少々間隔が空いてしまいました・・・。
そろそろ過去の人になりそうなので更新を・・・。
モモレジの名作マンション訪問Vol.20!と言いたいところですが、今回は番外編でハワイオアフ島の名作コンドミニアム訪問です(汗)。
基本的に私モモレジは和の心を大切にしているので(笑)、海外物件はあまり詳しくないのですが、オアフ島の物件はわりと知っています。
かなり特長のあるハワイの物件のデザイン面や設計面について前々から取り上げたいと思っていたということもあり先日行った際に写真をたくさん撮って来ましたのでこの機会に取り上げてみようかと。
ハワイに行く度に日本の物件にもこういうのがあればな~と思うのですが地震大国である限り基本的には無理なんですね・・・。
悲しい現実・・・。
まずはここから行きましょう!
トランプタワーワイキキ
(2009年築/38階/462戸)
今を時めくトランプグループによるホテルコンドとなります。この物件の1室を所有すると自分でホテル内に住める(泊まれる)のはもちろんのこと、ホテル運営会社に運営をゆだねて普通にホテルの客室として収益を得ることも可能です。むろん利回りは低いですけどね・・・。
この物件はこの後ご紹介する今年出来たばかりのリッツカールトンレジデンスワイキキビーチなどと同様のホテルコンドで、ホテルコンドの火付け役となった存在です。ホテルコンドは一般のコンドミニアムとは異なりホテルのサービスを受けられるというメリットがありますし、高いデザイン性とラグジュアリー性を備えている点が大きな特長と言えますね。
という感じで前置きが長くなってしまいましたが、この物件を初めに取り上げたのには理由があります。フロアプランがあまりにも特長的なのです。
※写真右側が海(ビーチ)であり、南西方向となります
このフロアプランの異質具合がお分かりいただけますでしょうか。
当物件はビーチ最前列のポジションではないのですが、南~南西にかけてがオーシャンビューとなるので、北西側(写真下側)の中住戸も正面方向がオーシャンビューとなるように全て斜めに部屋割が行われているのです(南東の中住戸も同様です)。
これ初めて見たときはほんと面食らいましたね。敷地形状的に最も眺望が良い向きの住戸率を高く出来ない物件って少なくないのですが、こういった工夫をすればそれをかなり改善できるというわけです。
※物件内にあるジオラマです。
※実物です。
北西側から見るとこんな感じ。先ほどのフロア図で凸凹になっている部分は三角形のバルコニーで埋められています。なかなか理にかなった設計なんだなぁこれが。
まぁ、タワーなのに柱をほとんど無くすことが出来ているのでこういった設計がしやすいとも言えますが・・・。
西側(ビーチ方向)から見るとこんな感じになります。中住戸がこちら側を向いているのがお分かりいただけるでしょうか。
柱・梁がほぼないことで、ほぼ全面がガラス貼りとなっています。
お次はオマケで先ほど名前を出した
リッツカールトンレジデンスワイキキビーチ
(2016年築/35階/324戸)
できたてホヤホヤのこちらの物件、お隣には同じような波打つ形状の2棟目が建設中でいずれはツインタワーとなります。
トランプタワー同様にガラス面が印象的なタワーですが、この波打つ曲線が美しいですね。日本では曲面の美しいパークコート青山ザ・タワーが話題を呼んでいますが、世界的に見たらそこまで珍しいことではないとも言えます。
曲面にするのとしないのとで建設コストってどんぐらい変わるんだろうか???
さてさてお次は今回の記事のもう1つのメイン物件、ワードビレッジです。
以前この名作マンション訪問の晴海界隈でザ・パークハウス晴海タワーズをデザインしたリチャード・マイヤー氏のゲートウェイタワーズの画像をご紹介しましたが、そのゲートウェイタワーズなども出来るハワイ最後の大規模大開発と言われているのがこのワードビレッジ(10棟を越えるスケールを予定)です。
⇒ 【晴海界隈】名作マンション訪問【2016Vol.8】
※ワイキキ側からの写真。写真右側はかの有名なアラモアナショッピングセンターエリアです。ワイキキまでは少々距離がありますが、アラモアナショッピングセンターまで徒歩圏となるカカアコエリアの大規模開発がワードビレッジです。
ちなみに、現在オアフ島ではホノルルレールトランジットという初の鉄道が建設中でホノルル空港から東の終点となるアラモアナショッピングセンターまでは鉄道でいけるようになりますし、ハワイ在住の方にとってはもちろんのこと、観光客の利便性も高まることでしょう。
まだゲートウェイタワーズは出来ていないのですが、1棟目と2棟目がほぼ完成していたので、ぜひご覧下さい。秀逸過ぎます。
1棟目
ワイエア
(2016年築/36階/171戸)
やばいっしょこのデザイン(笑)。
全面ガラス貼りでやはり波打っていますし、フロアによっても微妙に異なる形状、つまり、上下左右、3次元で動きのあるデザインとなっており、まさに芸術作品です。
2棟目
アナハ
(2016年築/38階/238戸)
こちらはさらに凄いかな。ちなみにこの4フロアごとにズレている部分は回転します。
すみません嘘です(笑)
超微速であっても回転するところに住んでいたら頭がおかしくなりそうなのでそんなもの実現することはなさそうですが、銀座スカイラウンジ(回転する展望レストラン)のようなたまに行く場所であればありだよね。共用部(ラウンジ)なんかのある最上階フロアのみが回転したら面白いだろうなぁ(笑)。
芸術は爆発だ~(笑)
ちなみに、ワードビレッジは上でとり挙げたトランプやリッツみたいなホテルコンドではなく普通のコンドミニアム(要するに日本で言う普通のマンション)なので、いわゆるホテルサービスは受けられませんが、ホテルコンドでなくともこういったスケールの高級コンドでは当たり前のように大きな屋外プールがありますし、ラウンジ、フィットネス、シアター、ゲストルーム、BBQエリア、ドッグランなど日本のタワマンと互角以上のラグジュアリー感があるのも1つの特長です。
ここからはオマケ3連発。
1発目
ワンアラモアナ
(2015年築/23階/206戸)
アラモアナショッピングセンターの一部、ノードストローム(デパート)の駐車場の上に位置する超高額物件です。駐車場の上には当物件のプライベートガーデンなどの共用部のある緑豊かな空間が広がっています。贅沢だーーーーーーーーーーーー!
やはりアラモアナショッピングセンターの駐車場上部に建設中のオーシャンフロントのパークレーンアラモアナと共にオアフ島では最高クラスの物件となります。
2発目
ヒルトンハワイアンビレッジレインボータワー
(1968年築/31階/?戸)
ヒルトンのコンドミニアムはタイムシェアの販売で有名ですが、このレインボータワーは普通にホテル棟となります。
コンドも含め複数のタワーで構成されるヒルトンハワイアンビレッジですが、中でもこのタワーは有名で16,000以上ものカラフルなタイルで彩られた世界最大のモザイク壁画に圧倒されます。虹っていいよねぇ・・・。
ってか、1968年築でこのパフォーマンスというのも凄いのですが、日本のタワーでは当然あるはずのフロアとフロアの間の空間がほとんど存在していないことにご注目いただきたい!
全面がサッシとなっているように梁はもとより、水道や電気関係の設備(配管・配線)スペースを窓際寄りの空間に存在させないことでこういった設計が可能となっています。
つまり、「ホテル」なので床置の照明で対応することで室内天井部の照明装置・配線を排除、浴室などの水回りは客室の共用廊下側、エアコンもビルトインタイプ(日本のホテルでもよくあるようなタイプ)を室内の内側よりに配置する、など室内の主要部分の天井部からいかなる配管及び配線をも排除したことで、フロア間の空間を限界まで短くしているということになります。
ウェブで調べてみたところこのレインボータワーの高さは87mみたいですね。31階建で87mって凄いわ・・・。室内天井高は普通以上にありますしフロア間は直床の20cm分ぐらいしかないんかね?
最後3発目
イリカイホテル
(1965年築/26階/1023戸)
1965年という歴史あるホテルコンドで総戸数1023戸という圧倒的なスケールを誇る物件です。
写真からはそこまでのスケールが感じづらいかもしれませんが、当物件はなんとトライスター型であり、階数こそ低いものの日本を代表するトライスターであるケープタワー、スカイズ、勝どきザ・タワーにも匹敵するぐらいのスケール感があります。
この形とすることでオーシャンビューとなる住戸数はかなり増えていますね。
素晴らしい。
こちらもど~ぞ。
2,000棟4,400室超を掲載。
モモレジのマンションの間取りや価格を言いたい放題!
※ハワイの物件の掲載はないですけど見て見てね・・・。
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