ぶっちゃけ、住まい選びって難しくないですか?
現代社会はどうも情報が溢れすぎてて、取捨選択するのも疲れます。掲示板見ると気に入ったマンションにもいろいろ書いてあったりするし。でも気になって見ちゃうのが人間ですよね。
自分たちに合う住まいってなんなのか?資産価値とかそういう小難しいこと考える前にアイデアを僕も出してみました。
住まいは、複合的な価値の集合である
現代社会において、自分たちが購入する「住まい」とは、単に雨露をしのぐ場所という意味だけではなく、ライフスタイルの選択であります。予算に限りがある以上、すべてを満たした部屋を買うことができないわけでして、旦那様と奥様がそれぞれ考える「住まいに求めるもの」の最大公約数(妥協ともいう)である、価値の集合体であるといえます。例えば、「広さ・日照・新しさ・設備グレード・防犯・コミュニティ・眺望・見栄」などなど・・・ですね。最後に挙げた見栄は決してネタではなく結構大きい要素で、友達をこのマンションに呼びたいか、呼んで自慢できるか、ということはある一定の人にとっては何よりも重視する点であったりします。
何を重視するのか・・・それは人それぞれなので正解はないのですが、まずは二人の価値観が物理的な制約をどこまで許容できるのかを測るのが良いのかと思っております。つまり空間の広さの最低ライン、ということですね。
こればっかりは、図面とにらめっこしてもわかりませんので一回モデルルームを見て、60平米ならこれくらい、70平米なら、90平米なら、、、と広さの感覚をお互い掴むことをおすすめします。
(図面だけじゃわからんと思うんですよ。リビング以外に3部屋用意されているとはいっても収納なしの3畳と収納ありの4.5畳の使い方はだいぶ変わります。画像はパークタワー晴海)
フランス人は服を10着しか持たないので、そういう人は服の収納スペースは極小で済みますね。そういうことを積み重ねて60平米でもOKという人もいれば、蔵書やコレクションを自宅に置くことを何よりも重視して90平米ないとだめ、という方もいます。10年後、15年後の家族の成長をある程度見越した広さの最低ラインを考えましょう。
広さとかけられる予算が決まっていれば、あとは地域選びになってきます。平米あたりの単価はだいたい地域によって決まっていますから、そこを考慮して沿線から選ぶのもよし、地域を固定した上で、新築・築浅ではなく20年〜くらいのマンションを選択して広さを稼ぐというやり方もありです。
日照や眺望については、これも価値観の問題です。共働きで洗濯物はベランダに干さないという方なら南向きにこだわる必要はありませんし、新築マンション棟内で眺望が大きく劣る部屋はかなりの値段差がつきますので、下層階を選ぶと十分に予算範囲内に入れることが可能になるケースもございます。
いくつか見ていくと、相場観というものが形成されると思いますが、大事なのはあまり予算を上げすぎないということです。人は「見栄バイアス」がかかるからです。つまり、「これくらいならいけるだろう」「一生に一回の買い物だから妥協はしたくない、◯◯は我慢してこちらのマンションを選ぼう」などです。家族の出費と維持費が安い最初の頃はいいかもしれませんが、子供が成長しその頃に修繕積立金が大幅アップと重なると目も当てられません。
要は、絶対的な広さ・予算をまず決め、それは固定した上で次のステップに進んだときに、何を妥協するかという選択をしましょう、ということですね。
このあたりは私のケーススタディー集でいろいろ語ってますので、これから住まい選びをする方々はぜひ参考になさってください。
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