お便り返しとなります。
差出人:まっつんGOGO
今後不況等によりマンション価格が下落してしまった際の住み替えについて教えてください。
2021年4月に新築マンションに入居したのですが、急遽引っ越しせざるを得ない事情もありしっかりと吟味せずに慌てて購入したため現居に対して色々不満があり、新たに2024年4月に入居する新築マンションを先日契約しました。
竣工直前に購入したためあまり割安感のある物件ではなかったのですが、市況も幸いし多少の含み益はあるようです。とは言え住宅ローンの残債は査定額の9割以上ある状況で、後売り(切り離し)ローンで事前審査が承認されたのは三井住友銀行のみでした(なお、現居の住宅ローンは三井住友信託銀行です)。
営業に確認したところ本審査は引き渡し直前の23年末頃になると伺っておりますが、仮に今後1年以内にマンション価格が下落してしまい、そのタイミングで残債割れを起こしてしまった場合は果たしてどうなるのでしょうか?特に以下のポイントについて知りたいです。
・市況悪化の影響で事前審査OK⇒本審査NGのケースはあるのか?
・(上記ケースがあり得る場合)契約の有効性および手付金の取り扱いについて
まっつんGOGO様
マンションマニアです!
お便りいただきありがとうございます!
一般論として私からご回答いたしますね!
もしも2023年末の本審査において市況悪化を理由に金融機関から「お客様のご自宅の価値が大きく値下がったため貸せなくなりました」となったのであればローン特約にて購入済み住戸の契約は白紙解約とすることもできます。(もちろん欲しいのであれば他行で再チャレンジしたりあくまで減額なら頭金を入れるなど動くことは可能です)
その場合には手付金が全額返金されます。(印紙代は戻ってきません)
中古の世界では事前審査で個信、本審査で物担チェックという金融機関もあり、事前審査通ったのに本審査で落ちた~その理由が物件の価値のせい~ということもあります。その際は先ほどと同じく手付金は全額戻ります。このパターンの多くは40㎡未満等で投資と見られて貸せない~ということですけども。なので40㎡未満の1LDKなどは新築時は提携ローンなのでOKだけどもリセール時に買い手のローン付で苦労したりすることも多くなっています。(今回のご質問は購入先の価値ではなく現居の価値の話なので話は異なりますが参考までに)←売り手からしたら契約後の白紙解約なんて迷惑でしかないですから事前審査で物担も見てよ…となりますが
今回は新築マンションの提携ローンなわけで市況悪化したとしても事前審査通り本審査も通ってしまいそうな感じもありますが…
もしもそうなった際に自らの意思でキャンセルとなれば手付金放棄となります。
参考になれば幸いでございます。
引き続きよろしくお願いいたします。
☆対面・オンラインでの個別相談件数が1500組様を超えました!!☆(2022年7月末時点)
【マンションマニアに個別相談できます!】
マンションマニアへ購入・売却相談
【個別相談予約フォーム・マンションマニアプロデュースの売却サービス】
マンションマニア公式YouTubeチャンネル
マンションマニア公式Twitter
マンションマニア公式インスタグラム
関連記事
マンションマニア流 住宅ローンの選び方
コメントを残す