【はじめに】
私は不動産会社を経営しているのでお客様から
『マンションは買った方がいいか?』
という質問を常に頂きます。
結論、
『資産性と流動性を意識した上で、購入した方がいい』
です。
この記事は
・マンションを買おうか迷っている
・購入したけど正しかったのか疑問
という皆さんに是非読んで頂きたいです。
購入の大前提として、
『どこに買うか』
が重要です。
【人口≒資産性、流動性】
極端な話、1億円で買ったマンションも将来人口が0人になったら価値も0円になります。
それではマンションを購入した方がいいのかを具体的に検証していきます。
【キャッシュフロー】
マンションを購入するとき比較対象となるのは『賃貸』です。
youtube等を観ても多くのインフルエンサーが『家を買うな』と言っております。
果たして本当にそうでしょうか。
買わない方が良い理由として、
・購入しても価値が下がる
・住宅ローン金利が上昇したら支払えなくなる
が挙げられると思います。
この件については今後の記事で解説致しますが下記の表をご覧ください。
持家の方と賃貸の方で同じ居住費の支出だとすると
35年後マンションの残存価値があるのでトータル居住費が
持家5910万円、賃貸9660万円となります。
持家は、
・売却
・リバースモーゲージ
・リースバック
等で資金かすることができます。
【老後資金】
読者のほとんどの方が
20代~50代の方かと思いますので65歳以降の老後について真剣に考えている方は多くないと思います。
少し前に老後2000万円問題が話題になりました。
当時私は2000万円足りないことよりも、
『居住費が約13000円しか計上されていない』
ことに驚きました。
持家前提で2000万円足りないのです。
下記の表をご覧ください。
老後持家が無い方は賃料10万円として65歳~90歳で3000万円居住費がかかります。
勿論退職金が潤沢、現金が潤沢と心配がない方も一定数いらっしゃるのは事実です。
ですが、この数字を見て一生賃貸で良いとは容易に言えないと思います。
【将来の資産形成】
マンション購入が居住費の資金使途として賃貸よりは有利なものの資産形成としては不十分であると言えます。
老後の住まいや生活を保全するためマンションを購入するのは良いことですが、
実際は貯蓄や投資をして複合的に資産形成すべきです。
35年間住宅ローンを支払うと同時にある程度の金額を投資に回した時の合計資産のシミュレーションになります。
月の手取りが50万円なのでおおよそ世帯年収1200万程度のご家庭となります。
パターンAは居住費を抑え投資に回す方、パターンBはある程度良いマンションを購入される方です。
いずれにしても投資とマンション購入による資産形成を両立させた方が安全です。
【まとめ】
マンション購入は
・老後居住費を抑える
・残存価値があれば換金できる(資産形成)
という点で人生において必要なイベントと言えます。
そこで重要なのは資産たり得るには『どこに買うか』がかなり重要ということです。
なので今後の記事でエリアの重要性について書きたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
「応援メッセージをおくる」内に稲垣さんのお名前がなかったのでこちらで失礼します。
稲垣さんの記事、初心者にとって難しい内容がわかりやすく書かれていてとても読みやすかったです。
次回、エリアの重要性について書きたいと書かれていましたので、ぜひ23区だけではなく
都下や神奈川エリアについても触れて頂けますと幸いです。
記事の更新楽しみにしてます。
メッセージありがとうございます!励みになります!正直私が23区内しか住んだことが無いので都下や神奈川に自信がないのですが調べてアウトプットできるレベルまで達しましたら発信させて頂きたいと思います!これからもよろしくお願い致します!
とてもわかりやすい記事をありがとうございます。
私は「購入したけど、正しかったか疑問」のひとりです。
一目惚れして購入しましたが、資産性という点で心配もあります。
10年以内の住み替えも視野に入れて、これから稲垣さんの記事もよく読んで勉強させていただきます!
コメントありがとうございます!一目ぼれした一点物の愛着のある住まいというのは資産性以上に大切なことだと思います!これからもよろしくお願いします!