どうも!マンションマニアです!
私が主として活動をする一都三県では車が必要ないほど公共交通機関が充実しています。多くのエリアでスマホのアプリ一つでタクシーを呼ぶこともできます。
マンションの駐車場、外部の月極駐車場、コインパーキングもなかなか重たい料金設定であることも多く、ガソリン代も高騰。車そのものの値段も上昇傾向にありそれどころか新車は売るものが少ない状況。納期がとんでもないことになっています。
公共交通機関が充実した街でマイカーを持つことは不経済と言われても致し方のないことです。
この記事でお伝えしたいことは
①車を持たないほうがハッピーなのであれば持つ必要なんかまったくもってない
②車を持ったほうがハッピーなのに住宅費のせいで我慢するなんてのはもったいなさすぎる
ということです。
①のほうは当たり前の話すぎて語ることもないですが②のほうは住宅購入検討初期の段階で意識しておかないと住宅費だけでパツパツとなりマイカーを諦めることになりかねません。
マイホームとマイカーというのは検討段階において非常に相性の悪いもの。
モデルルームの営業側からすればカーローンを組まれてしまえば予算は下がる。車を持たない前提でいてくれたほうが高い部屋を買ってもらえるチャンスが増える。昔に比べれば営業スタイルが穏やかな売主ばかりですから無理やり押し込むなんてことはないにしても住宅価格が高騰している今、近郊・郊外の予算が伸びにくいエリアでは車ありきの広告を見ることは少なくなりました。
住宅価格がお安かった時代は新築マンションの広告では駐車場設置率や自走式立体駐車場であることなどを前面に押し出していることも多かったです。
それは近郊・郊外でマンションを買う人の多くが駐車場を求めており、売り手側からしても実質として駐車場があることで利益に繋がっていたからでしょう。
それが今では売り手側にとって駐車場が利益を生んでくれるものではなくなってきたこともあり駐車場設置率は低くなりました。
もちろん車離れも影響していることは確かであり、不必要に高い設置率とすれば空きが出てしまいそれが機械式ともなれば管理組合の負担に繋がるため設置率が低いことが必ずしも悪ではありません。ただ、あまりに厳しい設置率で部屋を購入したはいいけど駐車場抽選で落選した、住んだ後に車を買おうと思ったけど空きがないという経験をされた方も少なくはないはずです。
中古マンションであれば大量供給時代の駐車場設置率にゆとりあるマンションを狙いやすいのですが新築マンションとなるとなかなか厳しい時代。
今はレンタカーだけでなくカーシェアも充実しています。
でもマイカーはレンタカーでもなくカーシェアでもない自分の車。明日借りれるかな?今から借りれるかな?そんなことはもう考える必要がない。
今日からは車があると考えただけでワクワクするかもしれない。そして車が生活に馴染んでくる。
繰り返しになりますが車が必要ない、欲しくもないのであればそれが絶対の正解。
でも、車があったら楽しそう、生活満足度が高くなりそうと思う気持ちがあるなら購入を検討してみることをおすすめしたい。
でも車を持つことはとても大きなお金がかかることは事実。その余力を残した物件選びができるかどうか。
住宅ローンが走り出してから支払額を抑えるということは難しく、繰上返済で毎月の支払いを減らすことはできても数万円減らすとなれば多額のお金が必要になります。
マイホームは多くの人をハッピーにしてくれるもの。でもマイホームが他の楽しみの邪魔をしてはいけない。もちろん車を所有することでお財布事情が厳しくなりすぎることもよくない。バランスが大切。
目一杯住宅ローンを引っ張る人を否定するつもりは一切ないです。それが正解の人もたくさんいます。共働きで時間を買うとなれば目一杯住宅ローンを引っ張ったほうが家族の時間も増えて結果として総合満足度が高くなるかもしれない。
でも余力を残すべき人が目一杯住宅ローンを引っ張ってしまうことを少しでも減らしたい。ただそれだけの思いです。
嫌になるくらいマンション価格は高い時代ですが2000万円、3000万円、4000万円、5000万円…まったくないわけではない。おんぼろでもなく住環境悪くもなく都心から気が遠くなるほど距離があるわけでもない。選択肢はたくさんあります。
目一杯住宅ローンを引っ張るほうがハッピーなのか、余力を残すことがハッピーなのか、自分にあった道を進むことが正解。
今はゴリ押し営業は減った時代ですがそれでも新築モデルでは「その年収ならこのくらいの価格のマンションを買うのが当たり前」みたいなトークがあることも事実。もちろん人によりきですが手元にある一つの物件を売るとなればそのようなトークになるのは当然。営業さんは何も悪くない。
何もかもが値上がり傾向の今、予算決めはこれまで以上に慎重になっても良いのではないでしょうか。
電車がダメというわけではありません。電車だからこそ楽しめることも多いでしょう。私は電車好きですから電車での遠出も好きです。車を所有するということは移動手段の選択肢が増えただけです。車が好きだから、車があるから電車に乗らないというわけではないでしょう。おでかけの選択肢が増えるということはどれだけ楽しいことか。
今までの暮らしになかったもの。一度手にしてから自分に必要か不要かを判断しても良いのかもしれません。
維持するには手間もお金もかかります。気をつけなければならないのはマイホームもマイカーもこれまでなかったような物欲が目覚めてしまうことでしょうか(笑)
マイホームなら家具や家電、マイカーならカー用品にキャンプなどのレジャーグッズなどなど。
ただ、マイホームもマイカーも愛着が出てくるためそれが影響してか無駄遣いをしにくくなるというメリットもあると感じます。自分にとって本当に必要なものの判断ができるようになるからでしょうか。
いずれにしても維持費がかかります。でもそれが不快じゃないのが面白い。不快だと感じるなら手放したほうがハッピーかもしれない。
休日を家族と過ごすから休日を家族と車と過ごすに変わる。ただの移動手段じゃないいろいろな可能性に溢れているマイカー、検討してみてはいかがでしょうか!
出費は大きいですが満足度で払い戻される可能性大ですよ!
私自身、マンションマニアである以上、マイカーを手放せばもう1ランク、いや、2ランク3ランク上のマンションを手にすることができます。
それでもマイカーを持ち続けるマンションマニアと車の話を聞いていただければ幸いでございます。
【マンションと車とマンションマニア~あれから~】
高校三年生の春、バイトで貯めた貯金で赤羽自動車学校(現クリオレジダンス北赤羽)へ入校、高校卒業前にバイトで貯めた貯金で50万円ほどの中古車を購入しました。
バイトは週5日~6日しており月10万円以上の稼ぎ、そこから学費の一部を差し引いても高校三年生時点で免許取得費、中古車購入費、ノートパソコン購入費くらいは貯まっていました。
ここまでは特別珍しいものではなく、車に興味があればよく聞く話でしょう。
ただ、社会人1年目、2004年に運命の出来事が訪れるのです。
当時付き合っていたのは1つ年下の高校三年生、中学時代の後輩です。
ラクーアデートの帰りに彼女を自宅まで送り届けることに。親が家を買ったとのことで板橋区から北区に引っ越したことは知っていました。首都高5号線の板橋本町の出口を出て彼女のナビゲーション通り走ること数分、彼女は大庇が伸びた車寄せを指さし「ここに止めて」と。言葉を失いました。そのマンションは私が憧れる当時竣工したばかりの大規模マンション。「今日はありがとう!」と助手席から降りる彼女、長いアプローチを歩き風除室へ吸い込まれていく彼女の背中が眩しくて眩しくて…
彼女の背中が見えなくなったところでハザードランプを切りクラッチを繋いで出発した俺氏は隣の部屋のおならの音さえ聞こえる自宅へ帰る道中で決めたのです。
「すぐにマンションを買うぞ!!」
高校時代から分譲マンションにハマってはいました。300円ほどする住宅情報誌(JJ)を毎週購入して研究する日々。はやくこんな素敵なマンションに住みたいなぁ~とモデルルーム訪問も開始していました。ただ、今となっては信じられませんが「まだ自分には買えないだろうなぁ~」と本気を出していませんでした。
モデルルームの営業さんも社会人とはいえ18歳、19歳の若造では本気で相手にしてくれません。でもそれは俺氏自身が本気でなかったからかもしれないですね。
本気モードになった俺氏は買うマンションを決めることに。住宅情報誌を本気モードで見るとすぐに自分への最適解を導き出すことができました。
そのマンションの名はリボンシティレジデンスです。
京浜東北線の川口駅から徒歩9分、サッポロビール埼玉工場の跡地開発です。
自走式立体駐車場で設置率100%、ディスポーザー完備などしっかりとしたスペックながらも新築時の坪単価は約155万円と当時らしい現実的な価格でした。(現在の坪単価は約255万円)
販売開始は記憶が正しければ2004年の秋頃、ちょうど私が本気モードに入った頃でした。
私は買う気満々でした。竣工は2006年8月ですからその時には勤続2年超え、年齢も21歳ですから買えるであろうと思っていたのですが…営業さんから「申し込み時点で住宅ローン審査に通っていない場合には申し込みできません」と…初めての購入ですからそのようなルールを知るわけもなく、社会人1年目で19歳になったばかりの私は最低でも後半年、できれば1年待たないと買えないことを知ることに。
※今思えば引き渡し直前に自分でローンを引っ張る前提で現金で買うと言えば申し込めはしたかもしれません。(ローン特約はつきませんが)
※社会人1年目でもローン審査通ることもありますが当時の私は年齢の問題もあったのか通りませんでした(人気マンションということもありアクロバティックなことはしてくれず)
そして、社会人2年目となった翌年に再訪問するも人気マンションだけあり販売が進んでいるは転売住戸も出回っているはでもう買えるような状況ではなくなっていました。悔しかったですね。
ただ、結果として2005年の夏の終わりくらいに別の新築マンションに惚れこみ購入、2006年春に初のマイホーム引き渡しを受けることとなりました。
社会人2年目でマイホームを手にできたのはただのマンション好きを本気モードにしてくれた彼女のおかげです。そしてそのきっかけとなったのがマイカーなのです。マイカーがなければマンションは好きだけどしばらく本気モードにならずリーマンショック前の新価格、新新価格時代に突入してしまいしばらく買えなかったかもしれませんしマンションマニアとしての活動もしなかったかもしれません。
ちなみに18歳から37歳の間、一度だけ長期間に渡りマイカーを持たなかったことがあります。
独立しようかなぁ~と考え始めたときでした。
30歳超えて安定した会社を辞めて独立するとなればそれ相応の奮い立たせる何かが必要です。
そこで考えたのがマイカーを手放してまた手にするという目標があれば頑張れるんじゃないかということ。「3年頑張って食べれる状況なら再度買おう!!」と。
今思えば馬鹿なことしたかなぁ~とは思うものの当時はそれくらいしないと前へ進めなかったのですよね。。。
職場の仲間などには「必要なくなったので手放した」と強がっていました。(独立しようか考えているとも言えないので)
それに合わせて駐車場問題を無視して駅に近いマンションを購入、買い替え前提でお金を貯める期間になるだろうと割り切って手放しました。
結果として本当にありがたいことに独立後も食べれるようになったため再度購入、新居のスケジュールの関係もあり当初予定していた3年間ではなく4年弱も間が空きましたが手にすることができました。これもすべて読者様、相談者様のおかげです。いつも本当にありがとうございます。
いつかはまた手放すことがくるかもしれません。この先のことはわかりません。でも今は走りたいという気持ちが強いのでマイカーが必要。そして必要なときに買えるのは住居費を抑えているからこそ。
この記事がなんらかの参考になれば幸いでございます。
引き続きよろしくお願いいたします。
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