マンションマニアさんに面白いマンションがあると言われたので行ってまいりました「ウエリス横濱日本大通り」。公式Webサイトでみればわかるとおり、横浜のド真ん中といえば真ん中。県庁から歩いて１分程度のところにある物件です。
「71.15平米・3LDK・4940万円〜」という表示にこのご時世でマジかよ、安いなと思い訪問いたしました。私DeNAファンではないのですけどね・・・
（本エントリの写真や表はクリックすると大きく閲覧できます）



案内所は物件から徒歩３分程度のところにあります。モデルルームはビルの中にはなく、すでに竣工している物件を見学することになります。天井高が高く、規模の割には素敵に仕上がっていました。



本物件の最大の特徴は、冒頭にも述べた通り立地の優位性となります。「みなとみらい」「山下公園」「元町」「山手」といったわかりやすい横浜のアイコンというよりも、県庁とほど近い立地です。当然大型スーパーなどは徒歩10分程度の伊勢佐木町まで行かないとないわけで正直、永住するには厳しい立地ではありますが、数年暮らすには最高の立地といえるでしょう。観光名所となる各所には全部歩いていける距離にあります。



マンション自体は10階建てで2階から居住空間となる合計36戸のシンプルなマンションです。ただコンパクトながらも内廊下で、ロビーも魅せるように作られているなど高級感は感じられる作りです。



また駐車場も11台分用意され、28000円〜32000円とこの立地では比較的安価です。また、価格面でも優位性はあります。価格表はこちらです。（このエントリがアップされるのは10/30ですのでここに書かれた住戸は既に販売済みとなっている可能性が高いです）



・・・とここで終われば良かったのですが、もちろんいまのご時世上記価格が所有権で売っているわけはなく、本物件は定期借地権マンションとなります。70年後には更地にしてNTT東日本に返却しなければならないので、毎月の支払いには管理費と修繕積立金の他、「地代」「解体積立金」が別途必要となります。この追加費用のランニングコストが34.93平米の部屋で約1万円、一番広い71.15平米ですと約2万円の追加となります。2万円の費用は35年ローン換算で約750万円(金利1%の場合）のアップとなり、それ以降も費用が発生する＆土地所有権がないことを考えれば、所有権マンションと比較して広い部屋で約1000万円強、狭い部屋でも約500万円強程度実質では高い部屋を買うのと同じこと、となります。

では割高なのか？といえば、立地的には非常に優位性のある場所で賃貸に出しても需要はあり続ける場所です。単純に投資目線で見ると住宅ローンの金利で考えてもあまり利回りはとれませんけど、ご自身のロマン+αくらいに見ておくなら、いまの相場環境下ではなかなか魅力的な選択肢に思えます。

そもそも重要文化財建築物（開港記念会館）が隣の隣、って立地。すごいことだと思うんですよ！



通りに出れば雰囲気ある並木通りで、もはやテラスハウスの世界観ですね。テラスハウスでよく出てきたランチャン・アベニューもご近所であります。