お便り返しとなります。
差出人:マンション買えない
20台半ば、妻と子供1人で都内住みをしています。世帯年収は1000ちょっとです。
家賃補助が出るため、賃貸暮らしを続けています。そろそろマンションを購入したいと考え始めておりますが、どこも値段が高く悩んでいます。
アベノミクスの甲斐あってか、デフレ脱却しインフレ傾向へ経済もシフト、日銀も金融緩和は継続するとのことで、さらなるマンション価格の上昇は避けられないと考えています。一方で賃金は上がらず、買い時を逸してしまったと後悔しております。
マンション情報を見ても、「こんな地域ですら、もうこんな値段なのか?」と、数年前の土地勘からすると信じられない高値設定で驚いています。
バブル超え価格とまで言われていますが、今の日本の経済状況的には、むしろバブルの時より状況は深刻なのではないかと考えています。
もし日本が金利をやむを得ず上げることとなったら、間違いなくマンション価格は下がってくると思いますが、それがいつか読めない中、高値掴みしてしまうと、売るに売れないとなることを恐れています。
高いなと思いながら、ギリギリの予算で購入した方が良いのでしょうか?それとも金利が上がっても返済できる程度の余裕を持った方が良いのでしょうか?
マンション買えない様
マンションマニアです!
お便りいただきありがとうございます!
たしかに数年前のほうがマンション価格は抑えめでしたが住宅購入検討はタイミング次第です。家賃補助が出つつもマイホーム取得を検討されているということはその目的は家族のためなのではないでしょうか。目的ができたタイミングで動き出すのはごくごく一般的であり、買い時を逃したなんてことはないですよ。逆にここで買わなければ買い時を逃したとなってしまうかもしれないですね。
金利上昇リスクや不動産価格下落リスクはいつの時代だってありました。ご不安であれば毎月の支払いにゆとりをもったり、固定金利とする、資産性の高い家を買うなど対策できることはあるでしょう。
金利が高い時代に組んだ人たちは頭金を多く入れることで毎月の支払いを抑えたり、低金利時代に入ってから住宅ローンの借り換えにて対応していました。(一時期借り換えブームがありました)
となれば金利が低い今の時代に取るべき行動はその逆ですよね。頭金を入れずに預貯金を残しておき(もしくは他の投資に回す)、一日も早くローンを走らせて金利上昇までの間に支払いを進めていく。
与信ぎりぎりまで組んだほうが資産性高い住まいを購入できますからそちらに全振りするのか、もしくはそもそもの毎月の支払いにゆとりをもたせるのか、ここは大きく分かれるところですね。与信ぎりぎりまで組むのに資産性低い住まいを買うのだけはやめましょう。
ご年齢もお若いですし、世帯年収も低いわけではないですから選択肢は多いでしょう。4000万円~6000万円くらいを予算としても十分良い買い物ができます。もちろん理想が高すぎると話が進まないため現実を見る必要はあります。
引き続きよろしくお願いいたします。
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