こんにちは!
ふじふじ太です!
本日のテーマは「住宅ローンをスターウォーズで考えてみた」ということで、仲介営業歴約10年、相談件数多数(覚えていない)の私が、住宅ローンについてスターウォーズに例えながらわかりやすくお伝えしたいと思います。
逆にわかりにくかったらすみません。。
今物件購入の際に、住宅ローンを「頭金なし物件価格MAXフルスロットルで組む」か、もしくは「頭金ありで必要最低限に抑えて組む」か悩んでいる人が多いと思います。
これは結論、ライフプランはもちろんのこと、「住宅ローン」という金融商品をどう捉えているかで180度見解が変わってきます。
つまり住宅ローンは自分にとって「正義」なのか「悪」なのかということで、わかりやすくスターウォーズで例えると、住宅ローンを「ジェダイ」と考える人もいれば、「シス」と考えてる人もいるということです。
住宅ローンってそもそもどういうものなのかという本質の部分の会話を抜きに、異なる見解を持つ者同士が借入額を増やすか減らすかの議論を展開すると、お互い相手に対して、「この人何言ってるの?」という感情が芽生えてきて、議論の収集が付かなくなってしまい、ライトセーバーでの決闘が始まってしまいます。
よくあるのは、親子同士でこの決闘が始まってしまうケースですね。
結論、住宅ローンはジェダイなのかシスなのかという点については、極論は「どちらにもなり得る」というのが模範解答かなと思います。
まさにジェダイとシスが紙一重なのと同じように、「時代」と「選択」によって変わるものでどちらが正解ということはありません。
が、今の令和の時代の住宅ローンに関して言うのであれば、個人的には「正義のジェダイ」に変えられる可能性は高いと考えております。
住宅ローンを「正義」にできる可能性が高いと考える理由は以下の通りです。
金利の安さ
まず時代という視点で、ずばり「今は金利が安いから」です。
これは今まで2000万回くらい言っておりますが、兎にも角にもこれに尽きます。
金利が安いとなぜ良いのかというと、月々の返済額も減ることもそうですが、何よりも元本の減りが圧倒的に早いからです。
元本とはつまり残債のことですが、金利が安ければ安いほど残債がどんどん減っていく訳です。
ローン返済額の「元本と金利の内訳」すら理解せずに、住宅ローンは負債だから悪だと決めつけるのはまだまだ勉強不足と言わざるを得ません。
仕組みがわかってくると、「ローン返済総額」と「賃料」を同じステージで比べることも誤っているということにも気が付くと思います。
詳しくは、「住宅ローンは貯金になる!住みながら投資とは?」を合わせてご覧ください。
ここまで金利の安い金融商品は世界的に見ても稀であり、さらに住宅ローン減税という特別ボーナスまでついてきます。
まさに鬼に金棒、ジェダイにライトセーバーです。
私のお客様で最近印象的だったのか、住宅ローンを借りれるだけ借りたいというイケイケのハン・ソロのような方がおり、そんなに借りて大丈夫ですか?と私が聞くと、その方はサラっとこう答えました。
「いやいや、金利ないようなものだし、会社員である内になるべく多く借りた方がいいですよね。仕事頑張るモチベーションにもなるし。最悪困ったら売るので。」
ずいぶん軽いなーと思ったのと同時に、なるほど、今まで培ってきた信用を借入額という形でお金に変えるという錬金術ですね。
借入額は「自分の社会的信用そのものだ」と言わんばかりの前向きさに驚きました。
なんというフォースの強さでしょうか。
とは言えこちらの例は稀で、自己資金が潤沢にあったということもありましたので、通常はきちんと月々のキャッシュフローを考慮して借入額を決めていきましょう。
物件選びも重要
また、「選択」という視点では、「どの物件を買うか」という点も大事な要素です。
住宅ローンを借りて購入した物件が元本の減りよりも遥かに値下がりしてしまうと、ジェダイだと思っていたのに急にシスに変貌を遂げて面食らってしまうこともあります。
この現象は特に新築マンションを買うときに注意が必要です。
新築プレミアムとはよく言いますが、一般的に新築物件は近隣の中古相場よりも高く値付けされていることが多く、購入した瞬間価格が大きく下がってしまうケースがあります。
※もちろん例外もあります。
新築と中古では値付けの方法が異なるので、そこで乖離が生まれるのは当然です。
逆に、中古物件で現状適切な相場に近い形で購入できて、かつそれが資産価値の高いものであれば、今の住宅ローンの金利で購入をして10年後物件価格が元本を下回っている可能性はかなり低いと言っていいでしょう。
住宅ローンは悪?
では一方で、住宅ローンを「悪のシス」だと考えている方の思考ですが、「金利の安さの魅力」をあまり理解できておらず、「借金すること」を盲目的に拒否してしまっているケースが多いように感じます。
私達の親の世代に多いかもしれませんが、バブル期の金利のイメージで住宅ローンを捉えてしまっており、住宅ローンは負債だ!の一点張りです。
ある有名な本の影響もあるかもしれません。
・誰が何と言おうが、住宅ローンは借金であり負債でしかない。
・自分の財布からお金を減らしていくものであるので、できれば借りない方が良いものである。
・そもそも35年もの長期間借金を負うなんて正気の沙汰でない。
・低金利と言ってもいつまで続くかわからない。
という恰好です。
確かに住宅ローンはご自身が住む以上、お金を生む訳ではありませんので基本的には負債で間違いありません。
ただ、生きている限り住む場所は必要で、多くの人は買わないなら賃貸で住み続けるため「賃料」がずっと発生いたします。
判断基準として比べるべきは「借金すること自体」が良い悪いではなく、「住宅ローンを負うデメリット」と「賃料を支払い続けるデメリット」で、どちらが自分にとってマイナスのパワーが大きいかです。
ここを正しく比較できないと、間違った判断をしてしまう場合があるので注意が必要です。
もちろん住宅ローンが絶対おすすめと言っている訳ではありません!
客観的に賃貸の方が都合が良い人もたくさんいらっしゃいます。
正しい知識で比較をすることが重要ということです。
よくあるパターンが、若くてまだリスク耐性があるにも関わらず、住宅ローンをイメージで悪と決めつけていて、いま賃料を支払い続けることに全く疑問を抱いていない方です。
これは少々勿体ないです。
フォースのダークサイドしか見ていないようなものです。
グランド・マスター ヨーダも言っております。
「固定観念は捨てろ!」と。
固定観念を捨てて考えれば、新しい道も見えてくるかもしれません。
余談ですが、中には住宅ローンを組まずに投資用ローンを最初に組んで今住んでいる賃料をカバーするくらいキャッシュフローを出そうとする強者もおりますが、それはなかなかハイレベルで時間もかかり、貯金も与信も潤沢な一部の方に限られます。
ハイリターンを狙える可能性がある分、少なくとも住宅ローンを組むよりもリスクは高いです。
中途半端にワンルームを投資用ローンで買うと、大したキャッシュフローも出ず、住宅ローンも組みにくくなるという悪循環に陥りますのでご注意ください。
仮に金利がバブル期の7~8%前後であれば、それはまさにシス以外の何者でもないので、私も借り入れはなるべくしないようにしましょうと提案していると思いますが、今は優遇後で金利0.5%を下回る水準ですので、バブル期の住宅ローンとはまるで別商品と考えて良いでしょう。
同じ「住宅ローン」と言っても、バブル期当時とは中身が全く異なるということを理解できれば、今の令和の住宅ローンについて肯定的になれるかもしれません。
鉄壁の「親の住宅ローン危険ブロック」にあった際、低金利の切り口から、賃料を支払うよりも金銭的に得で、かつグレードの高い物件に住めるということを具体的に数字で説明できれば、説得しやすくなると思います。
この記事が、少しでも現状の認識を見直すきっかけになれば幸いです。
最後にひとつお伝えしたいことは、奥さんの意向でスターウォーズを時系列順にエピソード1から順番にみたのですが、結論、上映順のエピソード4から見た方がおもしろいと思います。
本日は以上となります。
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