すまいよみです。
新年度に向けて、新居を探している人も多いと思います!
私が初めてマンションを購入した時、最後2つの物件を迷ったあげくの選択で、見事に失敗してしまったのですが、その後の購入では、「もうどっちでも売れ残った方を買おう!」くらいまで迷ったときでも、意思決定を家族内でもって積極的に選びにいったおかげで後悔は少なくなりました。優先順位はライフスタイルとともに変わるものですし、正解は無いと思うのですが、大事なのは「あのとき、ちゃんと考えて答えを出したんだから、きっとこれで良かったはず」と後悔を少なくすることだと思います。
「もうどっちでもいい!」となった時、私は以下のように意思決定しています。
まず大前提ですが、必ずプロの目を借りて購入予算を明確にしておく事。価格やコストで揺れることは、後ほど大きな後悔をもたらすからです(すまいよみメインブログ:関連記事)。マンション購入予算を決める家計診断「FP無料診断by保険チャンネル」を進める4つの理由
それと、特に、経験が少ない一次取得者層にとって、優先順位付けする要素を洗い出す大事なポイントをいくつか。
「近隣にスーパーがあること」「実家に近いこと」「いくつ部屋があること」「リビングは12畳ほしい」など、色々あるとは思うのですが、以下の事は、特に経験が少ない一次取得者層にとって気をつけておきたいポイントになります。
いったん「広げる」
いったん広げるとは?
1番大事なのは、「マンション選び=街選び」です。人気の街、都心部、再開発エリアなど、「住みたい街」ランキングで見かける地名。生活の利便性も楽しさも、マンションの資産価値も、住まいへの満足度も、「街」に大きく依存します。せっかく住まい選びをするのですから、検討する範囲を安易に自分の明るいエリアに絞りすぎないことです。また、大規模マンション、タワーマンション、駅近立地の物件など人気のマンションを、興味が無くても、買えないと思っても、まずは見学し良さや特徴をしっかり理解しましょう。自分には手が届かない、価値がわからないと納得できたら次に進めば良いだけの事。購入した後で「隣の芝生が青い」ことに気づき、「あの地に(あの人気があるマンションを)購入できる選択肢があったかも知れない」と後悔することを防ぐためです。
あくまでも「広げる」事が大事。
理解した上で、「自分が好みの街」、例えば「小規模でも間取りが良いマンション」などを選択肢に残せば良いと思います。
「資産価値」についての相談も多いのですが、最低限担保する上でも、上記は大切なことになります。しっかり相場がつくマンションであれば、住宅ローンの残債を見ながら精神衛生上の支えになりますし、自分の資産選びは間違っていなかったと、含み益を見ながら自己満足にもつながるはずです。
マンションの周辺環境を理解する
健康や命、安全性、安心できる子育て、将来まで住まいの快適性を担保する上で非常に重要なことになります。
穏やかな住環境、安全性を損ねる大通りや抜け道などが無いか、ハザードマップ、子供ができたときの教育環境、通学区、将来的にマンション周辺に高い建物が建って住環境が損なわれるリスクを見る必要があります。こちらも、すべてクリアすることは難しいので、いったん検討の土台に乗せてみるべき事。
住まいは明るさが大事
私が今までマンションを購入して一番後悔した要因がこれ。気持ちまで真っ暗になり、大きな後悔をしました。特にリビング・ダイニング(LD)は、家族が多くの時間を費やす場所であり、LDの明るさは、住まいの満足度を高めるための大事な要素だと考えています。
以上を踏まえた上で、自身の価値観の洗い出してみましょう。
洗い出したら、ご家族内で、採点して納得性を高めるのも1つです。やり方は色々ですが、「優先順位が高いものから点数を1点ずつ加算」してみました。
検討項目については、「価格」や「引越しのしやすさ」など、大事ではあるのですが物件の特性に消極的な理由は入れないようにしましょう。後で、「一生ものの買い物を数百万円ケチったおかげで・・・」と後悔する大きな要因になり得るからです。「営業担当者と合う合わない」など、物件の特徴に関係ないことも考慮しないこと。大事なのは、物件の良さと積極的条件を踏まえて、「住み替えが難しくても、何でも交渉する」「営業さんが感じ悪くても上司を出してもらう」など、行動して実際に欲しい住まいを購入することです。
また、設備面の充実度や、間取りの好みなど、細かい所まで項目を増やさない方が良いと思います。私も以前は30項目くらい設けていたのですが、上記の表では、共用施設やランニングコストは「ランド・管理」にまとめました。あまり造り込みすぎると、表作りの自己満足に陥ってしまうので(こんなことやっている時点で非常にオタクな営みですが・・・)。「あれもこれも」と迷いを増やしてしまうことにもなります。内容・優先順位付けについては、家族内で、これ以上はない!ところまでしっかり詰めましょう。
最後に、いくら悩んでいても、意外と自分の中で答えが決まっているものです。自問自答して感覚的に「こっちの方が良い」という心の中の声、直感を大切にしたいです。その直感にこそ、自分の住まいへの1番の優先順位が含まれていたりしますので。
以上になります。迷ったときの、なにか参考になれば幸いです!
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