【王子界隈】モモレジの名作マンション訪問【2016Vol.19】

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名作マンション訪問Vol.19です。

今回は、王子に行って参りました。
王子駅と言うと飛鳥山公園を思い浮かべる方が多いでしょうが、北改札を出て駅西側に出ると音無親水公園があります。

音無親水公園は飛鳥山公園のようなスケールこそありませんが、石神井川の旧流路に整備された公園で「日本の都市公園100選」にも選ばれているなかなか風流な公園ですね。

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この音無親水公園付近にあるマンションのうちのいくつかは駅から上の写真のような公園沿いの石畳を通ってマンションエントランスまでアクセスすることが可能ですし、当然に信号待ちもありません。

1件目はここ
プラウド王子本町 (2013年築/14階/122戸)

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駅徒歩4分ですが駅からのアクセスはほぼその石畳で信号待ちもなし、稀有なポジションの物件です。

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メインエントランス(南側)のアプローチはその石畳から繋がっており、なんとも良い雰囲気です。住戸エントランスもそうですが、マンションエントランスの雰囲気はそれ以上と言っても良いぐらいとっても大切ですね。毎日通る所ですから素敵でないと。
「野村に住んでいます」があったらこの物件ははずせないなぁ・・・(笑)。

特別高額な物件ではないですし、田の字プラン中心の間取りなど設計面はいわゆる野村さんらしさが出ているもので名作と言えるようなものではないのですが、エリア的に仕方ない所でしょう。このエントランスアプローチだけでも十分に価値を感じることのできる物件かなと。

そして、北側にはサブエントランスがあるのですが、これもまた違った雰囲気でなかなかいい感じ。

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車寄せにゆとりがないのが玉に瑕ですが、建物デザイン自体はやはり名作と言えるプラウド駒込やプラウド駒場などを彷彿させるものでプラウドの王道的なものの1つです。

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ちなみに、物件南側は石神井川となり、いわゆる低地となるのですが、敷地北側との標高差は10m近くあるはずで、中層建の物件ながら多くの住戸で開放感のある景色が楽しめるものとなっています。

対岸からの風景。

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えっ?隣のなんか個性的な物件は何?

そうなんです、こちらも名作。
清音閣 (2001年築/10階/44戸)

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駅からのアクセスはやはり音無親水公園沿いの石畳を通ることが可能で、プラウド王子のお隣に位置しています。
立っている場所もプラウド王子同様に凄いのですが、その個性的な形状で二重に驚かされる物件ですね。

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各戸のバルコニーに隣接する形で植栽スペースが設けられており、所々に植栽が顔を出しているという複雑な設計。撮影した時期は緑でしたが、秋には赤やオレンジがマンションを彩ります。

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全体が雁行設計、かつ、植栽をフロアによって少しずつズレた位置にすることで上下左右の住戸から植栽が望める形になっています。見れば見るほど凄い設計だなぁ・・・。

当物件は賃貸マンションですが、利益を最重視しなければならない名のあるデベによるものではありません。一角にはやはりオーナーがお住まいのようです。ご自身でも住むからこそこういった拘りの一品が出来るというわけですね。

ここから先はオマケです。
石神井川の対岸へ

ルフォン飛鳥山 (2010年築/6階/76戸)

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石神井川は北側なのでプラウド王子や清音閣のような眺望面や日照面の恩恵を受けることが出来ないのですが、敷地南側に醸造試験所跡地公園を望むポジションがなかなか特徴的な物件です。

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このエントランスなどをご覧いただくだけでなんとなくお分かりいただけるのではないかと思いますがなかなかお洒落な物件となります。

ただ、この物件を取り上げたのには別の理由があります。
ルフォン(フジサンケイビル)さんは最近でこそかなりデザイン性に富んだ物件を供給するようになりましたが、この物件の時代はそこまでではありませんでしたし、この物件には非常に特殊な事情があります。

この物件、当初はディアナコート飛鳥山になるはずだったものです・・・。
プチバブル崩壊(リーマンショック)の煽りでモリモトさんがこけちゃって建設中にルフォンになったのです・・・。

すなわち、基本的にはモリモト時代のものを踏襲した形なので、外観もさぞ素敵なんだろうと思っていたのですが(実物を見るのは今回が初めて)・・・。

あれ???この物件てモリモト時代はバルコニーの天井が木目調パネルで彩られるはずだったと思うのですが、違う・・・、普通だ・・・。

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ルフォンになって変更されていたとは・・・。そこを変えるとどのぐらいコストを削減できるのかまでは存じあげませんが、外観から受ける高級感にかなり違いが出ていたはずなので、変更して欲しくなかったなぁ・・・。勿体ない。
掃出窓に床から天井間際までのハイサッシが採用されているあたりにディアナ感・モリモト感を感じることのできる物件ではあります。

もう1つオマケで
王子飛鳥山ザ・ファーストタワー (2016年築/29階/230戸)

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長谷工タワーなのでデザインは正直あまり垢抜けていない気がしますが、文句なしのランドマークタワー、このエリアの新たなシンボルとなった物件です。

線路の影響も大きいポジションではありますが、西側住戸からは飛鳥山公園が一望出来ます。

飛鳥山公園の緑と王子飛鳥山ザ・ファーストタワー。

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緑が深い・・・。

こちらもど~ぞ。

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プラウド王子本町
王子飛鳥山ザ・ファーストタワー

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【アプローチは緑道】プラウド王子本町2階81平米6,470万円【坪単価264万円】
【飛鳥山公園を一望】王子飛鳥山ザ・ファーストタワー&レジデンス25階85平米8,500万円台(予定)【坪単価329万円】

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