お便り返しとなります。
差出人:転勤したくない
皆様こんにちは。
いつも楽しく拝読させていただいております。
有楽町線延伸が現実味を帯びてきましたね。
現在は新駅予定の枝川駅からおそらく徒歩5分前後になるであろう中古マンション(現在は築9年ほど)を6年ほど前に購入し住んでおります。
現在のオフィスは自転車で7分くらいのところであら非常に快適に通勤できています。がしかし、このたび転勤の話が降って湧いてきました。
転勤と言っても都内での移動なのですが、移動先は電車も使いドアtoドアで60分程度となってしまいます。
ここからが相談となりますが、私は通勤にあまり時間をかけたくないので、転勤先の近くに引っ越したいと考えています。
そこで現居に関してどのようにするのが良いかご意見いただけませんでしょうか?
確定ではありませんが新駅もできるようなので非常に悩んでおります。
選択肢1:通勤を我慢して住み続ける
選択肢2:駅ができるまで賃貸に出す
選択肢3:売り払う→簡易査定(?)に出したところ元値+手数料+諸費用でトントン
私の属性としては
家族:DINKS子供予定なし
世帯収入:1300万(夫婦同じくらい)
年齢:夫婦とも40才
ローン:夫単独のフルローン
オフィス:東陽町→三鷹(夫、在宅20%)、八重洲(妻、在宅90%)
新駅も、転勤自体も未確定で恐縮なのですがよろしくお願いいたします。
転勤したくない様
マンションマニアです!
お便りいただきありがとうございます!
豊住線ですが新駅の候補地(想定位置)も発表されていましたね!
現居から徒歩5分くらいとなれば利便性はグッと向上しますし、当然不動産価格への良い影響もあるでしょう。
ただ、地下鉄の工事はかなり時間がかかります。
半蔵門線の水天宮前~押上間約6キロが着工から10年後に開業となったように、豊住線の豊洲~住吉間約5.2キロも着工してから10年くらいはかかるはずです。まだ準備段階であるわけで、どんなに早くても2035年頃、場合によっては2040年になる可能性だってあるでしょう。
分譲マンションの価値への影響は株のように好材料が出たからといってすぐに値上がるものではありません。再開発、新駅などなど、実際にできてから評価されるものです。早くてもできる数年前でしょう。実際に居住するわけですから今すぐ値上がるわけではありません。それを転勤したくない様も理解されているからこそ今手放すのはもったいないと思われているのでしょう。
ただ、住宅ローンの残債がある以上は第三者に貸すというのは容易ではありません。もちろん通えない範囲の転勤なら話はまったくもって別ですが通える範囲ではOK出る可能性は低いでしょう。もちろん金融機関次第ですので相談してみるのはありですが。それに駅ができるまで賃貸に出すといっても空室になるタイミングは定期借家にしない限り選べません。今すぐ新線分の賃料を上乗せすることもできません。
そのため新線関係なく通勤時間60分が厳しいと考えるのであれば住み替え、在宅勤務もあるし耐えられそうならそのまま住むというシンプルな考え方でよろしいかと思います。
通勤時間の優先順位が高そうですから転勤先の近くで予算が届き、住みたい街があるなら住み替えたほうがすっきりするのではないでしょうか。
参考になれば幸いでございます。
引き続きよろしくお願いいたします。
■参考データ
北大阪急行線(御堂筋線直通)の延伸による新駅(2023年度開業予定)
・プラウド箕面船場
2017年 坪単価約190万円
2021年 坪単価約215万円
現在 坪単価約225万円
関連記事 → プラウド箕面船場 予定価格と間取り モデルルーム訪問
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シンプルに「アドバイス」をします。
選択肢1:通勤を我慢して住み続ける
→正しい
選択肢2:駅ができるまで賃貸に出す
→ローン組んでいることであれば、無理。ご放念を。
選択肢3:売り払う→簡易査定(?)に出したところ元値+手数料+諸費用でトントン
→意味なし。