こんにちは。DSアキです!
連日の暑さについていくのが大変ですね…。私は早くも夏バテ気味です。
スムログ読者の皆様もどうかご自愛ください!
さて今回の記事では初めてマンションを購入される方向けに、「マンション購入後のよくある後悔」をご紹介したいと思います。
マンションは大きな買い物なので、出来る限り失敗を避けたいと皆さんお考えではないでしょうか?
しかし、金額が高いからこそ、多くの方にとって初めての買い物であるのがマンション購入の難しいところですよね。
自分なりに念入りにチェックしたつもりでも、入居後に思わぬ見落としに気付いたという方も多いです…。
そこで今回は、実際の購入者の実体験をもとに、皆さんがどのような点に後悔しているのかを見ていきます。
「購入後の後悔」を事前に知り、マンション選びの参考やモデルルーム見学や中古マンションの内覧時のチェックポイントとしていただければ幸いです。
それでは、新築マンション・中古マンションそれぞれの購入体験談の頻出単語から後悔ポイントを探っていきます。
データ元:住まいサーフィン「マンション購入のしくじり体験談」(774件)
UserLocal テキストマイニングで分析
新築マンションに多い後悔
この結果を参考に、まずは新築マンションの失敗談を見ていきます。「マンション、購入、住む」といった単語を除いて目に留まるのが、「間取り・管理費・駐車場」という単語です。
この3つの単語が使われている体験談から、多くの方が後悔しているポイントをまとめました。
1.間取り
まずは、間取りについてです。新築マンションは完成前に契約する「青田売り」も多いので、購入者の多くはマンションの実物を見ないままに購入します。
その結果、モデルルームのイメージと実物との間にギャップがあったという意見が目立ちました。
間取りに関する後悔の例
- モデルルームでの説明ではかなり広めの間取りと聞いていたのに、入居してみると意外と狭かった。
- モデルルームと違う間取りの部屋を選んだら、実際のイメージが掴めず希望と違った。
- 実際の部屋を確認せずに購入し、入居後に提灯部屋(窓の無い部屋)に後悔した。
- リビングと隣の部屋を引き戸で区切る形にしたが、子供のために独立した部屋にすべきであった。
- 引き戸で区切る部屋にしたが、片方の部屋にエアコンが設置できなかった。引き戸を閉めると暑くて眠れない。
- 子の誕生やテレワークにより、部屋が足りなくなった。
実際のイメージをつかむためには、メジャーを使って自宅の家具が置けるかの寸法確認や、収納スペースが十分かなど、現実的な部分も冷静に確認してみてください。
2.管理費
管理費の後悔ポイントでは、ズバリ毎月の維持費が高いというお悩みが目立ちました。新築マンションの場合、入居当初が一番安く、年を重ねるごとに維持費が徐々に値上がりしていきます。
そのため、中古マンション購入者よりも、負担を重く感じる傾向があるようです。
参考に、築年数別の管理費・修繕積立金データをご紹介します。
上記のように、築年数を重ねるごとに維持費は上昇していきます。
マンション購入検討時には、管理費・修繕積立金が値上げされる前提で、無理のない支払い計画を立てておいた方が良さそうです。
3.駐車場
駐車場に関する後悔も目立ちました。まず、車を利用するのが不便という意見。
機械式で出し入れに時間がかかる、マンション内駐車場が確保できず、近隣駐車場を借りることになったなどの失敗談がありました。
また、都内マンションの場合、機械式駐車場・自走式立体駐車場が一般的です。
しかし、平置き駐車場以外では、車体サイズや重量、車高に制限がある場合があります。
入居から数年経ち、マイカーを買い換える際、希望車種に乗れなかった…という後悔も聞かれました。
中古マンションに多い後悔
中古マンションの購入体験談で多かった単語は、「リフォーム、古い」と中古マンションならではの単語が並びました。1. 古い
中古マンションで一番多かったのが、「内覧では見落としていたが、住んでみると色々な部分の古さが気になる」という意見です。古さに関する後悔の例
- 窓や水回り、ベランダなど細かい部分の古さが気になる。
- 内覧時は前住民が入居中で気が付かなかったが、床が傷だらけだった。
- マンション外観の劣化やエントランスの古さ、建物の臭いが気になる。
また、室内は綺麗にリフォームされていても外観が古い場合もあります。
内覧時は部屋の中が綺麗なら問題無いと思うかもしれません。
ですが、入居後は毎日エントランスを通ります。
生活の一部となっても気にならないか?を考える必要がありそうです。
2. リフォーム
リフォームの後悔で圧倒的に多いのが、「入居前にリフォームしておけばよかった」という意見でした。気になったら後で直そうと思っていても入居後にやるのはなかなか面倒だったりします。
リフォームに関する後悔の例
- リフォームされていない物件を格安で購入したが、入居後に次々と壊れてしまった。リフォーム済み物件を買った方が安く済んだと思う。
- リフォーム済み物件であったが、給湯器やトイレは交換されていないことに後で気づき、入居後に取り換えた。
- リフォーム済み物件を購入したが、コンセントやエアコンの位置が不満。自分でリフォームすれば良かった。
マンション購入に多い後悔
最後に、新築マンション・中古マンションに共通する後悔をご紹介します。共通して多かった単語は「騒音・立地」でした。
1. 騒音
騒音に関するお悩みは多岐にわたり、上下左右の部屋からの騒音、窓の外からの騒音など様々です。騒音の例
- 上階の足音や掃除機の音
- 隣の住民の話し声や楽器演奏の音
- 幹線道路や線路から聞こえる騒音
- 駅前や近隣商業施設からの人や車の音
- 幼稚園や公園から聞こえる子供の遊び声
また、「音がうるさい」という意見と同じくらい多いのが、子供がいるので周りの人に迷惑をかけていないか気になる、苦情を言われたといったお悩みです。
子供が立てる足音を気にせずに暮らしたいという場合は、マンションの最下階を選ぶことをおすすめします。
上階の床から響く騒音を気にする声がもっとも多いため、最下階であれば足音を心配する必要がありません。
また、3LDK中心のファミリー向け物件では、小さなお子さんも多くお互い様という雰囲気で良かったという意見もありました。
2. 立地
最後は立地に関する後悔です。「好立地を選べばよかった」という意見がある一方で、「立地を最優先しすぎた」「部屋にももっとこだわればよかった」という意見も見られました。
立地は良いが…の後悔例
- 立地の良さで即決してしまったが、住宅設備などに細かい部分の不備があった。
- 立地が良いが、周辺が賑やかで深夜までうるさい。
- 立地は良いが、隣人が音に敏感な方だった。
- 立地は良いが、郵便受け下のチラシやゴミ出しなど住民マナーが気になる。
ですが、後悔ポイントのなかには、入居するまで分からない「ガチャ」的な要素も多いですよね。
想定外のトラブルに巻き込まれてしまった場合にも、立地の良いマンションの方が住み替えしやすいというのはあります。
(立地が良いマンションほど安定した需要があるため、値下がりしにくく売りやすい傾向があります)
人の数だけ正解がある住まい選びですが、いざというときに住み替えも検討できるという意味では、立地を重視して損はないといえるのではないでしょうか。
もちろん、無理して選ぶ必要はありませんが、検討材料の一つとしていただければ幸いです。
それでは、今回もお読みいただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします。
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