このブログは原則として10日おき(5、15、25)の更新です。
このブログでは、居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から自論・「マンションの資産価値論」を展開しております。
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Q.子供がまだ小さいのですが、郊外の一戸建てと都心部のマンションとどちらがいいか迷っています。どのように考えたらいいでしょうか?Q.マンションより一戸建ての方が良い点が多いと思うのですが、マンションのメリットはどんなところにありますか?
Q.一戸建ては管理費も駐車料金も払わなくていい。マンションより得では?
Q.一戸建てからマンションへ住み替え経験者の感想を聞きたいのですが?
Q.東京郊外(埼玉県・千葉県)では、マンション並みの価格で、新築の建売住宅が販売されていると聞きましたが、そうした住宅は質的に問題ないのでしょうか?
・・・・このようなご質問が増えています。
分譲住宅の購入を考え始めると、一戸建かマンションかの選択にぶつかる人が少なくないですが、それぞれに長所と短所がありますので、迷うことでしょう。
一戸建とマンションのどちらを選ぶかは、好みもありますし、人それぞれのライフスタイルなどが違いますので、自分自身で決めなければなりません。
今日は、上記のような疑義について整理してみました。どちらにするかの判断ポイントをお話ししましょう。
①経済性・合理性の比較
- マンション・・・修繕費の積立をしておくので、出費が突然にやってくることはなく、大抵は室内のリフォーム費用だけでよい。しかし、管理費と駐車料が毎月かかるのがネックとも言えます。
- 一戸建て・・・意外にかかるメンテナンス費用。大掛かりになると金額が跳ね上がり断念することも。また、家周りの清掃や修繕など、手間がかかる。これは、一戸建ての宿命みたいなものです
②柔軟性の比較
- マンション・・・便利な立地が多く、賃貸や売却がしやすい。増築ができないのが欠点
- 一戸建て・・・バス便や遠方立地のものが多く、売却がしにくいことがある。増改築が自由にできる建物が多い
③安全性の比較
- マンション・・・防犯・防災性能に優れる。密室性が高い
- 一戸建て・・・鍵のかけ忘れなどに気を使うことが多い。木造は、自焼だけでなく類焼(もらい火)の不安もある
④居住性の比較
- マンション・・・フラット住宅なので住戸内の移動がスムーズ。冷暖房効率が高い。高層階に住めば眺望や開放感を味わえる。しかし、上下・左右の住戸の騒音に悩まされることもある。
- 一戸建て・・・毎日のことだから、歳を取ると結構つらい階段の昇り降り。冷暖房効率が低い。窓が多く、通風・彩光に優れている。庭いじり、ペット飼育も気がねがいらない。しかし、土地面積や道路位置などによって、閉塞感のある住宅も多い。
結論はどっち?
マンションより一戸建てが良いというのは、偏見かもしれません。マンションにも十分に価値があると認められてきたからこそ普及してきたのではないでしょうか。マンションと一戸建ては、それぞれに長所、短所があることがお分かりいただけたと思います。マンションの中には、中古になっても値下がりしないものもあるほどで、その立地条件、環境、安全性といった条件が他を凌ぎ、人気を得ているものも少なくありません。
マンション全部を一括りにして論じることはできません。それは、一戸建てについても言えることで、あくまで個別要素を見て判断すべきことなのです。
結局、経済的な損得だけでは測れないものがあり、結論はその人その人生観によるとしか言いようがありません。しかし、あえて言うなら、判断するに当たり、以下のポイントを銘記してはいかがでしょうか。
◆マンションを選ぶなら
立地条件を妥協しないで選ぶのがコツ。理由は、いつでも転売できるフレキシブル性と優位性です。将来の予想が立てにくい家庭ほど、マンションがよいと思います。◆一戸建てを選ぶなら
土地の広さにこだわりましょう。敷地が狭いと、一戸建ての良さが表れにくいからです。また、敷地が広いほど、つぶしが利くものです。・・・今日はここまでです。ご購読ありがとうございました・・・・・次は10日後の予定です。
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