スムログ1周年、おめでとうございます。諸般の事情によりしばらくお休みをいただいていましたが復活します。
GW、皆さんたくさんMRは訪問されたでしょうか? 私はできていません…
そんなわけで新ネタもないなか、久々にマンション内BBQに参加したので、例によって勝手にシリーズ化してレポートします。
前回はこちら:
マンション共有部BBQガーデンの希少性:芝浦アイランド ケープタワー
今回は、同じ芝浦アイランド内のもう一方の分譲棟 グローヴタワーです。物件概要は次のとおり。
所在地:港区芝浦4-21-1
交通: JR田町駅徒歩8分、都営浅草線・三田線 三田駅徒歩10分
総階数:地上49階
総戸数:833戸
構造:RC
築年月:2006年11月
施工:鹿島建設
売主:三井不動産/三菱商事/(中略)/アイランド開発特定目的会社
私は近隣ということもあり複数の知人から何度か呼んでいただいたことがありますが、かなりお気に入りのBBQスペースです。
グローヴタワーBBQガーデンの特徴
その特徴は、ケープタワーと同様共用部の中庭にありながら、パーティールームや水辺と連続的につながっているところだと思います。ケープタワーと同じく、高層住居誘導地区に指定されているため、アイランド(島)全体が公開空地のような空間になっているうえ、敷地単体でも容積率600%の余裕を誇っています。おかげで、中庭エリアを水辺、BBQスペース、広場などで贅沢に使うことができています。
グローヴタワー自身や、一般道路をはさんだブルームタワーに囲まれていながら閉塞性少なく非日常を醸し出しているのはレイアウトの妙でしょうか。
ちょっと横道に逸れますが、芝浦アイランド内は基本、鹿島建設施工の逆梁ですが、ブルームタワーのみ清水建設施工の順梁です。色味もアースカラーで統一しているだけに。ふたつの構造の際が外観にどう影響するかがはっきり比べられる事例となっており、マニアには堪えられないかと思います。BBQガーデンから見るとこんな感じ。
BBQガーデンはその端からそれぞれ低い壁や飛び石で隔てつつ中庭側に向かって配されているため、運河には一切面していないにもかかわらず、水辺で島らしさを演出しています。
(これから行かれる方へのアドバイスとして、小さい子連れの場合、飛び石で遊んでいると非常に高い確率でこの水辺に落ちるため、着替えが必須です 笑)
植樹も、10年を経ていい具合に延びてきつつ適度に刈り込まれ、管理の良さを感じさせます。
10年といえば、BBQグリルが最近更新されたそうです。これまではアイランドのアースカラーをイメージしたのか煉瓦色に近いものでしたが、最新のものは普通に黒になっていました。プロパンガスを利用するBBQグリルは返却時に倉庫スペースまで自分でゴロゴロ転がし、中の水道で自分できれいに洗うシステムです。このあたりの10年間のノウハウも、参考になりそうです。
他のグループを見ていると、BBQの時間がひととおり終了すると、中庭につながっているパーティールームに移動しておしゃべり&飲みを楽しむ方が2グループいらっしゃいました。
タワーコミュニティの行方
今回のメンバーは、私が以前住んでいた汐留の某URタワー新築当時以来時代のコミュニティからのつながりで、新築当時以来なのでかれこれ干支がひとまわり以上しました。積もる話をしていると、13年経ったこともありますが、来ていた方は全員すっかりURを出てしまっていました。エリアだけでなく賃貸vs分譲の話題にもつながるかと、この10年強でどう散らばったかを思い起こしてしてみました。
身バレの可能性も考慮し(笑)個別の物件名は避けますが、時期的な要因も大きいと思うものの、芝浦・港南を中心とする港区、および中央区はずばり勝どき・晴海、と周辺の湾岸タワー物件に完全に集中していました。
たとえば勝どき・晴海の方のストーリーであれば、UR入居後に生まれたお子さんが銀座・泰明小に入学し、SAPIX東京校に通ったりして(中略)中学に進学、当日のお土産はもちろんGINZA SIXで買ってきた、といった具合です。MRのシアターで見せる動画で時の流れを描くものがありますが、それが10年を経て実際の生活になっているようなイメージです。
自分も含めて一度タワーに住んでしまうと…という自説を強固にしつつ、コミュニティのこれから12年(2039年?!)のさらなる進化に思いを馳せたGWでした。
湾岸タワー煽りふたたび
…と終わろうとここまで書いて、ふと前回のケープの話題執筆のきっかけになった日刊SPA!さんの煽りを思い出し、Twitterで「芝浦アイランド」を検索してみたところ、出ました(苦笑)。「芝浦アイランド?嘘でしょ。遠くない?」
— 都心湾岸丸.returns (@Wangan_M) May 8, 2017
港区内でも、芝浦アイランドは陸の孤島であり、“遠い”の一言に尽きる。同じ港区内にも関わらず、もはや冗談レベルの遠さだ。 https://t.co/yOYvDp6G3I
しげのさんも書いているとおり東京カレンダーの湾岸disりはかねがね筋金入りでしたが、ここまでくるとすがすがしいですね。
まあ、港区のJR駅は新橋、浜松町、田町とオッサン街しかないので、どこも港区女子のオシャレさんな感覚からは遠いのだけは確かです。
港区内格差 Vol.5
— しげの%ゆるふわ系キャラ(自称) (@t_shigeno) May 9, 2017
一部の港区民には“遠征”レベルの芝浦アイランド。そこで開催されるママ会の実態https://t.co/rvLfx5MPwT
東京カレンダーの連載小説にはマウンティング感・上から目線感溢れているものが多いが、それにしても今回のは酷過ぎて気持ち悪いw
どちらの世界がリアルかは、読者の皆さんに委ねます。
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