売却検討者へ届け!売れて困るなら売りに出さないこと!

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こんにちは!
ふじふじ太です!

 

最近、続けざまにすでに売却中の売主さんから3件連続で同じようなご相談がございました。

それは、「申し込みが入ってしまって困っています」というご相談です。

一見すると「売り出して申し込みが入ったなら喜ぶべきでは?」と思うのですが、大して説明も受けずに不動産会社から半ば無理やりに売却させられそうになっている方が増えているようです。

 

 

本日のブログでお伝えしたい結論は「売れて困るなら売りに出さないこと」です。

 

 

不動産会社の口車に乗ってしまい高く売れそうだからと言って軽いノリで売りに出すと後々後悔することになります。

 

 

なぜ売るつもりもないのについ売りに出してしまうのか?

 

そもそもなぜ売るつもりもないのについ売りに出してしまうのでしょう。

その背景としては、マンション価格の高騰です。

 

特に売却をする理由がある訳ではないけれども、軽いノリで不動産会社に売却査定をすると驚くほど高く売れる可能性があるということに気が付くでしょう。

 

誰しもが売却益が数千万円出るとわかると、ぐらっと心が揺らぐものです。
そのお気持ちはよくわかります。

 

その結果、営業マンから「今がチャンスです!金利も上がったのでこれから価格下がります!いま売りましょう!」とプッシュされて、深く考えずに言われるがままに売却をスタートしてしまう方が一定数いらっしゃるようです。

 

その時に営業マンがいうセリフの定型文をお伝えします。

「とりあえずチャレンジ価格で試しに売りに出してみませんか?手数料も大幅割引しますよ!」です。

 

 

それが大きな落とし穴なのです。
その手の営業マンはあなたのライフプランなど考えていません。
売却を預かって手数料をもらうことしか頭にありませんから。

 

それを言われた売主さんの心理は、「その価格で売れるなら売ってもいいかも。。さすがに売れないだろうけど。」という緩い動機で売却をしてしまうのです。

 

そして、いざ申し込みが入った後に焦るというパターンです。

 

もっというと、査定をちょろまかされてチャレンジ価格だと思って出した価格は実は全然チャレンジ価格ではなく適正価格で、不動産会社の両手仲介のネタになるという事例もあるやらないやら。

 

 

申し込みが入ってから我に返る

 

申し込みが入ってから真剣に引越し先などを検討し始めた結果、あることに気が付きます。

 

「買い替え先も高すぎて引越し先がない!」です。

 

無理やり買い替えようとすると、今よりも条件が悪くなるお部屋しか見当たりません。

今より駅から遠かったり、築年数が古かったり、今より狭かったりという具合です。

 

一時賃貸に住むといっても、賃貸も結構な額がかかる訳なので、一度住宅ローンのメリットを知ってしまった方はなかなか賃貸に戻るのは抵抗があるでしょう。

 

そこで自問自答がはじまります。

「こんな快適な自宅から引越しする理由ってなんだっけ?こんなことになるなら売りに出さなければよかった。。どうしよう。今からキャンセルするのは買主さんに申し訳ない。困った。」となる訳です。

 

ざっとこのようなお悩み相談が増えております。

 

 

 

総括

 

ここからわかる教訓はひとつです。

「売れて困るならそもそも売りに出さないこと」です。

 

この記事をご覧になっていらっしゃる中でも、売れてからのプランを真剣に考えずに、不動産会社の言われるがままとりあえず高値で募集をしている方もいらっしゃるかと思いますが、あまりおすすめしません。

 

当たり前のことですが、売る理由がないなら売らないことです。
今後価格上がるのか下がるのかなんてことは誰にもわからないのですから、投資家でもない限りは明確な売る理由ができてから売るのがベストです。

 

売れてから買い替え先を探そうとするのもあまりおすすめいたしません。
なぜなら「売り」と「買い」では難易度が全然違うからです。

買い替えの方法論について詳しくは以下ブログをご参照ください。

マンションが売り手市場のいま、「売却先行」の買い替えは失敗する?! おすすめは低リスクの「購入先行」!

 

そもそも大した説明もせず、ライフプランも聞かず、売りたくない方を無理やり売らせるような営業をする不動産会社も悪いですね。

同業として恥ずかしいです。

 

 

税金のお話も一切せず、短期譲渡・長期譲渡の税率の違いや3,000万円特別控除の要件なども触れずに売却を預かる業者もいるらしいです。

売却のタイミングを考える上では必須項目だと思うのですが。。

 

短期譲渡、長期譲渡の争点となる「所有期間5年以上かどうか」については以下記事をご参照ください。

所有期間5年って具体的にいつからいつまで?知らないと損するマンション売却基礎知識【譲渡所得税編】



 

 

私事ですが、本日も湾岸の某超一流マンションの売却相談がありましたが、お客様のライフプランとお考えを聞いて、売らない方が良いですとお伝えしました。

お客様に「不動産会社の方にそう言われるとは思いませんでした(苦笑)」と驚かれます。

 

 

不動産業界がもっと透明化・健全化してほしいという願いも込めて、この記事を書きました。

 

この記事を読んだ方が、納得感のあるより良いご売却をできることを祈っております!

 

本日は以上となります。
ご講読頂きありがとうございました!

 

 

 





 



 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

不動産コンサルティングマスター。2022年MBA取得。現場で仲介営業を10年経験済。取引件数500件以上。賃貸・売買どちらにも精通。多数メディア出演経歴あり(NHKクローズアップ現代・ABEMA TV・香港TV等)。不透明な不動産取引業界を透明化させ、失敗のない購入・売却のサポートをすることが使命!マンション購入は怖くないと発信していきたい!皆さんのマンションライフを応援しています!YouTubeもやっておりますので是非ご覧下さい!

3 件のコメント

  • 匿名 より:

    流石に自業自得すぎる、、、
    自宅の売却をそんな安易に考えてる方がいるんですね。

  • 通りすがり より:

    買い手がいるだけマシでは?
    私が今春に、何か月も掛けて売れた部屋、の同じマンションでは
    2年間も売れずに売却希望を続けている人の部屋もありますよ。
    都心駅近タワマンですけど。価格次第でしょうが、不人気物件なんですね。

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