直私も全然敵わないくらいです。
いざ内見に行くと、詳しすぎるが故に、
「相場より数パーセント高い」
「このタイプのお部屋は去年なら500万円安く成約している」
「新築価格より値上がり過ぎて癪だ」
など相場を完璧に把握しているが故のコメントを頂戴したり、
「このマンションならもっといい間取りがある」
「この方角なら低層でもいい」
「天井・サッシが低い」
「柱の位置が気に食わない」
「共用廊下をコストカットしている」
「昔のマンションの方が良かった」
「内装のセンスがない」
などなど、オーナーやデベロッパー批判を論じられる方もいらっしゃいます。
もちろん、物件や相場に詳しいことは素晴らしいことです!
そのサーチ力・分析力、情報リテラシーには頭が上がりませんが、価格を含めて物件の理想が高すぎるが故に決められないというパターンは多いと思います。
例えるなら、初代ポケモンで裏技なしで伝説のポケモン「ミュウ」を探しているようなものです。
アドバイスとしては、ベタベタで恐縮ですが「100点満点の物件はない」ということと、「過去を悔やんでも仕方がない」ということです。
内見をすることが、買わない理由探しになってしまうとなかなか決断できませんので、完璧主義はやめて、85点でOKと妥協する心も重要です。
ミュウではなく、ケンタロスでも十分希少ではないかということです。
理由② 物件を買う胆力がない
続いて2つ目が、「物件を買う胆力がない」です。
わかりやすく言うと、いざ物件を買う段階になると「金額にひるむ」ということです。
実際にあったエピソードなのですが、絵に書いたようなピカピカの大手エリート会社員の方で、貯蓄額も十分で、ご予算もご年収の5~6倍程度にされていて資金計画も無理のない範囲で収まっておりました。
数日にかけて複数件内見をして、条件通りで納得できる物件も見つかり、いざ購入申込書を提出しましょうという段階になったところで、急にテンションが劇的に下がり始めました。
私の対応に粗相があったかと思いやんわり理由を聞くと、
「買いたいとは思っているのですが、急に不安になってきてしまった」
「もう少し価格を抑えた方が良いのではないかと思ってきた」
「自分にはこんな高級タワマンは分不相応ではないかと思って。。」
とのことでした。
これは一重に、これから数千万円の買い物をするという実感がより現実味を帯び、その段階でメンタルブロックが入り、気持ちがひるんでしまった結果だと思います。
正直なところ、そのお気持ちはよーくわかります。
なぜなら私もそうだったからです。
5年前27歳で初めて物件を購入した時、「え、おれの年収程度でタワマン買うの?しかも単身でこんな豪華な共用部いる?」と思いましたし、「これから数千万円の買い物をするって大丈夫?」とふと我に返る瞬間がありました。
社会人4年目で数千万円の湾岸のタワマンを買うなんて、私の地元北海道の田舎のおじいちゃんに言ったら目玉飛び出して泡を吹いて気絶すると思います。
ので、特に親にも相談せずに購入しました。
多数の売買取引を仲介している私でもそう思うということは、不動産業界でない方なら、購入直前で不安が強くなるのは当然だと思います。
家を買うなんて一般的には何度も経験することではありませんので、誰しもが人生の中で最も高額な買い物なのではないでしょうか。
資金的に買えるとわかっていても、いざ数千万円の買い物をするとなれば、相当の胆力と覚悟が必要です。
それを乗り越えるためのアドバイスとしては、「自分ならできる!強い気持ちで!勇気を出して一歩踏み出そう!」と松岡修三さん風に自分に言い聞かせることです。
もうひとつのロジカルなアドバイスBが、不安としっかり向き合い、自分が何を不安に感じているのかきっちり要素分解をすることです。
漠然とした不安をしっかり分解して考えて、さらに最悪の事態も想定して考えて、さらにさらにそうなった場合の解決策まで考えておけば、心の準備もかなり整うので、それほど大した問題ではないと気が付くこともあるかもしれません。
ちなみに私はこのBパターンで不安を乗り越えました。
または、買うデメリットばかりに目を向けず、買わないデメリット(賃料は継続して発生する等)もあるということを理解して判断されると良いと思います。
そのデメリット同士を比較した上で今後の方向性を決めていかれると、ご納得ができる決断ができると思います。
理由③ アドバイスをもらう人を間違えている
最後に3つ目が、「アドバイスをもらう人を間違えている」です。
これも非常にあるあるです。
一番多いパターンが、「親に相談して反対される」です。
親に相談をして、親から「湾岸エリア最高じゃん!そのタワマン絶対買った方がいいよ!」と言われているお客様は今まで一度も出会ったことがありません。
ほぼ全員反対されております。
お客様に頼まれて私が変わりにご両親を説得したこともあります。
湾岸エリア特有のあるあるが、「そんな埋立地にマンション買うなんて正気?」「地震あったら倒壊するわよ!」「津波がきたらどうするの!湾岸なんて危険でしょ」など、まるでTBSドラマ日本沈没のワンシーンを想像しているようです。
お客様自身はハザードマップを調べて、タワマンの構造や海抜高も調べた上で、それほど不安はないと納得をして購入しようとしているにも関わらず、この強烈な「親の湾岸ブロック」によって買うタイミングを逃しているパターンは多いです。
この湾岸ブロック以外でも、「親の住宅ローンブロック」パターンも多いです。
「数千万円もローンをするなんてやめなさい、35年の借金をするなんて危険すぎる、そんな期間払っていける訳がない」という恰好です。
こちらについては賛否両論分かれるところですが、このブログで住宅ローンについて詳しく説明をすると長文になり過ぎてしまいますので、別のブログで改めて解説をしたいと思います。
結論だけ言うと、「金利」という要素がすっぽり抜けて考えられているので、議論が食い違うことが多いように思います。
とはいえ、親の意見は重要です!
決して軽視していいものではございません。
反対されそうだなと思う方は、しっかり知識武装をして予め親に相談をしてから物件探しを開始されることをお勧めいたします。
また、親以外にも「親しい友人」から反対されるなどもよくあります。
内見にご友人の方がご丁寧に同行し、ここぞとばかりに物件やお部屋の批評を展開するパターンです。
そしてそのご友人の方はといえば、今まで物件を購入したことはないのだそうです。
アドバイスといたしましては、不動産業者以外に相談をするのであれば「少なくとも物件を購入したことがある人」に相談をしましょう。
もし可能であれば、希望しているエリアで実際に購入されている人がベストですね。
物件購入経験のない方に購入のアドバイスを求めるということは、ゴリゴリの体育会系の人に対して数学Ⅲの積分法の解法を質問するようなものです。
身近な人にアドバイスを求めるならせめて経験者にしましょう!
また、湾岸エリアは特に批評の的の代表格ですが、タワマン批判をしたり、もしくは物件購入の不安を必要以上に煽ることで業をなしている週刊誌やプロの評論家さんなどもいたりいなかったりするようですので、情報の真偽を見極める最低限の情報リテラシーを養うことも重要ですね!
本日は以上となります。
ご講読頂き有難うございました!
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