【お便り返し】マンションを購入すべきか否か、良いマンションの探し方、情報収集の方法、購入額の目処を相談したい。

こんにちは！
ふじふじ太です！

お便り返しです。

差出人: マンション購入真剣検討中のリーマン

誰に答えて欲しいですか？
全員

メッセージ本文:

最近、マンション購入の検討を開始したものです。

属性は以下の通りですが、そもそもマンションを購入すべきか否か、良いマンションの探し方・情報収集の方法、購入額の目処などにつきご相談させて頂けないでしょうか？

世帯年収　2000万円 (ベースサラリー1500/ボーナス500、足元の昇給率は10%以上です)
大手外資企業勤務
勤務地　都心3区
転職　数回
年齢32
独身（結婚予定は3年は無し）
車及び借金無し
貯蓄等　現預金1400万程度、DC・投信700万円程度
希望物件価格 6000万
現在賃貸で借りている物件　月20万円弱、都心3区、50平米弱

まだイニシャルな段階ですが、アドバイスの程、宜しくお願いします。

お便り頂き有難う御座います！

素晴らしいご与信ですね！
単身ということですので、何にも縛られることなく、好きなマンションを選び放題ですね。

買うべきかどうか、ご予算、良いマンションの探し方を教えてほしいとのことですが、購入の動機によってアドバイスも良いマンションの定義も全く変わってくるので、何ともお答えし兼ねるというのが正直なところです。。

ひとつ言えるのは、毎月２０万円の賃料は勿体ないなと思います。
＊法人契約であればOKです。

どのくらい現状が勿体無いかを数字でお伝えします。

仮に6000万円のお部屋を購入した場合と、賃料20万円のお部屋に住み続けた場合の年間の経費（損金）の違いですが、年間約180万円賃貸の方がマイナスという結果となります。
＊初期費用は計算に入れておりません。

3年間にすると540万円のコスト差ということですから、すごい差ですよね！

その代わり、賃貸の良いところは何にも縛られることなく、リスクもなく、好きな場所・好きなマンションに気軽に自由に引っ越しができるという点ですね。

これは単身だからこそできる特権だと思うので、費用はかかりますがご質問者さんのご与信なら特に問題ないと思います。
結婚するとなかなかそうはいきませんので！

マンションを買うべきか否か

価値観とライフスタイルがわからなかったので、こちらのご質問には「居住期間」という切り口からお答えさせて頂きます。

6000万円のマンションを買うケースと、20万円のマンションに賃貸で借りるケースで、諸々初期費用・売却費用をフルで加えた上でのトータル軽費比較グラフを作成しましたのでご参考にしてみてください。

軽費の分岐点がおよそ３年〜４年半という結果ですので、居住期間という観点では、手堅く見積もって４年半以上同じ場所に住む予定であれば、購入をおすすめいたします。
※赤線は年間下落率1％で計算しております。

逆に３年以内に引っ越す可能性が高いということであれば、わざわざ買うべきではありません。
買い替え経費が重くなるので、賃貸の方がお得です。

詳しい計算など考え方については、はこちらブログをご参考にしてください。

【購入vs賃貸】居住期間から考察！何年以上同じ場所に住むなら買った方がいい？結論出しました。

良いマンションの探し方

まずはご自身にとっての「良いマンション」の定義を決めましょう。
住まいにおいて何を優先するか、どういう生活をしたいか、何年住みたいかということです。

私の勝手な想像ですが、外資系32歳独身ハイスペック男性ということですから、基本的にはご予算の許す限り「資産性」・「交通利便性」重視のマンション選びがよろしいのかなと思います。

資産性という観点なら、「大規模・ブランド・駅近・都心に近い」という条件を満たしている目立つマンションであること、利便性ならご勤務先に通いやすい路線や立地というイメージです。

お部屋については、できれば住宅ローン控除が使えるお部屋の方がお得感があって将来売却もしやすいので、登記面積で50㎡以上の方がおすすめです。
3年後以降でご結婚の予定があるなら、55㎡〜60㎡くらいの2LDKを購入しておくと良いかもしれません。

そうすれば、お二人入居でも、お子様が一人生まれても当分はそのお部屋にお住まいになれるので、最初はゆとりもあり将来的にも汎用性が高いです。

ある程度自分に合う住まいのイメージができてきたら、そこからは「住みたいエリア→マンション→お部屋」という順番で探していくのがおすすめです。
これは資産価値の優先順位と同じ順番です。

エリアの相場観とマンションのバランスを見ながら、まずエリアを絞っていくと良いと思います。

情報収集の方法

まずはインターネットでエリアとマンションの情報収集をしましょう。
都心部ということなら、不動産ポータルサイトのSUUMOが物件数も充実しています。

今は不動産業者ではないマンション好きな方も多く、無料とは思えない多くの優良情報をブログやSNSで発信しているので、気になるインフルエンサーをフォローして情報収集をすることもお勧めです。

気になるエリアが見つかったなら、ご希望エリアに詳しいと思われる不動産会社に実際に訪問するのが一番です。

担当者に色々詳しく話しを聞いて、ネット上ではわからない成約相場を教えてもらったり、今の現場の市況を教えてもらったり、具体的な物件を提案してもらうとより理解が深まります。

これは仲介会社目線のお話しですが、仲介担当者からの連絡や物件紹介にはしっかり返信してあげましょう。
良い情報をゲットするためには、仲介担当者をやる気にさせることも大変重要です。

購入額の目途について

これも日々のライフスタイルがわからないので何とも言えませんが、年収2,000万円で物件価格6,000万円はだいぶ手堅い印象です。
石橋を叩き過ぎて壊すくらい手堅いです。

もしかすると、外資系ということで入れ替わりが激しいという側面もあるので、このご予算にされているのかもしれません。

が、昇給率10％の単身男性ということですから、個人的にはちょっと背伸びするくらいの予算設定でも全く問題ないのかなと思います。

私も単身ではじめてマンションを買いましたが、年収の10倍借りました。
※今の市況で10倍はさすがにお勧めしません。

ずばり、私がご質問者さんの立場なら、思い切って1億円前後の都心の資産性の高いマンションを狙っていくと思います！

ちょっと背伸びすることの良いところは、これからもっと仕事がんばろうというモチベーションになり、良いところに住んでいるという自信も生まれ顔つきも変わり、そして今よりもさらにモテてしまうかも。。

例えば、こんなマンションはいかがでしょうか！？

＜キャピタルゲートプレイス　ザ・タワー＞

価格：1億1000万円
間取り：2LDK
専有面積：53.3㎡
所在階：24階
総戸数：702戸
住所：東京都中央区月島1
交通：東京メトロ有楽町線「月島」歩1分
竣工： 2015年7月