こんにちは! 住井はなです。
今年からスムログとスムラボのブロガーを兼任しています。新入りとしてスムラボで記事を公開することに力を入れていましたが、年末のご挨拶がてら、スムログにかる~いエントリーを書きます。
今回は、個人的に今、気になっている子ども部屋の家具配置について、とりとめもなく語ろうと思います!
目次
関東を中心に狭小化が進む住宅
都心を中心にまだまだ価格が高騰し続ける市況において、せめてグロスの金額はおさえようと分譲マンションの専有面積はコンパクト化の傾向が見られます。あまりにも狭小化が進み、4LDKや5LDKの住戸が人気になっているという話もありますが、グロス金額を考えると誰でも購入できるわけでもありません。また、賃貸マンションにおいて3畳とかの「超極狭物件」が話題になることも。株式会社 不動産経済研究所が2024年4月に発表した「首都圏マンション 戸当たり価格と専有面積の平均値と中央値の推移」によると首都圏で分譲されるマンションの専有面積の平均値は2013年から2023年の10年間の間に70.77m2から、66.10m2まで徐々に下がって行っています。住宅にかかるコストを抑えられるのは良いことですが、狭すぎる住まいは快適性が失われることもあります。
専有面積が狭くなっても、求められる部屋数は減りません。テレワークのニーズも以前より増えて、作業のためのスペースが必要になり、むしろ部屋数を増やしたいという方もいらっしゃるでしょう。結果、以前は3LDKと言えば70平米のイメージだったのに、60平米台の3LDKが増え、中には50平米台の2LDK+3畳のサービスルームで、実質3LDKっぽくする間取りも見られるように。各部屋の面積が狭くなっているのを感じます。
我が家の子ども部屋事情
各部屋が狭くなって、我が家が一番困っているのは子ども部屋です。私が、結婚前に実家で使っていた部屋は約7畳。今、我が家の子ども部屋は約5畳。部屋の形にもよるので単純に言えないですが、2畳の差は想像以上に大きいです。
新築マンションのモデルルームにも5畳の子ども部屋はありますが、それは超ミニマリストな子どもの想定。いつも“うちの子は、こんなにきれいに生活できないんだよなー”と思いながら見学しています。さらに、ベッドの高さが低かったり、サイズが小さかったり、勉強机がすごくコンパクトだったりして、わが子の実際の生活感とはギャップがあります。
子どもが4歳の時に今の家に引っ越しました。購入時から、洋室の一つを子ども部屋にするイメージはありましたが、未就学の間は主寝室で家族一緒に寝ていました。でも、小学生になった途端、自分の部屋で寝ると言い出しました。何歳からひとりで寝るようになるかは、家庭の事情やお子さんの性格にもよりますが、小学1年生で子ども部屋がほしいと言い出すのは、比較的、早い方なのかなと思います。
我が家は、バルコニー側に洋室とリビングが並ぶタワマンのワイドスパン住戸によくある間取りで、子ども部屋の間取りはありがちな細長洋室。バルコニーに柱があり、窓は部屋の半分の幅の腰高窓で暗くなりがちです。
間取図上のサイズはもう少し大きいのですが、内法面積をメジャーで測ると、横幅は192cm、縦は412cm。
「田の字」プランにありがちな柱や玄関のシューズクローク部分の食い込みは無いですが、ドアの横にある収納の前は使えないので、実質、192㎝×330㎝に家具を置くことになります。
洋室の面積がコンパクトになれば、収納力も減ります。布団をしまうスペースがないので、ベッドを入れることにしましたが、約5畳の部屋は細長く、2mのベッドを横向きに入れることは不可能。縦にベッドを入れるとスペースがなくて、家具配置が難しくなりました。
部屋の収納は小さく、服を入れたらもういっぱい。
上部の手が届かないスペースには季節外れの服を収納し、衣替えの季節ごとに入れ替えています(収納は高さ、大事。梁の下の収納で高さが低いと想像以上に収納力がありません)。
勉強机の上部棚に勉強道具や教科書などを入れますが、読書用の本や雑誌は入りきらないので、もう一つ本棚を兼ねる収納を置きます。例えば、ディズニーで買ったポップコーンバスケット、USJで買った魔法の杖もここに置いています。リュック・バッグなども収納や勉強机の周りにかけてあったりします。そうなると大きめのおもちゃを入れるスペースがない状態でした。
新しくベッドを購入し、その下を収納スペースにすることで、収納問題は解決したのですが、ベッドの高さが出たことで存在感があって、部屋の大半がベッドかのように感じる部屋になってしまいました。
さらに、小学校3年生になったら、子どもがお友達を呼んでお泊り会をしたいと言うようになりました。
ベッドを縦に置いているので、ベッドの横は90cm弱になります。約90cmの敷き布団(マットレス)を強引に置いたところで、歩くところはないし、隣のベッドが高すぎて圧迫感があります。泊まりに来たお友だちが快適ではなさそうだし、気軽にお泊り会が開催できる状態でもありません。
完全に脱線しますが、寮みたいな2段ベッドが複数入っているパーティールームがあるマンション、羨ましいです。例えばパークタワー勝どきのゲストルーム。現在、販売中のマンションだと、他にパークタワー渋谷笹塚にも2段ベッドのゲストルームが一つできるようです。ベッドが複数あるゲストルームがあるなら、小学生の間はゲストルームでお泊り会すればいいかなーと。子どもたちだけではちょっと心配なので、私も一緒にゲストルームで寝ます!笑
約5畳の子ども部屋の家具配置を考える
我が家は細長い5畳なので家具配置に苦労しましたが、同じ5畳でも、形やドアの形状によっては、余裕の場合もあります。いろいろな物件の間取り図から5畳の洋室を探して、なんとなーく縮尺を合わせ、同じサイズのベッドと学習机を配置してみました。
なお、壁の厚さ・梁・カーテンボックス、配管スペース、収納スペースのサイズの正確さ…などなどは無視しています。
ざっと配置してみると、細長すぎない、あるいは、適切に引き戸が採用されている洋室であれば、家具配置しやしそう?
正方形に近い部屋なら、ベッドと並行してお布団を敷いても圧迫感少なくできそうだとわかりました。
いろいろな人に子ども部屋をどうしているかを聞いてみた
こうなると、他のお家の子ども部屋事情が気になって、知人に聞きまくりました。まず、想像以上に子ども部屋がない、兄弟(男女でも)で共用というご家庭が多かったです。小学校3年生(兄弟なし)の男の子で、子ども部屋がなく、母親と主寝室に寝て、荷物も主寝室に全部置いてあるというお家もある一方、一戸建てで、4人兄弟全員に子ども部屋がある(うらやましい!)1人1部屋のお家もありました。
聞きまくった中で、印象に残ったケースをいくつか紹介します。
ケース1:子ども部屋は寝るだけの部屋
子ども部屋は約4.5畳と狭めだが、「寝るため」と「荷物を置くため」のスペースと割り切っていて、起きている時はほぼリビングで過ごす。勉強もリビング。狭いので、寝ている時以外はほぼ子ども部屋にいないとのこと。実際、我が家も子どもがリビングにいる時間が長いです。子どもの勉強を見るときもリビングで勉強させます。子どもの年齢によっては、これでいいのかも。
ケース2:田の字間取りの洋室の条件差を補うメリットを付けて解決
夫婦と中学生と小学生の4人暮らし。リビング横の洋室がウォールドアで仕切れる3LDKの「田の字」プラン。プライバシー確保しづらいリビング横の部屋を誰が使うかもめたが、共用廊下側の部屋の場合は、子ども部屋のドアを基本閉めない、リビング横の部屋はドアを閉めてもいいというルールにしたら、お兄ちゃんがリビング横を選んだとのこと。
田の字のリビング横の部屋をどう使うかは、以前、お便り返しを書いたこともあります。
ウォールドアで可変の間取りというのはリビングを広く使えるという意味で魅力ですが、部屋の割り振り時には困ることもありますね。
ケース3:夫婦の力関係が部屋割りに大きく影響
主寝室に2段ベッドを入れて、小学生の兄弟(男女)が上下で寝て、母親は2段ベッドの横に布団を敷いて寝る。旦那さんは、主寝室よりも狭い洋室(本来子ども部屋となりそうな部屋)に一人で寝ている。天井高2.6mで2段ベッドを入れることについて聞いたところ、高さを抑えた2段ベッドにしていて、上のベッドで子どもが上半身を起こしても天井に頭をぶつけない。ただ、まっすぐに立つことはできないとのこと。
子どもの性別が男女なので、ゆくゆくどうするの?と聞いたところ、リビング横の洋室を今、夫婦のテレワークスペースとして使っているので、そこを開け渡すしかないかなと考えているそうです。このケースも誰がリビング横の洋室を使うのか問題が発生しそうです(ママ友は夫の部屋にしたいと言っていました…)。
ケース4:子ども部屋を最優先! 親がソファで眠る?!
中学受験を控えるお兄ちゃんに一部屋(夜遅くまで勉強することもあるので)、妹に一部屋あり、母親は普段は妹の部屋で一緒に寝ている。妹のベッドが親子ベッドで、寝るときに引き出して使う。お友だちが泊まりに来た時は、そのサブベッドを譲って母親はリビングのソファで寝るそうです。
1泊くらいならソファでも全く問題なく寝られますね(というか、寝られるくらいのソファを置いた方がいろいろ便利)。
ケース5:家族全員で川の字で寝る仲良しファミリー
兄弟(男女)で荷物を置いたり、勉強したりするための子ども部屋があり、寝るときは主寝室に家族全員で川の字になって寝ている。これが一番平和な気がしましたが、子どもの性格にもよりますね。あと、インフルエンザなど感染症にかかった時が大変そう。
子ども部屋の写真もいろいろ見せてもらいましたが、一番きれいだったのは棟内モデルルームを家具ごと購入したお家の子ども部屋。子ども部屋もモデルルームそのままなので、ベッドも低く、我が家とほぼ同じ専有面積なのにすごく広く感じました。この場合、子どもの持ち物や服がある程度少なくないとキレイに過ごせないので、部屋をきれいなまま使えている写真を見て、すごいなと思いました。
話を聞かせてもらう中で多かったのが、夫婦で同じ部屋に寝てない家庭。理由はほぼ夫のいびき(苦笑)。
「部屋数が少ないなら夫婦で寝るしかなくない?」と言っても、「絶対嫌だ。眠れないもん」と言われました(しかもそのスタンスのママ友が複数人いました)
また、男性(パパ)でも、「妻と一緒に寝たくない」という方もいました(理由は聞いてない)。
部屋数の前に夫婦関係を整えることの方が大事かも?!
今関心あることを書きなぐっただけになってしまいましたが、今年最後(2本目)のエントリーとさせていただきます。
来年もよろしくお願いします。
————————-
姉妹サイト、スムラボでも記事を書いています!
良記事ですね!
わたしも部屋の使い方には悩んでました。
4年前に結婚を機に購入した新築マンション、80平方メートルと広めの3LDKですが、やはり1室はリビングウォールドアタイプ。
ありがたいことに子供が2人誕生し、3歳の娘と1歳の息子がいます。
将来的にヤバいどころか…すでに手狭感!
マンションを諦めて売却して、4LDK+SSSくらいの注文住宅(Sは3帖くらいの多目的スペース)を建てようか悩んでたくらいです。
これもありがたいことに購入したマンションは当時6000万円弱でしたが、今は査定9500万円。3000万円程度の売却益が見込めるので、土地5000万円+建物5000万円で郊外に延床130平方メートルの注文住宅建てるのがQOL爆上がりでは??と検討していたのです。
しかし、気に入っているマンションを手放す決断もなかなかできず。。
そして閃きました。マンション内に部屋を買い増そう!ということで、同一マンション内に存在する単身向けの部屋を4000万円で買い増して、パパの寝室兼ワークスペース兼クローゼット兼荷物置きにしたのでした!(今年引渡し無事完了しました
通りがかりさん さん
読んでいただいてありがとうございます!
同一マンションでの買い足し!理想的ですね。
もし買えるなら私も真似したいパターンです。
家で記事を書くのが全然はかどらず、家以外の作業場がほしいなと思うことがあるので…
荷物置きを作ることで、もともとの家がすっきりキレイに片付きそうですね。