こんにちは!
ふじふじ太です!
本日のテーマは「後悔しないための物件内覧時のコツ3選」ということで、満を持して物件の内覧に行くと言っても、何をどう見て良いものかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回のブログでは物件の内覧をする前の心構えと、内覧時のポイントをなるべくわかりやすくお伝えしていければと思いますので、是非ご参考にして頂ければと思います。
五感をフル活用すべし!
まず一つ目は、五感をフル活用すべし!ということで、内見は限られた時間内で、全身全霊でお部屋を感じる必要があります。
しっかり水分補給をして、準備運動をして体調を万全に整え、ゾーンに入るくらいの勢いで全身の神経を最大限集中させてから内覧に挑みましょう。
試合前のアスリートのような心持ちです。
空室であれば何度も内覧できるので気がラクですが、売主さんが居住中の場合、コロナ禍ということもあり何度も自由に内覧することが難しくなりますので、数少ない内覧のチャンスである!という意識が重要です。
さらに、特に売主さん居住中の物件の場合は、売主さんからの印象も大変重要になります。
売主さんへの気配りや、売主さんからの見られ方という点にも意識を向ける必要がございます。
売主さんも人間ですので、あの人に売ってあげたいとか、あの人だったら交渉を受けても良いとか、あの人にはなんか売りたくないとか、そういう感情があるものです。
くれぐれも「感じ悪い、細かすぎて面倒くさい、取引したくない買主」と思われないように気をつけましょう。
なるべく売主さんの印象が悪くならないように内見をすることが大前提です。
さて、本題である五感を使って何を確認するか、以下例を挙げます。
「視覚」
これはわかりやすいですね。内装のデザイン性、間取りの形、広さ、眺望、陽当たりは嫌でも目に入るものですが、意識して見るべきは「リフォームが必要だと思われる個所(フローリングやクロスの傷等)、室内の劣化・使用状況」をチェックしておきましょう。
そうすると、どこをリフォームするか含め、予めリフォーム費用の概算を把握しておくことができます。
買った後に「ここもリフォーム必要だったか。。」と、なるべくならないようにするための対策です。
また、売主さんから許可をもらえれば、室内の写真撮影を許可してくれる場合もありますので、写真を撮っておくと後から見返したりできるので便利ですね。
※当然SNSにあげてはいけません。
細かい点を挙げるとすると、「給湯器やエアコン等の主要設備の交換履歴」もチェックしておきましょう。
湾岸のタワマン達もそうですが、築15年を迎えてくると、耐用年数的にも交換の時期ですので入居前に交換をしておいた方が良い場合もございます。
「聴覚」
これは主に、お部屋から聞こえる「街の音」を聞くということで、お部屋から騒音が気にならないかをチェックしましょう。
正直これは限られた内見時間の中では限界がありますが、できる限り聴いておくに越したことはありません。
車両通行音、電車の音が代表的な騒音ですので、窓を開けたり閉めたりしながら、お部屋にいてどのくらい騒音が気になるかを確かめましょう。
また、特に目立った騒音の要素がなかったとしても、「街の音」の耳触りも重要です。
人によって心地よい音、そうでない音があります。
例えば湾岸エリアですと、子供達の遊ぶ声や、風で木々が揺らぐ音、鳥のさえずり、船の通行音、波の音など、私は心地良いと感じます。
このトータルの「街の音」にも好き嫌いがあると思いますので、お部屋から聞こえる「街の音」にも耳を傾けるとよろしいかと思います。
また、売主さんが居住中の場合は、お部屋の前後左右でどのような音が聞こえるか、上階の足音などが気になったことがあるか等も直接確認しておきましょう。
嗅覚
お部屋の匂いという点で特にチェックすべきは、「たばこやペットの匂い」です。
これらの匂いが強い場合はクロスに匂いが染み込んでいる場合があり、オゾン消臭を行ったとしても匂いが取れない場合があるため、その際はクロス交換も見積もっておくと良いです。
空室期間が長いと、封水切れによって下水の匂いが上がってきて水回りが下水臭くなる場合もあります。
ただ、この下水の匂いはよほど強烈でない限りは生活し始めればなくなるものですので、そこまで気にされなくても問題ない場合が多いですが、中には汚れや配管の不具合による場合もありますので、なかなか匂いが消えない時は一度水道の専門業者に見てもらうと良いです。
触覚
これは主に「使い勝手」という意味合いで、お部屋に入った後、可能であれば収納の開け閉めなどをして、設備の使い勝手や生活導線も確認しましょう。
特に奥様にとってはキッチンの使い勝手と導線は重要なのではないでしょうか。
最近のキッチンは性能が良いので、「こんなところにこんな収納があるんだ!」という箇所もあったりしますので、パッと見では気が付かない箇所も、実際に触って使ってみると気付くこともあり、より生活のイメージが湧いてくるでしょう。
注意点として、売主さんの許可なく収納を開けるのはNGです。
必ず許可をもらってから開けるようにしましょう。
※すみません五感と言いつつ、味覚は特に関係ありません。
余談ですが、内見の経験値が上がりレベル70を超えてくると、直観的にお部屋を判断できるという強者もいらっしゃるようです。
私のお客様ですごい方がいて、その方はいくつも物件を持っている方なのですが、お部屋に入って3秒くらいで「あ、この部屋好き。買います。」という、鱗滝先生も引くほどの判断の早さです。
その方は逆の判断も早くて、お部屋に入ってすぐ「あ、この部屋なんか違う。次いきましょう」という感じでした。
理由を聞くと、「いや、なんとなく」みたいな感じです。
こういう方もいらっしゃるんだなと勉強になりつつ、なんて感覚の鋭い人なのだろうと思いました。
というより、第六感のようなものがあるのかもしれません。
2Dではなく3Dで部屋を感じること!
二つ目として、お部屋は床面積ではなく、空間を意識して確認をしましょう。
つまり、高さも重要ということです。
梁が多くて天井がゴツゴツしていると、何となく圧迫感を感じるものです。
お部屋の形は間取図を見ればわかりますし、高さや梁の位置も分譲時間取図をみれば書いてはいるものの、そこから正確に3Dでお部屋を想像できる方はなかなか少ないのではないでしょうか。
お部屋の「開放感」は、やはり間取図だけではわからないので、内見をしなければわからない重要な要素です。
いくつか内見をしていて、同じ広さでも開放感が全然違うという体験をされた方もいらっしゃるかと思いますが、これは空間全体の印象によるものであったりします。
もちろん間取り、眺望、サッシ高や有効面積の違いもありますね。
お部屋に入ったら梁や天高を含め、お部屋に圧迫感がないか、開放感を感じるかを確認されると良いです。
高さが5㎝変わるだけでも、お部屋の体感もかなり変わってくる印象です。
具体的な生活のイメージをしながら内覧すること!
これが一番重要です。
今まで細かい点をいくつか挙げてきましたが、最も重要な視点は「自身・ご家族のライフスタイルにマッチするかどうか」です。
これはお部屋単独というよりは、お部屋を含めたマンション全体の内覧時の視点とも言えます。
考え方や価値観によってライフスタイルも異なりますので、当然最適なお部屋というものも変わってきます。
誰にでも合う万能なお部屋というものは存在しません。
お部屋の細かい点は意識できたけど、ご自身の生活スタイルに合わないマンション、お部屋を買ってしまうと本末転倒です。
まさに木を見て森を見ずというやつです。
より広い視野で、マンション全体のデザイン性の好みも含めて、ご自身の生活スタイルにマッチするかを確かめましょう。
例えば、具体的に置きたい家具の大きさも意識して、どう置くかまでイメージして、かつ導線まで確認するつもりで内見をすると、より鮮明に生活のイメージが湧いてきますね。
収納を見るときも、現住居のお荷物がしっかり納まるかもイメージしましょう。
買った後に、「全然収納足りなかった!色々捨てなきゃ!」とならないように。
私のお客様で、収納が思ったより足りなかった事に気づき、今まで集めてきた趣味のフィギュア(人形)を泣く泣く処分せざるを得なくなった方がおりました。
そういった、何となくでいいので理想とする具体的な生活のイメージをしながら物件を内見すると、後悔のない納得感のある物件購入ができると思います!
本日は以上となります!
ご講読頂きありがとうございました!
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