人生で一番高い買い物は、家です。
いま、日本は失敗したくない人で溢れています。書店に行くと「成功する◯◯」よりも「失敗しない◯◯選び」のようなタイトルが多いです。
楽観的か悲観的か、そのいい塩梅のバランスで集合体は成り立っているのですがどうも現代の日本人は悲観的な方に秤が傾いている人が多いように感じます。そんなことを感じた本日のお便りです。
差出人: ぺころん
誰に答えて欲しいですか?
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メッセージ本文:
こんにちは、いつも楽しくブログ拝見させていただいております。
世帯年収1300万、金融資産1300万。収入が同程度の30歳同い年夫婦です。
資産は贈与などは受けておらず、独身時から2人でコツコツ貯めておりました。現在は家賃が低いこともあり、毎月30万円貯金しています。
中央区の湾岸で、予算6000万円程度の2LDK中古マンションを探していましたが、タワーマンションへの憧れが出てきてしまい、予算を7500〜8000万円までアップして中古でタワーマンションを買いたい気持ちになっています。
将来子供も1人欲しいのですが、世帯年収1300万で中央区湾岸のタワーマンション購入は無謀でしょうか?
晴海フラッグにも申し込みしようとは思っています。
アドバイスいただけますと嬉しいです!
(※編集部追記:[掲示板] HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)ってどうですか?)
アドバイスですか…「考えるな、買え」贈与なしに毎月30万円貯金できて既に1,300万円貯めることができている夫婦は、国民の上位1%ですよ!いや普通の人は無理です。あなたたち夫婦はとてもすごい!でも・・・貯金が趣味になってしまい、いつしか毎月積み上がるお金の金額にうっとりしていませんか…?
残念ながら、その積み上がるお金がインフレで毀損しそうなんですよね。いつかは自宅購入…と思って貯金していてもそれを上回る凶暴なスピードでマンション価格が上がって行ってしまう。この数年間はまさにそうで、もしかしてコロナ前から夫婦で貯金ゼロだったら、その時に頭金ゼロで買ったほうが良いマンションが買えたかもしれません。もちろんこれは結果論な考え方ではあります。
国力の減少による円安(もしかして、米国金利が下がって円高になるかもしれませんが、相対的な国力の凋落が避けられません)&本格的な労働力人口減少と公共事業削減により建設現場従事者の減少、そして労働規制による労務費の高騰&日本人が買わなくても海外の人がキャッシュでかっさらっていくマーケットの現状。
どれも将来のインフレを予見しています。これからの新築マンションは上がり、中古マンションもつられて高空圏内から降りてきません。
私はいま、月額貯金30万円もできるあなたが、中央区湾岸のタワーマンション(8,000〜9,000万円)を購入するのは、無謀ではないと、断言します。しかし、4年後に同じことは言える自信がありません。
わかっています、未来は予見できないと。
しかし、お金は限りある人生の中で幸せを掴むための道具でしかありません。いい買い物ができることを願っています。もし、湾岸エリアの物件選びで迷ったら、のらえもんへメールしてください。そっと背中を押します。
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質問者です。丁寧にご回答いただきありがとうございました!ご指摘いただいたように、積み上がる貯金残高に価値を見出しうっとりしていた自分に気付きました。
買えない理由ばかりを探していましたが、欲しい物は勇気を出して購入することで自分達の人生を豊かにしていこうという気持ちになりました!
物件に迷ったらご連絡させていただきます。
ありがとうございました!
マンションは貸したらどうなるをよく吟味されるのが一番ですね。