Twitterでは呟いておりますが、スムログではだいぶご無沙汰しております。
放置するとマンションマニア先生ブログになってしまうと気づいたので、しばらくがんばります!ということで、宛先に「のらえもん」が入っている質問があれば、優先的に応えます。
差出人:迷える子羊
結婚を前提としたお付き合いをしている彼と、2人で住むための新居探しを始めました。彼は外資系企業に勤めており、年収は約1800万円です。私は2年前に病気をしたことで会社を退職し、現在は無職です。私は都区内で生まれ育っているので、希望としては都区内で住居を構えたいのですが、彼のほうは5000万円を超える物件になると、躊躇するよなあ、と言って一向に意見がまとまりません。8000万円程度を希望、などの相談記事をよく目にするのですが、どれくらいの年収の方がそのような物件を購入されているのでしょうか。1800万円という年収では、無理がある価格帯でしようか。余談ですが彼はかなりの貯金好きで、貯蓄金額が減ることに抵抗があるようです。
こんにちは、のらえもんです。ご質問ありがとうございます。
一般的に、額面年収の5倍とは言われていますが、超低金利+物件の高騰で、年収の6倍・7倍・8倍という水準で購入される方も最近は多いです。それがいいことなのかはわかりませんが、今後の収入の伸びなどを見込めば大丈夫なケースも多いでしょう。
ということで、年収1800万円で、8000万円の物件のモデルルームに行ったら販売員から、「余裕のある返済計画ですね」と言われることは間違いありません。
しかし、本当にそれが正しいのか。住宅の購入というのは、個別性が高いのです。
- 彼氏は何歳ですか?50歳なら額面年収の5倍は危険です。
- 子どもは何人ほしい、その子の教育費は?と考えられていますか。小学校から2人私立小学校に通わせるとなると、教育費の負担はかなりのものになります。
- 趣味は海外旅行や車ではありませんか?海外旅行に年2回・100万円使う人と、海外旅行に全く興味なし、国内の安・近・短がいいという人では、住宅に使える予算が全く違います。
- 彼はどこに住みたいか、ヒアリングをしてみましたか?もしかして、ビルばかりや喧騒が多い都区内には、購入したくないのかもしれません。
さて、「貯蓄金額が減ってしまうのは抵抗がある=貯金が趣味」、というのは彼の性質ですから、そこを変えようとしてもなかなか難しいのではないでしょうか。結婚も新居購入も自分の幸せを増加させるための手段です。彼が潜在的な不満を抱えるのは、将来破綻リスクにもなりかねません。
いくつか説得する材料を私の方から案を出してみます。
- 5000万円ではなく、8000万円でも貯蓄に手を出さずフルローンでも購入可能な見積もりをとってみる
- 自分が復帰する際には、都区内で通う必要があり、働きながらの子育てを考えると5000万円で買える場所よりも都区内の方がベターである
- 現在は無職のため払えないが、復帰後はきちんと出させてほしい(登記変更や住宅ローンを単独からペアローンにするには若干テクニカルなのですが…)
「世間はこれくらいの相場が基本!」と、相手の稼ぎのみを当てにするのではなく…自分が叶えたいライフスタイルを一緒に叶えようと、共同目標にするのが、長い結婚生活を送る上での秘訣だと思うのです。
参考にしていただければ幸いです。
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