営業さんが、リスク、デメリットをしっかり説明してくれなかったら

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こんにちは。すまいよみです!

早速ですが、日々私達は、色々な規約に縛られ、いつの間にか契約をさせられています。

例えば、サービスの購入を承諾する時の「個人情報管理規約」。見るのも面倒で、画面をスクロールだけさせてチェックしていませんか?それが、店頭で販売員相手だと尚更です。早く手続きを進めたい一心で、注意散漫なまま、何となく進めてしまいます。

新築マンション購入の際はどうでしょうか。

マンションの売主は、私達と契約する前に、「重要事項説明」を説明する義務があります。

簡単に言えば、住まいに関する説明書です。

本来であれば、契約、申し込む前よりもっと前、検討段階で、検討者自らが「重要事項説明」を全部漏れなく読み込むことが重要だと思っています。売主の営業さんは、検討が進む段階において、検討者の購入意欲を削ぐようなリスク、デメリット、細かな懸念点などを、嘘はつかないまでも、あえて言わない場合が多いからです。

今の時代、決して会社ぐるみではなく、永瀬財地のような全部正直に話して顧客と向き合う営業さんも多いと思いますが、そこは1人の人間の能力や姿勢に頼る部分が大きい営業活動。成果を短気で出したいがために、人によっては、顧客に本当のことをどこまで伝えるかバラツキが出ます。

もし、事前に説明されていなかったことが、初めて「重要事項説明」で理解できたら。

初めてマンションを購入しようとしている人が、いよいよ欲しい住まいが見つかった!ローンの審査も通り、家族とも相談して、エリアでの生活も段取りをつけ、そんな前のめりの状態で、契約日当日、印鑑を押す前。そんな状況で、冷静に、集中して、住まいの心配点、生活に与える影響などを、その場であらためて批評することができるでしょうか。

「重要事項説明」を自宅に持ち帰り、家族が寝静まった後に、じっくり時間をかけて読み込むと、住まいにまつわる様々なリスクが理解できます。

マンションのパンフレットで売りにしていた『閑静な住宅地!』『空一面の眺望!』『目の前にバス停がある便利な環境!』などなど、、、マンションの生活にまつわる全てのことが、「重要事項説明」では、「~~の住環境は未来保証されるものではありません」と、言い訳がましい言葉が並べられていて、なんだかパンフレットと逆のことが書いてあるように思えます。

「1km先の線路の音が、風向きによって住戸内の騒音になるかもしれません」

そんなことまで断り書きされています。


だからこそ、こちらは契約直前の「重要事項説明」までに、売主の営業さんから、住まいの説明について様々な視点から説明を受けなければなりません。もし、「重要事項説明」までに説明されていないことがあって、少しでも納得できない箇所、理解できない部分があれば、契約にはやる気持ちをリセットして、何時間かけてでも、説明者と真剣に向き合う必要があります。

重要事項を説明されて承知して契約した以上、入居してから間もなく、本当に偶然「マンションの前にある代々継がれてきた名家が、持ち主の気が変わって売却され、ビルが建つことになってしまった」ことがあっても、契約はどうにもならないのですから。

「正直不動産」ではありませんが、売主としては、重要事項説明時、検討者から『聞いてなかったけど、もう契約するところだし、ま、いっか』とならないように、検討者が求めているメリットに対してのリスクやデメリットを包み隠さず、早い段階で積極的に説明して欲しいです。

以前、契約前ではなく、住宅ローンの審査と同時、申し込み前に「重要事項説明」をしていただいた売主さんがありました。とても親切な対応だと思いました。

購入する側として大事にすべき姿勢は、「重要事項説明」が行われる前までに、マンションのパンフレットで書かれているような「当マンションのコンセプト!」「5つの特徴!」などを中心に、デメリット、リスク、入居後の生活への影響を、多方面からしっかり確認して検討を進めていくこと。

加えて、せっかく良いマンションであるにもかかわらず、その理解したデメリットやリスクだけで安易に検討を後退させないこと。大事なのは、自分達家族の住まいへの優先順位付けをしながら、デメリット・リスクの許容度をしっかり意識しておくことです。住まい選びに100%は無いわけですから。

最後にあらためて。「重要事項説明」は、申し込みを決めた後の消化試合でなく、契約前、最後の真剣勝負です!隅々まで納得するまで説明してもらうように心がけて、契約に臨みましょう。

(以上)。

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ファミリーで永住できる居住性を第一に、資産としての側面も合わせて見るのが、すまいよみマンション選びのモットー。ただしマンション選びに失敗しても深刻になる必要はありません。今や住まいは一生物の買い物ではなく、僕も4度のマンション購入を経て満足の境地に達しました。
東京東5区(墨田、江東、足立、葛飾、江戸川)のマンションを日々探訪しています。
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2 件のコメント

  • とくめい より:

    契約者からすればリスクやデメリットの説明は早い方が良いのは当然です。
    申し込む前よりもっと前、検討段階で、「重要事項説明を受ける」あるいは「重要事項説明書をもらう」ことは実際には可能なのでしょうか?

  • aiai より:

    ここに書かれていたことは本当に重要です。新築物件の時には営業の方も力を入れているので、購入者側も契約前の説明に疑問や異議があれば伝える必要があります。

    バルコニーでの喫煙が「節度を持って・・・・」と書かれていたので、このことだけは絶対にゆずれないと思い、マンションでのバルコニー受動喫煙の害の大阪での裁判結果お提示して「バルコニー禁煙」を要望しました。1か月ほど待たされてやっと「バルコニー禁煙」は実現したのですが、敷地内の庭の一角に屋根付きの喫煙場所の設置をのまされて苦い思いをしたことがあります。

    結果どうしてもそこからたばこの煙が漂ってきて我慢できず、引っ越しました。

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