お便り返しとなります。
差出人：しん
最近は新築マンションが高すぎて、中古マンションを検討するようになりました。
そこで住宅ローンのご質問でして、新築マンションではモデルルーム訪問の際にデベロッパーが事前審査を実施してくれたのですが、中古マンションではどのように事前審査を実施すればいいでしょうか？
また新築マンションの時は物件ごとに事前審査を実施していたのに対して、中古マンションでは一回事前審査してその結果をずっと活用するイメージでしょうか？
中古マンションでは物件探しよりも前に事前審査を済ませておくことが大事とよく言われておりますが、いまいちイメージが掴めないのでご教授いただければと思います。
しん様
マンションマニアです！
お便りいただきありがとうございます！
新築マンションの住宅ローン審査に関しては
モデルルーム訪問 → 事前審査
という流れが基本となりますが中古マンションであれば
事前審査 → 物件見学 → 事前審査
という流れのほうがおすすめです。
見学前の事前審査ですが物件が決まっていなくても可能です(価格を入れればOK等。部屋番号など物件情報必要な際は見学したい物件を決めて仲介担当へ聞けばOK。)。金融機関によりますが即日回答のところもあります。容易です。ご自身がおおよそいくら借りれるのかわかりますし、見学して買い付けをいれる際に「事前審査で●●万円借りれるという結果が出ています」と言えるほうがライバルと争いになった際に負けにくいです。
仲介店によるかと思いますがマンションカウンターの場合には提携ローン(※1)もありますのでそちらのご紹介も可能ですし、ご自身でお好きなところがあればそちらでもまったくもって問題ありません。おそらくですが他の仲介店も提携ローンじゃなきゃダメよということはないはずです。(提携ローンのほうが話が早いので楽ですが)
※1 仲介担当から金融機関担当者へご紹介。店舗によりますが三井住友銀行、イオン銀行等。変動金利0.3％台～(2022年8月時点)
ただ、ネット系だけでなくメガバンク系も通しておきたいところです。(ネット系で借りるとしても)
「ネット系で事前審査通ってます」よりも「メガバンクでも事前審査通ってます」のほうが勝ち取りやすいですので。住宅ローン特約(ロン特と呼ぶことが多いです)はメガバンク系も混ぜてね～と言われることもあります。
例えば物件見学前の事前審査はネット系でかけておき物件見学してすぐにかける物件情報ありの事前審査(物件広告など必要書類は仲介担当が渡します)はメガバンク系としても良いかと思います。
ここまでして万が一買えなかったとしても(ロン特なしの現金一括購入が現れて買えないパターンも多いです…)その結果もエビデンスの一つになりますので無駄ではありません。前回他の物件で事前審査までかけて買い逃していることも次のためになるので落ち込まずで大丈夫です。次こそ勝ち取れば良いのですから。
最終的には購入する物件で審査を通す～という点は新築も中古も同じです。
新築マンションに比べてご自身でやることは多いですが仲介担当が付くためローン関係のお手伝い、価格や引き渡し時期などの交渉などを任せることができます。
仲介手数料を支払うわけですから不明点があればガンガン質問して良いと思いますよ。
参考になれば幸いでございます。
引き続きよろしくお願いいたします。
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