「玄関の上がり框(あがりかまち)」に関するこのような質問が届いていました。
そもそも「上がり框って何?」という人も、知っておいて損はないので、この機会にチェックしてみてください。
マンションに詳しい皆様に「上がり框」について教えて頂きたいです。
皆様ご存じの通り晴海フラッグでは、オプションのインディビジュアルパッケージを選択すると、玄関と廊下が同じタイル張りになり、上がり框もないため、段差どころか境目が完全になくなってしまいます。
玄関と廊下がフルフラットで境目がない場合、生活する上で不便はないのでしょうか?
上がり框が無いマンションをほとんど見たことがないので、どのような使い方をすれば良いのか想像が出来ません。
海外では土足のまま部屋に上がるので框が無くても問題がないと理解できるのですが、日本人は普通靴を脱ぎますよね。
框や境目がないと、靴に付いた塵や埃が家の中に入ってきて不便を感じることはないのでしょうか?
また、リセールで敬遠されることはないのでしょうか?皆様のご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。
玄関に「上がり框」が有るマンションと、無いマンションのそれぞれに住んだことがありますので、個人的感想を書いてみます!
そもそも玄関の「上がり框」とは?
ウィキペディアにはこのような説明がありました。
上り框(あがりがまち/あがりかまち・上框)は、主に玄関の上がり口で履物を置く土間の部分と廊下や、玄関ホール等の床との段差部に水平に渡した横木をいう。
マンションにおける「上がり框」はこのようなイメージですね。
玄関と廊下の間に段差があります。マンションだろうと戸建でだろうか基本的には変わりはありません。戸建てのほうがデザインや上がり框の高さなどにバリエーションがあるぐらいでしょうか。
一方、上がり框がないと、このようにフラットになります。玄関と廊下の境目が分かりませんね。
で、この「上がり框」ですが、
結論から言うと玄関に「上がり框」がなくても特に不便を感じたことはありません。
靴を脱ぐときも、なんとなく玄関に入ったあたりで脱いで、そのまま壁に並べて置いておくか、すぐにシューズインクローゼットにしまいます。
靴に付いた塵や埃も玄関どまりで、廊下の先まで侵入していることもありません。
外廊下の場合は、扉を開けたときに風が入って、塵や埃が廊下より先に侵入する可能性はあるかもしれませんが、「上がり框無し」は内廊下マンションに多い気がしますので、もし内廊下であればその心配はないと思われます。
逆に外廊下マンションや戸建てであれば、(周辺環境にもよりますが)塵や埃が入ってくる可能性はありますね。今ちょうど二拠点生活用に戸建ての建築を進めているところですが、希望は上がり框無しのフルフラットだったのですが、設計士さんとの話で、やはりこの埃などの侵入懸念があり、上がり框ありとしました。
上がり框なし。フルフラット玄関&廊下のメリットは?
個人的には上がり框の有り無しは物件選びの大きな要素になることはありませんが、上がり框なしのフルフラットの良さ(メリット)は、見た目がスッキリしていて気持ちが良いのと、ルンバとの相性が良いということでしょうか。
最近のルンバは部屋全体をAIに記憶させ、自分の部屋のマップがスマホアプリ上に表示されます。そして、掃除させたい部屋を選択できます。
上がり框がなければ、玄関と廊下をまとめて掃除させることができて楽です。さらにユニバーサルデザインで部屋全体に段差が全くなければ、玄関・廊下だけではなく、居室、LDKなども含めて1回で掃除を済ませることができて便利です。
玄関に上がり框がない場合のデメリットは?
一方、上がり框がない場合のデメリットです。
個人的には前述の通り、不便(デメリット)を感じることはありませんが、上がり框のデメリットを強いてあげれば、靴を履いたり脱いだりするときに、腰かける場所がないということでしょうか。
なので、腰痛持ちの方や、妊婦さん、年配者、小さな子供がいる家庭は、玄関に椅子やスツールを置いておくといい気がします。
玄関の広さにもよると思いますが、あまり大きいと邪魔になるので、個人的には汎用性の高いスツールがあると便利かなと思います。
そして必要に応じて玄関で使ったり、洗面所やリビング、居室でも使う、という感じです。
また、デメリット?なのかはわかりませんが、来客のときに靴を脱ぐ場所で困惑させてしまう、というケースはたまにあります。過去に玄関ドアの前(つまり共用廊下)で脱ごうとする人もいました。
なので、来客が多い方は必要に応じてゲストへのフォローは必要かもしれませんね!
晴海フラッグでは、オプションのインディビジュアルパッケージで玄関と廊下を同じタイル張りにすることができるということですので、一意見ではありますが、上がり框なしのメリット・デメリットを参考にしながら選んでみてください!
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